股関節の痛みと向き合うための5章
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目次
- 第1章 この本でお話ししたいこと
痛みから逃れたい
保存療法か、手術か
玉石が混じった医療情報
医師のことばと患者の気持ち
保存療法が有効な場合
手術による痛みからの解放
人によって異なる手術のタイミング
手術結果を左右するリハビリテーションの中味
患者のこころに寄り添う医療者
地域連携(病診連携)の力
周囲の理解との板挟み
最終的に決断するのは“自分”
病気との共存
第2章 これだけは知っておきたい変形性股関節症の話
圧倒的に女性に多く出現する
股関節のつくり
病気の進み具合は4段階に分けられる
日本人に多い二次性の変形性股関節症
X線画像と症状は一致しないこともある
治療の第一目標は、痛みを取り除くこと
保存療法が有効かどうかは予測できる
運動療法(筋力強化)は専門家の指導の下で行なう
鎮痛剤活用のすすめ
若くて病期が進行していない場合の骨切り術
近年、飛躍的に進化した人工股関節
人工股関節の耐用年数が延びた理由
手術をより安全なものにした術式の進歩
減少した術後合併症
人工股関節の再置換はどのような時に必要か
手術は、決意するタイミングが大切
「手術をすればすべて終了」ではない
第3章 より良い治療を目指す地域の連携
人工股関節置換術の件数が最も多い神奈川県
患者に迷いがある間は、手術を勧めない
患者とじっくり向き合える理学療法士
理学療法士の目
手術を決意するとき
大切な術前リハビリテーション
大幅に延びた人工股関節の寿命
痛みのがまんし過ぎは、ほかにも悪影響
術後の生活制限は無くなりつつある
退院後に欠かせない術後リハビリテーション
術後リハビリテーションは、近くのクリニックで
身近なリハビリテーション施設の紹介
リハビリテーション施設を選ぶときのチェックポイント
将来のリハビリテーションのあり方
第4章 変形性股関節症と向き合う人たち
【保存療法】幼少期に受けた手術へのトラウマから、
成人後も手術を避け、保存療法だけで乗り越えてきた
【保存療法】自分に合った保存療法を続けた結果、股関節の状態は末期でも、
さほど不自由なく自立生活を続けている
【保存療法】手術を避け、患者参加型の保存療法で痛みを克服する
【保存療法】徹底した保存療法で、痛みと関節可動域を改善する
【手術→保存療法】幼少期に受けた複数回の手術により、両脚の状態は限界に達する。
不自由さと折り合いをつけながら日常生活を送る
【保存療法→手術】各地の病院を訪ね、遠隔地で半年以上におよぶ手術と
術後リハビリテーションを受けた結果、職場復帰を果たす
【保存療法→手術】保存療法にこだわり、80歳を過ぎてから人工股関節置換術を
決断したことへの複雑な思い
【手術】若い頃に骨切り術を受ける。60歳代で受けた人工股関節置換術により、歩行が改善
【保存療法→手術】保存療法を続けてきたが、将来への不安から、
両側の人工股関節置換術を決断
【手術】50歳代で変形性股関節症と診断。曲折の末、両側の人工股関節置換術と片側の
人工膝関節置換術を受け、順調に社会復帰
第5章 運動と日常生活へのアドバイス
股関節から見た 良い運動 悪い運動とは
尿失禁の悩みから解放されたい
履物とインソールにもっと注意を向けて
こころのケアがもたらす効果を大切に
骨や筋肉のために良い運動と栄養について
術後の運動時に気をつけたい5つのこと
手術後、筋肉はどのように回復していくか
手術後に現れる痛みとの向き合い方