栄養科学イラストレイテッド 運動生理学 改訂第2版

出版社: 羊土社
著者:
発行日: 2024-11-15
分野: 栄養学  >  栄養学一般
ISBN: 9784758113762
電子書籍版: 2024-11-15 (第2版第1刷)
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商品紹介

健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023に合わせ改訂!健康の維持・増進に必要な運動と食事の関係をわかりやすく解説.管理栄養士やスポーツ関連の専門職として,運動・栄養指導を行う際に役立つ1冊.

目次

  • はじめに 運動生理学と栄養学のかかわり
    1 身体運動の効果:運動生理学
    2 身体運動と食事のかかわり:運動栄養学
    3 スポーツ栄養学とは

    第1章 骨格筋の構造と筋収縮
    1 骨格筋の構造
      A マクロ的な筋肉の構造と機能
      B 筋線維(筋細胞)
      C 筋原線維
      D アクチンフィラメントとミオシンフィラメント
    2 筋収縮のしくみ
      A 活動電位の伝播
      B 筋小胞体からのカルシウム放出
      C アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの相互作用
    3 筋線維の種類
      A 速筋線維と遅筋線維
      B スポーツ選手の筋線維組成
    4 筋肉の収縮様式
      A 静的収縮
      B 動的収縮
    5 最大筋力の優劣に影響する要因
      A 神経系の要因
      B 筋系の要因
    6 トレーニングによる筋力や筋量の変化
      A 神経系の改善
      B 筋肥大
      C トレーニングにおける栄養素等の摂取の重要性
    〈スポーツ栄養への入門〉運動が食欲に及ぼす影響:運動後には食事量が減少する?

    第2章 神経系の役割
    1 神経系の構造と機能
      A ニューロンの構造
      B 神経系の分類
    2 中枢神経系
      A 脳を構成する細胞と構造
      B 大脳
      C 間脳
      D 小脳
      E 脳幹
      F 脊髄
    3 末梢神経系
      A 感覚神経系
      B 運動神経系
      C 自律神経系
    4 筋と神経の関係
      A 筋紡錘きんぼうすい
      B 伸張反射
      C ゴルジ腱器官
    5 運動単位と筋線維の動員パターン
      A 運動単位
      B 閾値いきち
      C 筋線維タイプと動員パターン
    〈運動と栄養への入門〉運動の自動化とフェニルアラニン摂取の必要性

    第3章 運動と循環・呼吸
    1 血液の循環と心臓の働き
      A 体循環と肺循環
      B 心臓の拍動と刺激伝導系
      C 心臓の働きと心電図
      D 運動時における心臓の働き
    2 血圧
      A 血圧の種類
      B 運動と血圧の関係
    3 毛細血管の働き
      A 毛細血管の構造
      B 筋線維の種類と毛細血管密度
    4 呼吸と肺の働き
      A 呼吸器系の概要
      B 肺の構造
      C 肺換気(呼吸運動)のしくみ
      D 呼吸の調節
      E 呼吸機能の指標
      F 運動時の呼吸の変化
    5 肺と組織でのガス交換
      A 肺胞でのガス交換
      B 組織でのガス交換
      C 血液によるガス運搬
    6 酸素摂取量
      A 酸素摂取量の求め方
      B 運動時の酸素摂取量
      C 最大酸素摂取量
    7 運動時のエネルギー代謝
      A 運動中に利用されるエネルギー基質
      B 呼吸商
      C 無酸素性作業閾値
    8 トレーニングによる心臓ならびに骨格筋の適応
      A 心臓の適応
      B 骨格筋の適応
    〈スポーツ栄養への入門〉持久走の後に立ち止まらない理由とは?

    第4章 運動とエネルギー源
    1 エネルギー源となる栄養素
      A 筋収縮の直接的なエネルギー源であるATP
      B ATP再合成に必要なエネルギー産生栄養素:糖質・脂質・タンパク質
      C 運動中の主要なエネルギー源である糖質と脂質
    2 糖質と脂質の貯蔵量・貯蔵形態
      A 糖質の貯蔵
      B 脂質の貯蔵
      C 身体内の糖質と脂質の貯蔵量
    3 運動中のエネルギー源としての糖質・脂質の使い分け
      A 運動強度に応じたエネルギー源の使い分け
      B 自覚的な運動強度とエネルギー源の使い分け
    4 糖質と疲労
      A 肝グリコーゲンの枯渇と中枢性疲労
      B 筋グリコーゲンの枯渇と末梢性疲労
      C 運動終了後の筋グリコーゲン回復
    5 運動と糖尿病(ダイアベティス)
      A 骨格筋のインスリン抵抗性と糖尿病
      B 骨格筋にインスリン抵抗性が生じるしくみ
      C 運動がもたらす糖尿病の予防・治療効果
    6 エネルギー供給系
      A 有酸素系
      B 乳酸系
      C ATP-CrP系
      D 有酸素運動と無酸素運動
      E トレーニングがエネルギー供給系に及ぼす影響
      F 筋線維の種類とエネルギー供給系
    〈スポーツ栄養への入門〉運動中の糖質摂取
    〈スポーツ栄養への入門〉スポーツ選手の糖質摂取量

    第5章 エネルギー消費量
    1 総エネルギー消費量の内訳
      A 基礎代謝量
      B 食事誘発性熱産生
      C 活動時代謝量(活動誘発性熱産生)
      D 身体活動とメッツ(METs)
      E 身体活動レベル
    2 エネルギー消費量の推定法
      A 直接熱量測定法(直接法)
      B 間接熱量測定法(間接法)
    3 エネルギー必要量の推定法
      A 栄養アセスメントによる算出法
      B 推定式からの算出法
    〈スポーツ栄養への入門〉増量と減量

    第6章 身体組成・体格【大河原一憲】
    1 身体組成
      A 身体組成とは
      B 成分モデル
      C 内臓脂肪組織と皮下脂肪組織
      D 白色脂肪組織と褐色脂肪組織
    2 身体組成の測定方法
      A 間接法(実験室レベル)
      B 簡便法(現場レベル)
    3 肥満とやせ
    4 スポーツ選手の体格・身体組成
    〈運動と栄養への入門〉減量指導における留意点

    第7章 筋肉づくりとタンパク質
    1 タンパク質代謝のしくみ
      A タンパク質とは
      B タンパク質の合成
      C タンパク質の分解
      D アミノ酸の分解
    2 タンパク質代謝に影響を与える要因
      A 摂食・絶食が筋肉のタンパク質合成と分解に及ぼす影響
      B 運動が筋肉のタンパク質合成と分解に及ぼす影響
      C 加齢が筋肉のタンパク質合成と分解に及ぼす影響
      D 筋肉のタンパク質合成と分解にかかわるホルモン
    3 筋肉づくりのためのタンパク質必要量
      A 1日のタンパク質必要量
      B タンパク質必要量に影響を与える因子
      C タンパク質の過剰摂取
    4 筋肉づくりに効果的なタンパク質
      A 植物性タンパク質と動物性タンパク質
      B ホエイとカゼイン
      C 分枝アミノ酸(BCAA)
    5 筋肉づくりのためのタンパク質摂取タイミング
      A 運動後の摂取タイミング
      B 睡眠前の摂取タイミング
      C 摂取間のインターバル時間
    〈運動と栄養への入門〉筋肉づくりとビタミンD

    第8章 骨づくりと栄養素・身体活動
    1 骨の構造
      A 人体を構成する骨の構造
      B 骨の基本構造
      C 骨細胞,骨芽細胞,破骨細胞
    2 骨の機能
      A 支持機能
      B 運動機能
      C 保護機能
      D 代謝機能
      E 造血機能
    3 骨の代謝
      A 骨量
      B 骨吸収と骨形成
      C リモデリングとモデリング
      D 骨代謝機構とそれにかかわる栄養素の代謝
    4 運動・重力と骨量
      A 重力と骨量
      B 運動(身体活動)と骨量
      C スポーツ選手の骨量
    5 栄養素等の摂取状況と骨量
      A カルシウム
      B タンパク質
      C エネルギー
      D その他の栄養素等
    6 Female Athlete TriadとRelative Energy Deficiency in Sport
      A Female Athlete Triad(FAT)とは,Relative Energy Deficiency in Sport(REDs)とは
      B FATの現状
      C FAT・REDsへの対策(予防および改善案)
    〈運動と栄養への入門〉望ましい食生活の実践と骨

    第9章 体温調節と水分補給
    1 熱産生
      A 食事による熱産生
      B 寒冷環境下での熱産生
    2 熱放散
      A 蒸発性熱放散
      B 非蒸発性熱放散
    3 体温調節機構
      A 温度の受容
      B 暑熱順化
      C 寒冷順化
      D 運動トレーニングによる変化
    4 脱水・熱中症対策
      A 運動時の発汗と脱水
      B 熱中症
    5 水分・電解質補給
      A 水分・電解質補給法
      B 運動誘発性低ナトリウム血症
      C 運動と味覚の変化
    〈運動と栄養への入門〉熱中症対策とタンパク質

    第10章 加齢に伴う身体機能の変化
    1 筋力・筋量の変化
      A 筋力の変化
      B 筋量の変化
      C 筋線維レベルでの変化
      D サルコペニア
      E 運動の効果
    2 骨量の変化
      A 加齢と骨量減少
      B 骨粗鬆症
      C 運動の効果
    3 全身持久力の変化
      A 最大酸素摂取量の変化
      B 呼吸器系機能が全身持久力に与える影響
      C 循環器系機能が全身持久力に与える影響
      D 運動の効果
    4 ロコモティブシンドローム
    〈運動と栄養への入門〉フレイル予防における運動と食事の意義

    第11章 運動と健康
    1 運動処方
      A 運動のメリットとデメリット
      B 運動条件
      C 運動強度の考え方
      D 相対的強度
      E 運動処方の手順
    2 LT強度の運動による疾患予防効果とそのしくみ
      A 肥満
      B 糖尿病
      C 高血圧
      D 脂質異常症
      E 認知症
      F がん
      G 免疫
    3 新しい運動処方の考え方
      A スロージョギングとウォーキング
      B 高強度短時間運動
      C 栄養状態と運動効果
    〈運動と栄養への入門〉肥満の解消には運動と食事制限の併用が理想的?

    第12章 身体活動と健康
    1 身体活動の現状
      A 身体活動とは
      B 各年代における身体活動等の現状
    2 身体活動の健康への影響
      A 身体不活動の健康への悪影響
      B 身体活動量を増やすことによる効果
      C 加齢による身体活動減少と健康への悪影響
    3 健康づくりのための身体活動・運動ガイドおよび指針
      A 運動指針作成の背景
      B 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
      C アクティブガイド
    〈運動と栄養への入門〉身体活動を理解することの必要性

    第13章 スポーツ選手の食事管理
    1 スポーツ活動の目的に合わせた食事の考え方
    2 トレーニング期間の食事
      A 通常トレーニング期の食事
      B 強化合宿における食事
    3 試合前の食事
      A 試合前の調整期間の食事
      B グリコーゲンローディング
      C 試合時間を考慮した食事調整
      D 糖質補給とグリセミックインデックスの活用
      E 危機管理を中心とした食事(栄養補給)の考え方
    4 試合後の補食・食事
      A 試合間に素早く回復するための補食
      B 糖質およびタンパク質補給の目安
      C 水分補給
      D 試合後の食事の工夫
    5 スポーツ選手の増量・減量
      A 食事調整の基本と注意点
      B 増量のための食事
      C 減量のための食事
    6 スポーツ貧血対策
      A スポーツ貧血とは
      B スポーツ貧血の予防
      C スポーツ貧血の治療
    7 コンディショニングとビタミン・ミネラルの摂取
      A エネルギー産生に重要なビタミン類
      B 抗酸化ビタミン
      C カリウム
      D 塩素
      E 亜鉛
    8 スポーツにおけるサプリメントの利用
      A サプリメントとは
      B 食品とサプリメント
      C スポーツ選手が利用するサプリメント
    9 運動と食物アレルギー
      A 食物アレルギーとは
      B 食物アレルギーの原因食物
      C 食物依存性運動誘発アナフィラキシー
    〈スポーツ栄養への入門〉栄養サポートの理想と実際

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