出版社: | メディカルレビュー社 |
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発行日: | 2002-01-01 |
分野: | 臨床医学:一般 > 雑誌 |
雑誌名: | |
特集: | 同種血輸血と自己血輸血の担癌体への影響 |
1,991 円(税込)
最近、自分の血液を自分自身の輸血に用いるという自己血輸血が普及してきた。自己血輸血は血液行政の観点からもその普及が推奨されるシステムである。すなわち、我が国の医療機関の血液製剤使用量はきわめて多く、国内自給率は増加してはいるもののアルブミン製剤はまだ29.7%、γグロブリン製剤は72.2%の自給率で、諸外国の批判の対象となってきた。また、高齢者社会・少子化時代を迎え、献血制度による血液供給システムの将来にも不安がみられる。自己血輸血はこれらの諸問題の解決策のひとつであり、また同種血輸血に関連した感染症防止