基礎化学(新スタンダード栄養・食物シリーズ19)

出版社: 東京化学同人
著者:
発行日: 2020-12-15
分野: 栄養学  >  栄養学一般
ISBN: 9784807916825
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商品紹介

ものを食べるということは,他の生物が作り出した物質(栄養素)を摂取することであり,そこから生命活動に必要なエネルギーを生体成分を得てわれわれは生きている.この過程は物質の変化,つまり化学反応の連続であり,化学反応を理解しないと栄養学も食物学も意味のわからないお経のようになってしまう.逆にいうと高校~大学初等レベルの化学やその方法論を身につけていれば,この過程の本質や論理をしっかり理解できる.本書は食物学や栄養学に必要という観点から,高校と大学初等レベルの化学をまとめなおしたものである.高校の教科書を捨ててしまった人もぜひ本書を傍らに置き,栄養学や食物学を学んでほしい.

目次

  • 第Ⅰ部 物質の関係
    1.原子の構造と周期表
    1・1 物質,純物質と混合物
    1・2 元素と元素記号,単体と化合物
    1・3 原子の構造,同位体,電子配置
    1・4 周期表
    2.化学結合
    2・1 イオンとイオン結合
    2・2 金属結合
    2・3 共有結合
    2・4 配位結合
    2・5 分子間の相互作用(分子間力)
    3.有機化合物― 特徴と立体化学
    3・1 有機化合物の特徴,構造と命名法
    3・2 主要な官能基
    3・3 立体化学― アミノ酸,単糖,脂肪酸を例に
    3・4 生体を構成する高分子
    4.さまざまな元素と無機物質
    4・1 非金属元素
    4・2 典型金属元素
    4・3 遷移金属元素

    第Ⅱ部 物質の変化
    5.物質量と濃度,状態変化
    5・1 原子量,分子量,式量
    5・2 モルとアボガドロ定数
    5・3 溶解と濃度― モル濃度,規定度
    5・4 状態変化― 固体,液体,気体
    5・5 蒸気圧と蒸気圧曲線
    5・6 絶対温度
    5・7 モル沸点上昇,モル凝固点降下
    5・8 溶液の性質― 溶解度,希薄溶液の性質,コロイド
     
    6.化学変化と化学反応式
    6・1 化学反応式,質量保存の法則
    6・2 化学反応式が表す量的関係
    6・3 食物栄養学分野で現れる化学反応式の例

    7.酸と塩基の反応
    7・1 酸とは,塩基とは
    7・2 水素イオン濃度とpH
    7・3 酸・塩基の強弱と解離定数
    7・4 中和滴定
    7・5 緩衝液と緩衝作用

    8.酸化還元反応
    8・1 酸化と還元
    8・2 酸化還元反応の化学式と量的関係
    8・3 金属のイオン化傾向
    8・4 酸化還元電位
    8・5 生体や食品にかかわる酸化還元反応

    9.熱力学と化学反応,反応速度論
    9・1 熱力学の第一法則
    9・2 熱力学の第二法則
    9・3 化学平衡と熱力学
    9・4 化学反応速度
    9・5 酵素反応の速度論

    10.測定と分析
    10・1 定性と定量
    10・2 測定値の取扱い

    付録: 単位と簡単な数学
    A・1 基本的な単位
    A・2 組立単位
    A・3 指数と対数―常用対数と自然対数
    A・4 微分と積分の公式
    章末問題の解答

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