一歩進んだ緩和医療のアプローチ

出版社: 南江堂
著者:
発行日: 2022-07-15
分野: 臨床医学:一般  >  癌/腫瘍一般
ISBN: 9784524231263
書籍・雑誌
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5,280 円(税込)

商品紹介

薬物療法のほか,従来のガイドラインやテキストではあまり記載されてこなかった神経ブロックや放射線治療,IVRなどの非薬物療法まで,一歩進んだ緩和ケアのアプローチを包括的に紹介.フローチャート化された症状別の治療戦略,難治例におけるチャンピオンケースを読み進めることで,“標準治療でうまくいかない場合の次の一手”が身につく.各専門科のエキスパートによる実践知と工夫を結集し,緩和医療の可能性を広げるヒントとなる一冊.

目次

  • 第I章 難しい症状の緩和に役立つ治療法
     1.薬物療法
     2.神経ブロック
     3.放射線治療
     4.IVR(画像下治療)

    第II章 その難しい症状、どう緩和する?
     A. 痛み
      1.頭蓋底骨浸潤による痛み
      2.三叉神経領域の腫瘍による痛み
      3.胸壁浸潤による痛み
      4.腕神経叢浸潤による痛み
      5.骨盤内・骨盤底の病変による痛み
      6.がん誘発性骨痛
      7.悪性腸腰筋症候群
      8.筋筋膜性疼痛
      9.化学療法誘発性末梢神経障害
     B. 痛み以外の症状
      1.消化管閉塞
      2.腹水貯留
      3.オピオイドによる消化器症状(悪心・嘔吐、便秘)
      4.呼吸器症状(呼吸困難・咳嗽)
      5.浮腫
      6.出血
      7.皮膚・軟部組織の病変
      8.不眠

    第III章 こんな難治例、エキスパートはどう対処する?
     Case1.やっぱりメサドン
     Case2.μオピオイド+ual acion analgesicの併用療法で鎮痛の質を高める
     Case3.「座ると痛い!」に仙骨硬膜外エタノール注入法
     Case4.食事による痛みに内臓神経ブロック
     Case5.痛みはとってほしいけど、自動車の運転はしたい!
     Case6.なかなかとれない背部痛に腰内臓神経ブロック
     Case7.腹部の緊満感に胸部持続硬膜外ブロック
     CaseEx. 直腸テネスムス
     Case8.この激痛をどうにかしてほしい!―持続くも膜下鎮痛法
     Case9.小児の難治性疼痛には…
     Case10.心臓腫瘍への放射線治療で症状緩和
     Case11.全肝照射で上腹部痛がなくなり食欲も改善
     Case12.全脳全脊髄照射で髄膜播種を治療しPS改善
     Case13.放射線治療で鼻出血を止血、腫瘍も縮小
     Case14.乳癌の出血を放射線医療で止血
     Case15.胃出血を放射線治療で止血
     Case16.進行性乳癌に動注化学療法で局所を制御
     Case17.卵巣癌腹膜播種による痛みにRFA実施
     Case18.指への転移による接触時の痛みにTAE実施
     Case19.ステント留置で上肢の浮腫が速やかに改善
     Case20.CIPNに円皮鍼で自己効力感アップ

    COLUMN
     1.あきらめない緩和照射~医師にも知ってほしいこと~
     2.IVRによるルートの取り方
     3.放射線治療の緩和効果は骨転移だけ?
     4.鍼灸治療
     5.アロマセラピー
     6.認知行動療法
     7.μオピオイド注射薬とトラマドール注射薬の併用

    付録
     1.緩和医療で実施されるIVR手技
     2.略語一覧

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