第2〜5章では記述を整理し、運動器疾患の病態が分かりやすくなるよう多数の図版の追加・刷新を行いました。第6章では、動画を中心に、実習にも活かせる内容が充実しています。
序章および第6章A節では、骨折と関節リウマチ患者の事例により患者像をイメージできるよう工夫しています。事例をもとに、運動器領域における急性期の看護と、慢性期の看護を学習できるようにしています。
第6章B節では、運動器領域の患者の看護で基本となる技術を動画で解説しています。早期離床を目ざす際に重要となる、寝返りから起立、車椅子への移乗の介助のほか、杖による歩行様式についても動画で学習ができます。
さらに、第6章F節では、人工股関節置換術後の患者や、腰椎椎間板ヘルニア患者、膝関節疾患をもつ患者の看護について、起立・着座動作の介助方法や脱臼肢位を防ぐ介助方法、装具の着用などについて動画で解説をしています。