これだけは知っておきたい双極症 第3版

出版社: 翔泳社
著者:
発行日: 2024-10-17
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784798186917
書籍・雑誌
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1,760 円(税込)

商品紹介

はじめて双極症(旧双極性障害)を知った方に向けて、「症状」「原因」「治療」などをやさしく・丁寧に解説!
双極症の治療と研究の第一人者である、加藤忠史先生の温かい言葉とイラストに励まされて、元気になれる本です。
自分でできる「精神療法」や、主治医に聞きづらい疑問にズバリ答える「Q&A」も充実!
「診療ガイドライン」の改訂に合わせて内容を刷新しました!

目次

  • PART1 「躁」と「うつ」の両極端の状態をくり返す病気です
     1.「双極性障害」は「双極症」に病名が変わりました
     2.双極症はどんな病気?
     3.双極症には、2つの種類があります
     4.双極症はどのように始まるのでしょう
     5.躁状態ではこんな症状が表れます
     6.躁状態では気分が高揚し、万能感に満ちあふれます
     7.「軽躁状態」と呼ばれる状態もあります
     8.うつ状態ではこんな症状が表れます
     9.うつ状態は、嫌な気分が永遠に続く気がします
     10.うつ状態は、躁状態より、はるかに長く続きます
     11.躁とうつの状態が混じって出現する「混合状態」
     12.病気のここが知りたいQ&A
     COLUMN 1 躁とうつが急速に交代する「急速交代型」

    PART2 本人は「うつ」がつらく、家族は「躁」がつらいのです
     1.ケース紹介 双極I型 Aさん(33歳・男性)の場合
     2.ケース紹介 双極I型 Bさん(22歳・女性)の場合
     3.ケース紹介 双極I型 Cさん(43歳・男性)の場合
     4.ケース紹介 双極II型 Dさん(36歳・女性)の場合
     5.躁状態では家族が激しいストレスを感じます
     6.躁状態の行動で社会的な信用を失うことがあります
     7.本人と家族は「うつ」と「躁」の受け止め方が違います
     8.「躁」と「うつ」のここが知りたいQ&A
     COLUMN 2 再発を防いで自分の人生を取り戻しましょう!

    PART3 最初から双極症と診断されないことが多いものです
     1.多くの場合、最初はうつ病と診断されます
     2.うつ病が治らない人は、双極症かもしれません
     3.双極症とうつ病とでは治療目的も内容も違います
     4.双極症II型と診断される人が多いわけ
     5.うつ病以外に双極症と間違われやすい病気
     6.双極症と一緒に起こりやすい病気
     7.双極症を専門に診るのは、精神科です
     8.躁状態では、入院設備のある医療機関へ
     9.病気を受け入れるまでに葛藤があって当然です
     10.受診のこと、ここが知りたいQ&A
     COLUMN 3 双極スペクトラムって何? 
     
    PART4 原因やきっかけはあるのでしょうか?
     1.ストレスは病気発症や再発のきっかけの1つです
     2.生活リズムの乱れや睡眠不足も大きなきっかけに
     3.双極症はなぜ起こるのか(1) 脳画像や薬理学の研究からわかってきたこと
     4.双極症はなぜ起こるのか(2) 血液細胞、遺伝学の研究からわかってきたこと
     5.双極症の研究最前線 脳では何が起きているのでしょうか
     6.受診のこと、ここが知りたいQ&A

    PART5 薬と心理社会的治療が治療の両輪です
     1.目標は再発を防いで普通の生活を送ること
     2.中心は薬物療法。心理社会的治療も治療の柱
     3.薬物療法は気分安定薬を中心に使っていきます
     4.気分安定薬(1) 治療の主役はリチウムです
     5.リチウムと上手に付き合うために
     6.リチウム服用中に日常生活の中で注意したいこと
     7.気分安定薬(2) リチウム以外の気分安定薬
     8.気分アンチ役と一緒に使う抗精神病薬
     9.双極症の治療薬のメカニズム
     10.治療の補助的に使われる薬
     11.双極症に使われる主な治療薬
     12.薬以外の治療法 電気けいれん療法
     13.精神療法(1) 対人関係・社会リズム療法
     14.精神療法(2) 認知行動療法
     15.病気がなかなか良くならない時には理由がある! (1)脳の病気やホルモンの問題がある場合
     16.病気がなかなか良くならない時には理由がある! (2)診断と治療がマッチしていない場合
     17.病気がなかなか良くならない時には理由がある! (3)薬に問題がある場合
     18.病気がなかなか良くならない時には理由がある! (4)病気を受け入れられていない場合
     19.病気がなかなか良くならない時には理由がある! (5)併存している病気がある場合
     20.病気のここが知りたいQ&A
     COLUMN 4 病気のことを職場に知らせるべき?

    PART6 病気と上手に付き合うために、患者さん自身が心がけたいこと
     1.病気を受け入れて、人生を立て直していきましょう
     2.病相の時期に応じて心がけたいこと
     3.死にたい気持ちにどう立ち向かうか
     4.ライフチャートを書いてみましょう
     5.生活習慣を見直し、生活リズムを整えましょう
     6.ストレス対処法を身につけましょう
     7.復職するときの注意点
     8.病気のこと、ここが知りたいQ&A

    PART7 家族の方へ、周囲が心がけたいこと
     1.病気を克服するためには家族の理解が必要で
     2.治療を続ける支えになるのが家族です
     3.療養が上手くいくよう環境整備を
     4.再発の予兆を見逃さないようにしましょう
     5.接し方のコツ[その1] 受診の勧め方
     6.接し方のコツ[その2] 躁状態のとき
     7.接し方のコツ[その3] うつ状態のとき
     8.【まとめ】患者さんの接し方 ○と×
     9.「家族の心がけ」ここが知りたいQ&A
     COLUMN 5 自殺のサインを見逃さないでください

    PART8 知っておきたい相談窓口・支援サービス
     双極症の主な相談窓口など
     就労支援の制度
     公的な経済支援・制度など

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