小児感染症のトリセツ 2025 抗菌薬編

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2025-04-20
分野: 臨床医学:内科  >  小児科学一般
ISBN: 9784307170857
書籍・雑誌
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商品紹介

あの『小児感染症のトリセツ』が帰ってきた! 前版の構成を一新し『抗菌薬編』と『疾患編』の2部作となってさらにバージョンアップ。『抗菌薬編』では、小児感染症における問診・診察の方法、微生物検査の使い方や各抗微生物薬別の解説まで、抗菌薬の切り口で小児感染症を理解できる。「薬剤」から小児感染症を学びたい方はまずはこちら。姉妹本の『疾患編』もあわせて読めばさらに盤石! 圧倒的な情報量と現場で何をすべきかを両立した小児感染症マニュアルの決定版。

目次

  • Chapter 1 小児感染症診療の原則─ベーシック─
    1 小児感染症診療のトリセツ
     臨床感染症を学ぶ必要があるワケ
     小児感染症診療の原則
     原因微生物の疫学
     患者背景にまつわる知識・経験

    2 病歴・身体所見の取りかた
     病歴・身体所見の診断における価値
     病歴の取りかた
     身体所見の取りかた
     鑑別診断の考えかた

    3 微生物検査の用いかた─迅速抗原検査、塗抹検査、培養検査─
     なぜ微生物検査を行うか? 
     迅速抗原検査 
     塗抹検査│グラム染色 
     培養検査 

    4 感受性検査の用い方
     なぜ感受性検査を行うか? 
     MICとMBC 
     感受性検査の種類と原理 
     感受性検査の実際:CLSI 基準とは? 
     感受性検査の解釈:感受性結果からどの抗菌薬を選択するか? 
     主な薬剤耐性の機序と種類 

    5 抗微生物薬の選びかた
     Empirical therapyとDefinitive therapy 
     抗菌薬を選ぶ 4 つのステップと7つのポイント│Empirical therapy 
     Definitive therapy へ進む2 つのポイント 
     治療がうまくいかないときに考えること 

    Chapter 2 抗微生物薬のトリセツ
    1 抗菌薬
     知っておくべき細菌学的な知識 
     院内感染で問題となる菌種SPACE(+K) 
     抗菌薬の種類 
     抗菌薬の作用機序 
     時間依存性と濃度依存性 
     殺菌性と静菌性 
     小児で気をつけるべき抗菌薬の副作用・相互作用 
     ペニシリン系抗菌薬 
     セフェム系抗菌薬 
     カルバペネム系抗菌薬 
     マクロライド系抗菌薬 
     リンコマイシン系抗菌薬 
     スルホンアミド系抗菌薬 
     アミノグリコシド系抗菌薬 
     テトラサイクリン系抗菌薬 
     ニトロイミダゾール系抗菌薬 
     グリコペプチド系抗菌薬 
     オキサゾリジノン系抗菌薬 
     環状リポペプチド系抗菌薬 
     ニューキノロン系抗菌薬 
     ホスホマイシン系抗菌薬 
     その他│抗結核薬 

    2 抗真菌薬
     真菌の分類と主な抗真菌薬の関係
     酵母様真菌
     糸状菌
     二形性菌
     リスク・臨床経過に沿った抗真菌薬の使い分け 
     アゾール系抗真菌薬 
     キャンディン系抗真菌薬 
     ポリエン系抗真菌薬 
     5- フルオロシトシン 

    3 抗ウイルス薬
     抗インフルエンザ薬 
     抗ヘルペスウイルス薬 
     抗サイトメガロウイルス薬 
     新型コロナウイルス感染症治療薬 

    4 経口抗微生物薬の使い方
     内服治療開始のタイミングと薬の選びかた 
     「飲みやすさ」を意識する―剤形・味・量・飲ませ方― 
     「剤形」を知る 
     「味」を知る 
     「量」を知る 
     「飲ませ方」を知る 

    5 局所抗微生物薬の使い方
     外用抗微生物薬 
     小児に使用される主な外用抗微生物薬 
     点眼抗微生物薬・眼軟膏抗微生物薬 
     小児に使用される主な点眼抗微生物薬/眼軟膏抗微生物薬 
     点耳抗微生物薬 
     小児に使用される主な点耳微生物薬 

    6 抗微生物薬の予防投与
     予防投与の基本的な考え方 
     予防投与の是非 
     抗微生物薬の選択 
     疾患別予防投与 
     基礎疾患別予防投与 
     周術期の抗菌薬予防投与 
     曝露後抗微生物薬予防投与 

    Chapter 3 小児感染症診療の原則─アドバンスト─
    1 診断の考えかた─検査・疫学情報の活かしかた
     なぜ診断するか? 
     なぜ問診・身体診察・検査をするのか? ?ベイズの定理 
     検査特性を表す指標 
     ベイズの定理を用いた事後確率の求めかた 
     どうやら事前確率が大事 

    2 微生物検査の用いかた─ 質量分析,核酸増幅検査,血清抗体価検査─
     質量分析装置(MALDI TOF-MS) による同定検査 
     核酸増幅検査(nucleic acid amplification test:NAAT) 
     血清抗体価検査 

    3 PK/PD 理論と薬物血中モニタリングの使い方
     PK/PD とは? 
     “ADME”と薬物動態(PK)を理解するためのキーワード 
     “分布”で特に気をつける要素:髄液移行性 
     感染症診療の PK/PD で考慮すべきパラメータ 
     TDM(薬物血中モニタリング) 
     定常状態とトラフ値 
     主な各抗微生物薬の TDM の実際 

    4 抗菌薬アレルギーへの対応
     本当に抗菌薬アレルギーなのか??まずしっかり問診 
     どのタイミングでアレルギー専門医へ相談するか? ?疑わしきは罰する
     抗菌薬アレルギーを疑うとき,どのように他の抗菌薬を選択するか?? 側鎖が頼りサ

    巻末資料1 主な静注抗微生物薬の推奨投与量 
    巻末資料2 主な経口抗菌薬の推奨投与量 
    巻末資料3 新生児(生後28 日以下)に使用する主な抗微生物薬の投与量 
    巻末資料4 腎機能による投与量調節

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