脂肪乳剤ナビゲータ

出版社： フジメディカル出版
著者：
発行日： 2023-01-25
分野： 栄養学  >  栄養学一般
ISBN： 9784862702517
電子書籍版： 2023-01-25 （第1刷）
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商品紹介

日本製の脂肪乳剤がなくなってしまうかもしれない！
そんなことにならないよう、医療現場でしっかりと、きちんと、脂肪乳剤を使ってほしい。
脂肪乳剤の歴史から、代謝と特徴、適切な投与と管理。ちゃんと理解して使えてますか？
目次を見渡して自信がない項目があるなら、ぜひ読んでください。

目次

  • プロローグ：なぜ，日本では脂肪乳剤が使われないのか？その問題点と対策

    第1章　脂肪乳剤に対する日本の医療者の考え方と脂肪乳剤の歴史
    【1】日本の栄養管理の現状と脂肪乳剤
    【2】現在の日本の脂肪乳剤使用における問題点
    【3】日本への静脈栄養導入の歴史
    【4】現在の日本の医療従事者の脂肪乳剤に対する考え方
    【5】脂肪乳剤開発の歴史
    《1》世界初の脂肪乳剤は日本で開発された
    《2》イントラリピッド：Intralipidの開発と日本の対応，日本製脂肪乳剤
    【6】脂肪乳剤の現状と，われわれがなすべきこと

    第2章　日本では脂肪乳剤はどのくらい使われているのか？
    【1】脂肪乳剤に関する全国アンケート調査結果
    【2】脂肪乳剤の使用状況に関する調査結果
    【3】調査結果からの，本邦における脂肪乳剤使用状況についての推察

    第3章　脂肪乳剤とは（代謝，製剤の特徴）
    【1】脂肪乳剤とは
    【2】人工脂肪粒子の血中代謝
    《1》トリグリセリド値が異常高値，なんと850mg/dL！
    《2》脂肪乳剤の粒子は網内系細胞に取り込まれるのか？ 加水分解されるのか？
    《3》人工脂肪粒子はカイロミクロンと同じように血管内で代謝されるのか？
    《4》日本人における脂肪乳剤の安全な投与速度の決定
    【3】卵黄リン脂質の代謝
    【4】脂肪乳剤中のリン
    【5】脂肪乳剤中の大豆タンパク
    【6】脂肪乳剤中のビタミンK
    【7】脂肪乳剤中のフィトステロール
    【8】脂肪乳剤中のビタミンE
    【9】脂肪乳剤使用上の問題点 －添付文書から考察する

    第4章　脂肪乳剤を投与する目的
    【1】必須脂肪酸欠乏症（essential fatty acid deficiency：EFAD）予防のため
    【2】有効なエネルギー源であるから
    【3】脂肪肝（fatty liver）の抑制
    【4】NPE/N比の調整
    【5】CO2発生量の低減
    【6】高血糖の予防
    【7】末梢静脈栄養における静脈炎の予防

    第5章　脂肪乳剤の投与方法・管理方法
    【1】 脂肪乳剤の投与速度
    【2】 脂肪乳剤はどのくらいの量まで投与できるのか？
    【3】 10%製剤と20%製剤，どちらを選択する？
    【4】 投与経路の選択
    【5】脂肪乳剤をTPNラインに側注の形で，TPN輸液と並列で投与できることを証明した実験について
    【6】脂肪乳剤をTPN輸液投与ラインに側注する場合，両者はほとんど分離して流れる
    【7】参考：過去の脂肪乳剤の投与方法について
    【8】さまざまな薬剤とイントラリポスとの配合変化のデータが必要
    【9】脂肪乳剤の投与経路について
    《1》DEHP〔di-(2-ethylhexyl) phthalate；フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル) 〕
    《2》ポリカーボネート

    第6章　脂肪乳剤投与と感染
    【1】脂肪乳剤を投与した場合にはカテーテル関連血流感染症発生頻度が高い？
    【2】脂肪乳剤中での微生物増殖に関する報告
    【3】脂肪乳剤中での微生物増殖に関する実験
    【4】脂肪乳剤の投与に使用する輸液ラインの交換頻度について

    第7章　長期間、CVポートから脂肪乳剤を投与すると，カテーテルが閉塞する恐れがある！
    【1】長期CVポート使用症例における脂肪乳剤関連閉塞物の解析
    【2】脂肪乳剤に関連した閉塞物が形成されるメカニズムについて：閉塞症例の解析より
    【3】ヘパリンロックが脂肪乳剤を凝集させてCVポート閉塞の要因となる！
    【4】薬液残留性が低い構造のCVポートを開発する（CVポート内室を薬液残留性が低い構造にする）
    《1》市販されているCVポートの内室形状の分析
    《2》ポート内室の中を薬液が流れる際の薬液の残留性についてシミュレーションし，
    　　　薬液残留性の違いを予測する
    《3》ポート内室の形状による薬液の残留性を実験的に評価する
    《4》まとめ
    【5】新しいCVポートの開発

    第8章　在宅における脂肪乳剤の投与
    【1】2014年4月　外来で脂肪乳剤を処方できなくなった！
    【2】2016年4月　外来で脂肪乳剤を処方できるようになった！
    【3】日本在宅医療学会と大塚製薬工場の対応
    【4】3-in-1製剤のミキシッドを在宅で使えるようにしてほしい
    【5】在宅栄養管理においても脂肪乳剤は投与するべきである
    【6】在宅での脂肪乳剤の投与方法
    第9章　日本における3-in-1製剤
    【1】TPN用3-in-1バッグ製剤（ミキシッドL輸液／H輸液：大塚製薬工場）
    【2】PPN用3-in-1バッグ製剤：アミノ酸・糖・電解質・脂肪・水溶性ビタミン液
    　　　　　　　　　　　　　　（エネフリード輸液：大塚製薬工場）

    第10章　海外で使用されている脂肪乳剤と日本への導入
    【1】海外で使用されている脂肪乳剤とその特徴
    《1》大豆油製剤　イントラリピッド
    《2》MCT配合製剤　Lipofundin
    《3》オリーブ油配合製剤　ClinOleic
    《4》魚油配合製剤　Omegaven
    《5》4種類油配合製剤　SMOFlipid
    【2】海外で使用されている脂肪乳剤を本邦にも導入するべきである

    第11章　脂肪乳剤の具体的使い方
    ■慎重投与症例に対する脂肪乳剤投与
    ■具体的な脂肪乳剤投与方法・管理方法

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 脂肪乳剤に対する日本の医療者の考え方と脂肪乳剤の歴史

P.20 掲載の参考文献
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3) 井上善文 : 臨床栄養歴史秘話IVHとTPN用語としての歴史と開発者Dudrick先生の "思い". 臨床栄養 127 : 208-215, 2015
 
4) 入山圭二 : 私の栄養管理歴-脂肪乳剤代謝と取り組んで. Med Nutr PEN Lead 3 : 6-12, 2019
 
5) Wretlind A : Development of fat emulsions. JPEN 5 : 230-235, 1981
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6) 山川章太郎 : 非經口的榮養. 日内会誌 17 : 1-22, 1929
 
7) https://eiyonews.com/nutrition-and-liquid-diet/history-2/
 
8) 日笠頼則 : 脂肪乳剤に関する研究の跡を振り返って. JJPEN 2 : 559-566, 1980
 
9) 高山坦三, 早坂滉, 福井四郎, ほか : 術後栄養管理に関する研究 (その1) とくに脂質乳剤Fatgenの意義について. 日本外科宝函 31 : 61-71, 1962
 
10) 三林隆夫, 和田等, 松崎日出夫, ほか : ゴマ油乳剤「ファトゲン」投与の臨床的観察. 産婦人科の進歩 18 : 193-198, 1966
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11) 谷村弘, 日笠頼則, 長瀬正夫, ほか : 国産脂肪乳剤Intralipos(TM) の臨床応用. 日本外科宝函 48 : 720-727, 1979
 
12) 谷村弘 : 我が国における脂肪乳剤の開発の歴史. 連載エッセイ 静脈経腸栄養分野の進歩を振り返って. PEN栄養ニューズ 38 (9) : 10-11, 2020
 
13) Holt LE Jr, Tidwell HC, Scott TFM : The intravenous administration of fat ; a practical therapeutic procedure. J Pediatr 6 : 151-160, 1935
 
14) Dunham LJ, Brunschwig A : Intravenous administration of fat for nutritional purposes. Arch Surg 48 : 395-405, 1944
 
15) Meyer CE, Fancher JA, Schnurr PE, et al : Composition, preparation and testing of an intravenous fat emulsion. Metabolism 6 : 591-596, 1957
 
16) Wretlind A : The pharmacological basis for the use of fat emulsions in intravenous nutrition. Acta Chir Scand suppl 325 : 31-42, 1964
 
17) Schuberth O, Wretlind A : Intravenous infusion of fat emulsion and phosphatides and emulsifying agents. Acta Chir Scand Suppl 278 : 1-21, 1961
 
18) 木村信良 : 脂肪静注の試み. メディカルコア, 東京, 1996
 
19) 谷村弘, 日笠頼則, 小林展章, ほか : 新しい静注用大豆油乳剤Venolilpid の臨床応用. Arch Jpn chir 50 (1) : 219-228, 198120
 
20) 雨宮徹, 松原茂, 岡本和男 : 脂肪乳剤ソラミッドRの製剤的検討. JJPEN 11 : 399-401, 1989
 
21) 長谷部正晴, 小林国男 : 熱傷患者における魚油配合脂肪乳剤TR-8030の使用経験. JJPEN 14 : 777-788, 1992
 
22) 平松義文, 中川学, 古林温夫, ほか : 新しい脂肪乳剤に関する基礎的検討. JJPEN 10 : 119-123, 1988
 
23) 三澤博文, 真島吉也, 田代亜彦, ほか : ω-3系脂肪酸を強化した静注用脂肪乳剤. JJPEN 12 : 1139-1142, 1990
 

第2章 日本では脂肪乳剤はどのくらい使われているのか ?

P.29 掲載の参考文献
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2) 井上善文 : 医師のための栄養教育プログラムTNTの有効性と今後の展開. 臨床栄養 106 : 710-715, 2005
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3) 井上善文, 吉田祥吾, 田平洋一, ほか : 栄養療法の実施状況に関するアンケート調査結果報告 (5). 静脈経腸栄養 20 (1) : 45-58, 2005
 
4) 井上善文, 池田健一郎, 大村健二, ほか : TNT受講者に対する栄養療法の実施状況に関するアンケート調査結果報告 (5). 静脈経腸栄養 21 (3) : 59-70, 2006
 
5) 井上善文, 杉浦伸一, 小川哲史, ほか : 栄養療法の実施状況に関するアンケート調査結果報告 (2). 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 : 1188-1195, 2015
 
6) 林宏行, 増田修三, 中村直人, ほか : 点滴用脂肪乳剤の適正使用に関する実態調査. 日本病院薬剤師会雑誌 53 : 1261-1265, 2017
Medical*Online
7) 井上善文, 増本幸二, 栗山とよ子, ほか : 脂肪乳剤の使用状況に関するアンケート調査結果. Med Nutr PEN L ead 2 : 120-125, 2018
 
8) 杉本由佳 : 在宅静脈栄養における脂肪乳剤の使用状況と問題点. Med Nutr PEN Lead 2 : 57-62, 2018
 

第3章 脂肪乳剤とは ( 代謝, 製剤の特徴 )

P.47 掲載の参考文献
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6) 入山圭二 : 私の栄養管理歴-脂肪乳剤代謝と取り組んで. Med Nutr PEN Lead 3 : 6-12, 2019
 
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第4章 脂肪乳剤を投与する目的

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第5章 脂肪乳剤の投与方法・管理方法

P.102 掲載の参考文献
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2) 井上善文, 杉浦伸一, 小川哲史, ほか : 栄養療法の実施状況に関するアンケート調査結果報告 (2). 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 : 1188-1195, 2015
 
3) 井上善文, 増本幸二, 栗山とよ子, ほか : 脂肪乳剤の使用状況に関するアンケート調査結果. Med Nutr PEN Lead 2 : 120-125, 2018
 
4) Wretlind A : Development of fat emulsions. JPEN 5 : 230-235, 1981
PubMed
5) 田代亜彦, 真島吉也, 山森秀夫, ほか : 脂肪乳剤の代謝-リポ蛋白代謝から-. JJPEN 12 : 1133-1136, 1990
 
6) 合志聡, 禿晃仁, 鈴木庸弘, ほか : 末梢静脈栄養で脂肪乳剤を高比率で使用した際の安全性の検討. 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 : 1285-1292, 2015
 
7) 松井拓也, 久村正樹, 園田健一郎, ほか : 静脈脂肪乳剤療法が適応と考えられた急性薬物中毒の1例. 日救急医会関東誌 42 : 27-30, 2021
 
8) 深見隼人, 村田奈保子, 小谷田貴之, ほか : 星状神経節ブロック中に発生した局所麻酔薬中毒に対し脂肪乳剤投与を行った1症例. 日本歯科麻酔学会雑誌 46 : 170-172, 2018
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9) 新川一樹, 青沼架佐賜, 浅岡麻里, ほか : 急性薬物中毒に静注用脂肪乳剤 (IFE) を使用した1例. 長野市民病院医学雑誌 1 : 75-78, 2017
 
10) Okamura K : Complications of intravenous fat emulsions-a review article. Kumamoto Medical Journal 39 : 173-186, 1985
 
11) 原田大輔, 中山満雄 : ラットを用いた末梢静脈栄養における脂肪乳剤投与量に関する基礎的研究. 外科と代謝・栄養 55 : 255-263, 2021
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12) 合志聡, 吉田悠紀, 佐藤毅昴, ほか : 脂肪乳剤使用の現状 : 内科領域. 日本静脈経腸栄養学会雑誌 33 : 731-737, 2018
 
13) 山岡桂子, 中島康雄, 山岸義史, ほか : 美装乳剤と高カロリー輸液剤との配合変化. JJSHP 21 : 139-142, 1985
 
14) 村瀬由紀子, 藤目光良, 須崎一, ほか : ワンパック方式高カロリー輸液の検討. 新薬と臨床 36 : 15-29, 1987
 
15) Lumpkin MM : Safety alert : Hazards of precipitation associated with parenteral nutrition. Am J Hosp Pharm 51 : 1427-1428, 1994
PubMed
16) 谷口淳 : TPN基本液に脂肪乳剤が混合されたミキシッドについて. 広島県病院薬剤師会誌 39 : 36-42, 2004
 
17) 井上善文, 桂利幸, 國場幸史, ほか : 脂肪乳剤を中心静脈栄養投与ラインに側管投与する方法の安全性-脂肪粒子径からの検討-. 静脈経腸栄養 29 : 863-870, 2014
 
18) 井上善文, 吉田祥吾, 田平洋一, ほか : 栄養療法の実施状況に関する全国アンケート調査結果報告 (5). 静脈経腸栄養 20 : 45-58, 2005
 
19) 井上善文, 池田健一郎, 大村健二, ほか : TNT受講者に対する栄養療法の実施状況に関するアンケート調査結果報告 (5). 静脈経腸栄養 21 : 59-70, 2006
 
20) 瀧藤克也, 谷村弘 : 静注用脂肪乳剤をめぐる諸問題. 日外会誌 99 : 171-175, 1998
 
21) 今川昴 : 脂肪乳剤の歴史. 仲川義人編, 注射薬配合変化予測の実際, 医薬ジャーナル社, 1997, pp97-121
 
22) USP 32, General Chapters <729> GLOBLE SIZE DISTRIBUTION IN LIPID INJECTABLE EMULSIONS. The United States Pharmacopeial Convention, Maryland, 2009
 
23) 野呂俊一, 高村彰, 石井文由, ほか : 脂肪乳剤と他輸液との混合時におけるエマルジョンの安定性評価. 薬剤学 42 : 17-24, 1982
 
24) 伊夫伎文雄, 遠山敏弘, 中島忍 : 脂肪乳剤配合ワンパック混合輸液の検討 (第1報) 製剤学的安定性. 新薬と臨牀 32 : 2024-2031, 1983
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25) 井上善文, 井上博行, 藤本瞳 : 脂肪乳剤を側注する場合の輸液ライン内での輸液製剤との混合性. Med Nutr PEN Lead 4 : 170-177, 2020
 
26) 岸宗佑, 岡村直耶, 野村友祐, ほか : 脂肪乳剤を側管投与する場合にPICC 及びCV ポートが乳化粒子の粗大化に及ぼす影響の検討. 日病総合診療医会誌 14 : 493-500, 2018
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27) 井上善文, 根津理一郎, 李鐘甲, ほか : カテーテル敗血症 (CRS) 予防のための新しい輸液ライン接続システムの開発 実験的・臨床的検討. 外科と代謝・栄養 23 : 292-302, 1989
 
28) 米内山みお, 小山佐和子, 千秋和久 : 脂肪乳剤滴下時における各種輸液セットからの可塑剤の溶出. 医療薬学 31 : 295-300, 2005
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29) 田中睦子, 河野健治, 花輪剛久 : トリメット酸トリ2-エチルヘキシルを可塑剤として含有するポリ塩化ビニル製チューブ使用時における医薬品の含量低下. 医療薬学 29 : 711-714, 2003
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第6章 脂肪乳剤投与と感染

P.117 掲載の参考文献
1) 末永朋子, 小犬丸恭子, 永田茂行, ほか : 脂肪乳剤投与に伴うカテーテル関連血流感染の検討. 日本医療マネジメント学会雑誌 21 : 97-100, 2020
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2) 星野祐太, 渡邊卓嗣, 西條文人, ほか : 中心静脈カテーテル関連血流感染症発症に関与する危険因子の探索. 日本病院薬剤師会雑誌 57 : 548-552, 2021
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3) 竹原清人, 田中屋宏爾, 森廣俊昭, ほか : 埋め込み型中心静脈ポート感染の起因菌とリスク因子に関する検討. 日本外科感染症学会雑誌 8 : 699-703, 2011
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4) Pontes-Arruda A, Liu FX, Turpin RS, et al : Bloodstream infections in patients receiving manufactured parenteral nutrition with vs without lipids : is the use of lipids really deleterious? JPEN 36 : 421-430, 2012
PubMed
5) Lenssen P, Bruemmer BA, Bowden RA, et al : Intravenous lipid dose and incidence of bacteremia and fungemia in patients undergoing bone marrow transplantation. Am J Clin Nutr 67 : 927-933, 1998
PubMed
6) 吉野鉄大, 鈴木考治, 竹内哲, ほか : フルルビプロフェンアキセチル脂肪乳剤の反復投与中に発症したMalassezia furfur真菌血症の1例. 日本内科学会雑誌 101 : 3226-3228, 2012
 
7) 福島亮治, 岩崎晃太, 山崎江理子, ほか : 脂肪含有all in one TPN 施行中にMalassezia furfurによる中心静脈カテーテル敗血症を起こした1例. 日本外科感染症学会雑誌 5 : 369-372, 2008
Medical*Online
8) Mershon J, Nogami W, Williams JM, et al : Bacterial/fungal growth in a combined parenteral nutrition solution. JPEN 10 : 498-502, 1986
 
9) Obayashi A, Oie S, Kamiya A : Microbial viability in preparations packaged for single use. Biol Pharm Bull 26 : 667-670, 2003
PubMed
10) 谷村弘, 日笠頼則 : 高カロリー輸液の現況と将来の展望. 外科治療 34 : 180-188, 1976
 
11) 白石正, 仲川義人 : 病院感染原因菌の増殖に及ぼす各種輸液の影響. 環境感染 22 : 165-169, 2007
 
12) 井上善文, 井上博行, 藤本瞳 : 脂肪乳剤を末梢静脈栄養輸液に混合した場合の微生物増殖能に関する検討. Med Nutr PEN Lead 5 : 23-30, 2021
 
13) 井上善文, 井上博行, 藤本瞳, ほか : 末梢静脈栄養輸液の導入針刺し換え時の輸液汚染リスクに関する検討. Med Nutr PEN Lead 4 : 157-163, 2020
 
14) 井上善文, 井上博行, 須見遼子 : ニードルレスコネクターおよびI-systemにおける微生物侵入の可能性に関する実験的検討. 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 : 798-803, 2015
 
15) Pearson ML : Guidelines for prevention of intravascular device-related infections. Hospital Infection Control Practices Advisory Committee. Infect Control Hosp Epidemiol 17 : 438-473, 1996
PubMed
16) Matlow AG, Kitai I, Kirpalani H, et al : A randomized trial of 72- versus 24-hour intravenous tubing set changes in newborns receiving lipid therapy. Infect Control Hosp Epidemiol 20 : 487-493, 1999
PubMed
17) Didier ME, Fischer S, Maki DG : Total nutrient admixtures appear safer than lipid emulsion alone as regards microbial contamination : growth properties of microbial pathogens at room temperature. JPEN 22 : 291-296, 1998
PubMed
18) Josephson A, Gombert ME, Sierra MF, et al : The relationship between intravenous fluid contamination and the frequency of tubing replacement. Infect Control 6 : 367-370, 1985
PubMed

第7章 長期間, CVポートから脂肪乳剤を投与すると, カテーテルが閉塞する恐れがある !

P.139 掲載の参考文献
1) 岡田正, 金昌雄, 板倉丈夫, ほか : 人工腸管の実用化に関する研究. 人工臓器 8 : 105-106, 1979
 
2) 高木洋治, 岡田正 : 〔輸液療法の実際〕在宅静脈栄養法. 医学のあゆみ 140 : 361-364, 1987
 
3) 井上善文, 根津理一郎, 中井澄雄, ほか : 在宅静脈栄養法における完全皮下埋め込み式カテーテルの有用性に関する検討. 日本消化器外科学会雑誌 22 : 1839-1846, 1989
 
4) 井上善文, 廣田昌紀, 阪尾淳, ほか : ポートおよびBroviac catheterを用いたHPN症例におけるカテーテル管理成績. 静脈経腸栄養 21 : 99-105, 2006
 
5) Inoue Y, Nezu R, Nakai S, et al : Spontaneous partial fracture of the catheter of a totally implantable subcutaneous infusion port. JPEN 16 : 75-77, 1992
PubMed
6) 保木昌徳, 井上善文, 根津理一郎, ほか : 脂肪乳剤併用長期TPN施行中にみられた乳白色鞘状カテーテル閉塞物の解析. 日本静脈・経腸栄養研究会誌 4 : 6-9, 1989
 
7) Klem W, Bentdal EH, Flaatten H, et al : Effects of different rinsing regimen on totally implantable vascular access after 70 days infusion of total parenteral nutrition in vitro. JPEN 11 : 566-568, 1987
PubMed
8) Stennett DJ, Gerwick WH, Egging PK, et al : Precipitate analysis from an indwelling total parenteral nutrition catheter. JPEN 12 : 88-92, 1988
PubMed
9) 井上善文, 柴北宗顕, ほか : 先在するカテーテル周囲に形成された線維性鞘を用いた長期留置用カテーテル入れ換え法の意義. 外科と代謝・栄養 41 : 25-31, 2007
Medical*Online
10) Beau P, Matuchansky C : Lipid delivery and catheter obstruction during cyclic total parenteral nutrition. Lancet 2 (8567) : 1095-1096, 1987
PubMed
11) Erdman SH, McElweer CL, Kramer JM, et al : Central line occlusion with three-in-one nutrition admixtures administered at home. JPEN 18 : 177-181, 1994
 
12) Messing B, Beliah M, Girard-Pipau F, et al : Technical hazards of using nutritive mixtures in bags for cyclical intravenous nutrition : comparison with standard intravenous nutrition in 48 gastroenterological patients. Gut 23 : 297-303, 1982
PubMed
13) Pennington CR, Main J, Richards JM : The delivery of lipid during long term parenteral nutrition. Br J Parenteral Therapy 6 : 37-42, 1985
 
14) Rattenbury JM, Taylor CJ, Ganapathy S : Lipid deposition in parenteral infusion lines. Lancet 1 (8587) : 701, 1988
PubMed
15) 竹山廣光, 谷口正哲, 桜井敏, ほか : 脂肪乳剤の凝集とヘパリン. 日本静脈・経腸栄養研究会誌 4 : 2-4, 1989
 
16) 井上善文 : ポート : totally implantable central venous access port について. 輸液・静脈栄養の管理の実際とコツ, 大阪, フジメディカル出版, 2012, pp92-97
 
17) 杉本由佳 : 在宅静脈栄養における脂肪乳剤の使用状況と問題点. Med Nutr PEN Lead 2 : 57-62, 2018
 
18) 團野克樹, 大西直, ほか : 中心静脈 (CV) ポート合併症の検討. 癌と化学療法 39 : 2404-2406, 2012
Medical*Online
19) 吉川正人, 井上善文, ほか : 良性疾患に対するHPNにおけるカテーテル管理の現状と問題点. 癌と化学療法 29 suppl III : 424-427, 2002
 
20) Okamura N, Yamato T, Yamaoka, I : Evaluation of the amount of residual lipid emulsion in chambers of flushed totally implantable venous access devices using fluorescence imaging. Eur J Clin Nutr 73 : 1084-1087, 2019
PubMed

第8章 在宅における脂肪乳剤の投与

P.149 掲載の参考文献
1) 井上善文 : 在宅栄養法, 在宅静脈栄養法 : 管理の実際. 静脈経腸栄養ナビゲータ, 井上善文編, 東京, 照林社, 2021, pp303-318,
 
2) 杉本由佳 : 在宅静脈栄養における脂肪乳剤の使用状況と問題点. Med Nutr PEN Lead 2 : 57-62, 2018
 
3) 井上善文, 桂利幸, 國場幸史, ほか : 脂肪乳剤を中心静脈栄養投与ラインに側管投与する方法の安全性-脂肪粒子径からの検討-. 静脈経腸栄養 29 : 863-870, 2014
 
4) 谷口淳 : TPN基本液に脂肪乳剤が混合された "ミキシッド(R)" について. 広島県病院薬剤師会報 39 : 36-42, 2004
 
5) 井上善文 : PPN輸液の適正な使い方-中心静脈カテーテルから投与してはいけない. 臨床栄養 140 : 334-345, 2022
Medical*Online

第9章 日本における3 - in - 1製剤

P.159 掲載の参考文献
1) 谷口淳 : TPN基本液に脂肪乳剤が混合された "ミキシッド" について. 広島県病院薬剤師会報 39 : 36-42, 2004
 
2) 井上善文, 井上博行, 藤本瞳, ほか : アミノ酸・糖・電解質・脂肪・水溶性ビタミン液における微生物増殖性に関する検討. Med Nutr PEN Lead 6 : 38-42, 2022
 

第10章 海外で使用されている脂肪乳剤と日本への導入

P.166 掲載の参考文献
1) Taylor BE, McClave SA, Martindale RG, et al : Guidelines for the provision and assessment of nutrition support therapy in the adult critically ill patient : Society of Critical Care Medicine (SCCM) and American Society for Parenteral and Enteral Nutrition (A.S.P.E.N.). Crit Care Med 44 : 390-438, 2016
 
2) Kumpf VJ : Parenteral nutrition-associated liver disease in adult and pediatric patients. Nutr Clin Pract 21 : 279-290, 2006
PubMed
3) Sato N, Deckelbaum RJ, Neeser G, et al : Hydrolysis of mixed lipid emulsions containing medium-chain and longchain triacylglycerol with lipoprotein lipase in plasma-like medium. JPEN 18 : 112-118, 1994
PubMed
4) Chang MI, Puder M, Gura KM : The use of fish oil lipid emulsion in the treatment of intestinal failure associated liver disease (IFALD). Nutrients 4 : 1828-1850, 2012
PubMed
5) 深柄和彦 : Pharmaconutrition : 代表的栄養素のPharmaconutrientとしての作用と適応. INTENSIVIST 3 : 475-485, 2011
 

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