目次
- 1章 炎症性腸疾患の概要
(1)炎症性腸疾患(IBD)とは
コラム1 IBDの原因はどこまで解明されたか
2章 診 断
(1)IBDを疑うべき症状
コラム2 IBDの腸管外症状
(2)IBDを疑う患者に対する問診
(3)IBDを疑う患者の身体診察
(4)IBDに特徴的な肛門病変 ―肛門科クリニックにおけるIBD診療
(5)IBDを疑う患者の検査
1)IBD患者における血液検査データ
2)IBD患者における便検査
3)IBD患者における放射線診断検査
4)IBD患者における内視鏡所見の特徴と読み方
5)IBDの鑑別に挙げられる疾患の患者における内視鏡所見の特徴と読み方
6)IBDの病理
コラム3 尿でもUCの評価が可能に? ―尿中PGE-MUM
コラム4 IBD患者における組織生検の注意点
コラム5 indeterminate colitis/IBD-Uとは
3章 外来でのフォローアップ
ESSENCE 私が実際の外来診療で配慮していること
(1)IBDの重症度を見極める ―軽症とは?重症とは?
(2)IBDの治療 ―外来診療でできるIBDの管理
コラム6 漢方はIBDに有効か
コラム7 重症に対する治療とは何か?手術を考えるとき
コラム8 IBDの入院治療の実際
(3)フォローアップの仕方
1)診察
2)血液検査(検体検査)
3)紹介のタイミング
4)5-ASA製剤の内服管理
5)局所製剤の使い方
(4)逆紹介されてから〈こんなときどうする?〉
1)5-ASAを内服していないのでは?
2)5-ASAアレルギーかも?その対策は?
3)大腸内視鏡検査の間隔は?
4)食事,栄養管理をどうする?
コラム9 当院における管理栄養士のIBD患者への関わり
5)再燃の徴候はどうとらえる? 便中カルプロテクチンの評価
6)「最近,便回数が多い」という訴え ―炎症?IBS的要素?
7)「たまに出血する」という訴え
8)再燃予防のための注意点
9)「妊娠したい」と言われた
10)インフルエンザや肺炎球菌などの予防接種は?
コラム10 妊娠・授乳とIBD治療
コラム11 IBDと発癌