目次
- ◆第30回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術集会 開催
シンポジウム2 誤嚥を繰り返す患者が食べたいと訴えた時
「事例の提示と臨床現場での葛藤」
・誤嚥性肺炎予防と患者の希望が相反
・直接嚥下訓練を食事と捉え、楽しみにする患者の事例
・訪問診療時のみ持ち込み食が許可された事例
・患者の希望に対する倫理的配慮も必要
「誤嚥を繰り返す患者が食べたいと訴えた時の倫理的葛藤への対処―生命倫理の立場から―」
・倫理的推論には論理的な根拠が必要
・誤嚥性肺炎リスクを有する末期がん患者の事例
・誤嚥性肺炎リスクを有するCOPD患者の事例
・ジレンマはどちらも正解とはいえない2つの事例で選択を迫れられる
・正解がない中で可能な選択を探る
・事例ごとに相対善は何かを問い続ける
・臨床倫理では同情ではなく共感が必要
「食べることと法と倫理」
・病院の倫理的問題に対応する倫理コンサルテーション
・医療での倫理問題には医療臨床倫理の4原則と4分割法が有効
・誤嚥を繰り返すが胃瘻を拒否し、経口摂取を望む患者の事例
・同一施設でも職種によって職業倫理が異なる
・施設によっても倫理感が異なる
・要介護4で誤嚥性肺炎リスクが高いが経口摂取を望む患者の事例
・リスクを最小限にできる方法を模索し、患者は家族に説明する
「倫理的葛藤に向き合い続けるためのセルフケア」
・患者をケアするためには医療者自身のケアも必要
・医療者自身のケアにマインドフルネスが有用
・マインドフルネスを臨床に応用するプログラムも実施
・マインドフルネスを広める活動も行う
◆REPORT 第11回日本時間栄養学会学術大会 開催
シンポジウム2 身体活動・運動の1日のタイミングから健康やパフォーマンスを考える
「時間行動学の視座からみた座位行動研究の潮流
・座位行動時間の長さは健康アウトカムに悪影響を与える
・座位行動のブレイクで健康への悪影響を回避
・正解各国のガイドラインでも座りすぎの是正を推奨
・座位行動は低強度の身体活動と関連
・週末のみの身体活動も健康を増進
・座位行動の身体活動や睡眠への置き換えは健康リスクを低減
・座りすぎ対策の産業化推進の必要性
「質疑応答」
「運動時の栄養摂取のタイミング―消化吸収の視点から考察―」
・運動直後の栄養補給は筋肉増進には有用だが、他臓器には有害
・運動直後の栄養補給は胃内容排出が遅延
・運動直後の栄養摂取で血液中の栄養素濃度上昇も遅延
・運動直後の消化器系機能低下には交感神経活動やpH低下が関連
・運動による胃腸障害は午後に増加
「質疑応答」
「筋肥大を加速! たんぱく質摂取の時間栄養学に基づくアプローチ」
・筋量は加齢とともに減少
・筋肥大には各食事の均質なたんぱく質摂取が重要
・朝食へのたんぱく質付加で筋量が増加
・筋肥大には3時間ごとのたんぱく質摂取が有効
・体重1kgあたり1.6g/日のたんぱく質を各食事で均等に摂取することが重要
「アスリートに対するスポーツ栄養マネジメントへの時間栄養学の活用」
・スクリーニングで目的を明確にしてから栄養マネジメントを実施
・クロノタイプで朝練前の栄養摂取不足問題への解決方法を考える例も多い
・夜間にアルバイトする場合はアルバイト前に夕食を摂取
・練習後の栄養摂取が不十分な場合、高強度運動が翌朝の血糖値低下をもたらす可能性あり
・クロノタイプやフラッシュグルコースを活用しながらスポーツ栄養マネジメントを実施
◆REPORT 第30回日本心臓リハビリテーション学会学術集会 開催
◎教育講演4 「摂食嚥下障害のリハビリテーション栄養」
・日本の高齢者の摂食嚥下障害研究は世界トップレベル
・サルコペニアは筋肉量と筋力による評価に移行
・医原性サルコペニアや入院関連サルコペニアも多数
・高齢者ではサルコペニアの摂食嚥下障害も高率
・サルコペニアの摂食嚥下障害予防には医原性サルコペニア予防が必要
・リハビリテーション・栄養管理・口腔管理の三位一体の取り組みが有用
・ガイドラインでもリハビリテーション・栄養管理・口腔管理の連携を推奨
・リハビリテーション栄養ケアプロセスの活用でリハビリテーション栄養の質が向上
・低栄養の原因を診断推論し、介入することが重要
・カヘキシアが原因の摂食嚥下障害も多い
・SGLT2阻害薬による低栄養にも注意が必要
・栄養管理では体重を指標にしたゴール設定が重要
・体重増加を目指す「攻めの栄養管理」が必要
・心理面へのアプローチも重要
◆学会情報