間違いだらけの緩和薬選び Ver.4

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2021-07-10
分野: 臨床医学:一般  >  癌/腫瘍一般
ISBN: 9784498117112
電子書籍版: 2021-07-10 (4版1刷)
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商品紹介

ロングセラーの最新版.第3版刊行から約3年半ぶりの改訂です.新たな強オピオイド注射薬であるヒドロモルフォン注射薬,ナルデメジンに続く最新の便秘薬など,新たな薬剤に関する情報を追加しました.苦痛緩和とコストのバランスを重視した「費用対緩和」の思想を軸に,一般病院・大学病院・在宅・ホスピス,そしてクリニックのすべてを経験している著者ならではの総合的視点から,正しい緩和薬の選び方に迫ります.

目次

  • はじめに
      使用上の注意
      緩和スペクトルの見方

    序章 がんの患者さんの苦痛を取る時のポイント薬を適切に使用するための
       (薬以外の)基礎知識
        がん終末期予後判断指針(大津版)

    【1】ベタメタゾン,デキサメタゾン,プレドニゾロン
      1. 概略
         処方例
      2. 疼痛に対して
      3. 全身倦怠感に対して
      4. 食欲不振に対して
      5. 呼吸困難に対して
      6. 嘔気・嘔吐に対して
      7. 胸水・腹水に対して
      8. 腸閉塞(下部消化管閉塞)に対して
      9. 下肢浮腫に対して
      10. その他に対して
     [Column]最後に一口コラム,及び在宅にて
     [Column]ステロイドとコスト
         説明例

    【2】ミダゾラム
      1. 概略
         処方例
      2. 疼痛に対して
      3. 全身倦怠感に対して
      4. 呼吸困難に対して
      5. 嘔気に対して
      6. 不眠に対して
      7. せん妄に対して
      8. その他
     [Column]最後に一口コラム,及び在宅にて
     [Column]鎮静薬とコスト
         説明例

    【3】疼痛の治療法
        ■処方の前に……
      1. 侵害受容性疼痛の内臓痛
      2. 侵害受容性疼痛の体性痛
      3. 神経障害性疼痛
      4. その他(腸蠕動痛や筋肉の痛みなど)
     A アセトアミノフェン
     [Column]アセトアミノフェンとコスト
     B NSAIDs
         処方例
     [Column]NSAIDsとコスト
     C オピオイド
     [Column]トラマドールとコスト
     D モルヒネ
     [Column]モルヒネとコスト
     E オキシコドン
     [Column]オキシコドンとコスト
     F フェンタニル
     [Column]フェンタニルとコスト
     G ヒドロモルフォン
     [Column]ヒドロモルフォンとコスト
         ピコスルファート液の使い方の1例
     [Column]便秘薬とコスト
     [Column]嘔気対策薬とコスト
         オピオイド副作用対策処方例
         オピオイドレスキュー設定法
        ■フェンタニル口腔粘膜吸収剤について
     [Column]レスキューとコスト
        ■オピオイドの開始処方
         オピオイドの増量法
         オピオイド開始処方例
     [Column]オピオイドの注射薬とコスト
      1)持続痛がメインのパターン
      2)突出痛がメインのパターン
     [Column]ゾレドロン酸とデノスマブのコスト
         骨転移痛の処方例
     【鎮痛補助薬のすべて】
      1 プレガバリン
      2 デュロキセチン
      3 ミルタザピン
         処方例
         鎮痛補助薬の処方例
     [Column]神経障害性疼痛の鎮痛補助薬とコスト
         神経障害性疼痛の処方例
        ■痛みの分類 〜事例と画像で考える〜

    【4】ブロマゼパム坐剤
         ブロマゼパム坐剤の処方例
     [Column]ブロマゼパム坐剤のコスト
         説明例

    【5】呼吸困難の治療法
         呼吸困難緩和の頓用薬
         呼吸困難緩和の定時薬
     [Column]呼吸困難薬とコスト
         説明例

    【6】フェノバルビタール(注射と坐剤)
         ミダゾラム等で鎮静不良の場合に
     [Column]フェノバールとコスト
         説明例

    【精神症状の治療薬】

    【7】せん妄の治療薬
      A クエチアピン
      B ペロスピロン
      C ハロペリドール
         せん妄緩和の定時薬
     [Column]せん妄対策薬とコスト

    【8】不安の治療薬
      ◆抗不安薬
         不安緩和の治療薬
     [Column]抗不安薬とコスト
         説明のポイント

    【9】睡眠障害の治療薬
         不眠の治療薬
     [Column]睡眠系薬剤のコスト
         質問と説明のポイント

    【10】抑うつの治療薬
         抑うつの治療薬
     [Column]抗うつ薬とコスト
         説明

    【消化器症状の治療薬】

    【11】消化管閉塞の治療薬
      ◆オクトレオチド
         消化管閉塞の治療薬
     [Column]オクトレオチドとコスト
         説明

    【12】腸蠕動痛の治療薬
      ◆ブチルスコポラミン
     [Column]ブスコパンとコスト
         ブチルスコポラミンの処方例
         説明

    【13】嘔気・嘔吐の治療薬
         嘔気・嘔吐の治療薬
     [Column]制吐薬とコスト
         説明

    【14】便秘の治療薬
         下剤の処方例
     [Column]便秘薬とコスト
         説明

    【その他の身体症状の治療薬】

    【15】高カルシウム血症の治療薬
         高カルシウム血症の治療
     [Column]高カルシウム血症治療薬のコスト
         説明

    【16】浮腫・腹水の治療薬
         浮腫・腹水の治療
     [Column]利尿系薬剤とコスト
         説明
    【17】めまいの治療薬
         めまいの治療薬
     [Column]めまいの薬剤とコスト
         説明

    【18】口腔カンジダ症の治療薬
         口腔カンジダ・食道カンジダの治療薬
     [Column]口腔カンジダ治療薬とコスト
         説明

    【19】抗菌薬と皮下点滴
        ■皮下点滴をご存じですか? その歴史
         在宅での抗菌薬使用例
     [Column]抗菌薬とコスト
         説明

    【20】皮膚転移の悪臭に
        ■おまけ 褥瘡治療の処方
     [Column]メトロニダゾール軟膏のコスト
         説明

      おわりに

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

序章 がんの患者さんの苦痛を取る時のポイント 薬を適切に使用するための ( 薬以外の ) 基礎知識

P.14 掲載の参考文献

(1) ベタメタゾン, デキサメタゾン, プレドニゾロン

P.33 掲載の参考文献
5) 武田文和, 他監訳. トワイクロス先生のがん緩和ケア処方薬. 医学書院 ; 2013.
6) Non-Steroidal anti-inflammatory drugs-Dexamethasone <http://www.palliativedrugs.com/> [accessed 3 June 2017].
14) Treatment and Prognosis of Neoplastic Epidural Spinal Cord Compression, Including Cauda Equina Syndrome-UpToDate. https://www.uptodate.com [accessed 4 June 2017].

(2) ミダゾラム

P.47 掲載の参考文献

(3) 疼痛の治療法

P.149 掲載の参考文献
1) 武田文和, 他監訳. トワイクロス先生のがん緩和ケア処方薬. 医学書院 ; 2013.
7) 武田文和, 他監訳. トワイクロス先生の緩和ケア処方薬. 第2版. 医学書院 ; 2017.

(6) フェノバルビタール ( 注射と坐剤 )

P.164 掲載の参考文献

[ 精神症状の治療薬 ]

P.175 掲載の参考文献
1) 上村恵一, 他. がん患者の精神症状はこう診る 向精神薬はこう使う. じほう ; 2015. p.61.
4) 上村恵一, 他. がん患者の精神症状はこう診る 向精神薬はこう使う. じほう ; 2015. p.5.
5) 上村恵一, 他. がん患者の精神症状はこう診る 向精神薬はこう使う. じほう ; 2015. p.6.
7) 町田いづみ. せん妄スクリーニングツール (DST) の作成. 総合病院精神医学. 2003 ; 15 (2) : 150-5.
9) 森田達也. 「身の置き所のなさ」-概念とその変遷. 緩和ケア. 2015 ; 25 (2) : 93.
10) 森田達也. 終末期の苦痛がなくならない時, 何が選択できるのか? 苦痛緩和のための鎮静〔セデーション〕. 医学書院 ; 2017. p.69.
P.187 掲載の参考文献
P.196 掲載の参考文献
1) Depression in Adults : Recognition and Management In : Guidance and Guidelines. NICE. <https://www.nice.org.uk/guidance/cg90/chapter/1-Guidance#treatment-choice-based-on-depression-subtypes-and-personalcharacteristics> [accessed 18 June 2017].

[ 消化器症状の治療薬 ]

P.205 掲載の参考文献
P.209 掲載の参考文献
P.216 掲載の参考文献

[ その他の身体症状の治療薬 ]

P.232 掲載の参考文献
P.245 掲載の参考文献
6) Gill S, et al. Hypodermoclysis in the treatment of dehydration. Am Fam Physician. 2001 ; 64 : 1516, 1518-9.
7) Sasson M, et al. An alternative infusion technique. Am Fam Physician. 2001 ; 64 : 1575-8.
8) 日本緩和医療学会, 編. 終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン (2013年版). 金原出版 ; 2013.
10) Farrand S, et al. Safe, simple subcutaneous fluid administration. Br J Hosp Med. 1996 ; 55 : 690-2.
12) 東口高志. がん悪液質の概念と最近の動向. In : 日本緩和医療学会, 編. 終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン (2013年版). 金原出版 ; 2013. p.46-52.
13) 川上嘉明. 自然死を創る終末期ケア. 現代社 ; 2008.
14) Woodall HE. Alternatives to rehydration during hypodermoclysis. Am Fam Physician. 2002 ; 66 : 28 ; author reply 28, 30.
15) 淀川キリスト教病院. 緩和ケアマニュアル. 最新医学社 ; 2007.
17) 武田文和, 他監訳. トワイクロス先生の緩和ケア処方薬. 第2版. 医学書院 ; 2017.

おわりに

P.252 掲載の参考文献
恒藤暁. 系統緩和医療学講座 身体症状のマネジメント. 最新医学社 ; 2013.
森田達也, 白土明美. 緩和治療薬の考え方, 使い方. 中外医学社 ; 2014.
日本緩和医療学会. がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2014年版. 金原出版 ; 2014.
日本緩和医療学会. 専門家をめざす人のための緩和医療学. 南江堂 ; 2014.
恒藤暁. 最新緩和医療学. 最新医学社 ; 1999.
淀川キリスト教病院, 編. 緩和ケアマニュアル 第5版. 最新医学社 ; 2007.
姫井昭男. 精神科の薬がわかる本. 第2版. 医学書院 ; 2011.
姫井昭男. 向精神薬の使い方に差がつく本. 中外医学社 ; 2013.
武田文和, 監訳. トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント. 医学書院 ; 2003.
武田文和, 他監訳. トワイクロス先生の緩和ケア処方薬 第2版. 医学書院 ; 2017.
恒藤暁, 岡本禎晃. 緩和ケアエッセンシャルドラッグ. 医学書院 ; 2008.
日本緩和医療学会教育研修委員会, 厚生労働省科学研究費補助金がん臨床研究事業木澤班, 日本サイコオンコロジー学会. PEACE (「症状の評価とマネジメントを中心とした緩和ケアのための医師の継続教育プログラム」) スライド.
日本緩和医療学会, 緩和医療ガイドライン作成委員会. 日本緩和医療学会の各種ガイドライン. 金原出版.
大津秀一. 世界イチ簡単な緩和医療の本-がん患者を苦痛から救う10ステップ 第2版. 総合医学社 ; 2015.

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