消化器内視鏡 37/4 2025年4月増大号
出版社: |
東京医学社 |
発行日: |
2025-04-25 |
分野: |
臨床医学:内科
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雑誌
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ISSN: |
09153217 |
雑誌名: |
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特集: |
消化器内視鏡寸言集2025 |
目次
- 特集 消化器内視鏡寸言集2025
I.全般
[一般論]
●心の内視鏡が大切
●患者の“いらいら”への積極的対応とは?
●偶発症発生時の心得3カ条
●始める前に,忘れずに!
●言葉が生む鎮静力
●脈拍変動は鎮静効果判定の良い指標
●ペンギンに空を飛べと言ってはいけない―パワーハラスメントと言われない指導法とは?
●忘れない,感染経路としての消化器内視鏡
●内視鏡レポートはメモにあらず,一枚一枚が名刺の代わり
●スコープを握る手で被検者の身体と会話する
●内視鏡の達人は空気量を支配する
●送気でだめなら浸水で!【動画付き】
●水でだめならGelで!【動画付き】
●アップアングルいっぱいならば左右アングルを追加せよ
●右手の感覚を大切に,スコープはgentleに操作せよ
●RDIを使いこなそう【動画付き】
●弘法こそ筆を選ぶ
●論文完成,さあ投稿!―その前に共著者の再チェックを
●Priorityを大切に
●形態は機能に従う
●消化管運動は厄介者?
[診断]
●「木を見て森を見ず」はNG
●レンズ周りのケアで視界を守れ!【動画付き】
●見たことがないものは診断できない
●診断できないならさっさと生検しろ!
●生検診断を鵜呑みにするな!
●病理医とはface to faceで接する
●AIも間違える!
●AIも画面にうつらなければ役立たず
●症状あれば一見正常でも生検せよ
●眼と脳内の視覚情報処理機構(VIPM)をご存知?
●腫瘍性病変は横からも観察せよ‼
●拡張血管をみたらSM浸潤を疑え
[治療]
●デバイスの出し入れは常に慎重であれ【動画付き】
●処置具の出し入れには左指も活用しよう
●ESD:助手は術者の動きの先を読め!
●夜間の緊急内視鏡は7割で十分
●ちょいかけクリップは無いに等しい
●クリップは粘膜に平行にかけよう
●ESD術中穿孔はあわててクリップ縫縮すべからず
●最善を祈って最悪に備える
II.咽喉頭・食道
●いざスコープ挿入,舌だらけで口蓋弓が見えない?!―Lingual horizonをたどれ!【動画付き】
●左がダメなら右鼻腔
●経鼻内視鏡による鼻出血―頻度が高いのは誰?
●見逃すな口蓋メラノシーシス,咽頭・食道癌のバイオマーカー【動画付き】
●咽頭・食道挿入は“Sniffing position”【動画付き】
●右側を素通り注意,頸部食道【動画付き】
●頸部食道はゆっくり抜きながら観察する
●縦横溝はEoE
●表在型食道癌,一つ見つけて喜ぶな
●EP癌といえども食道腺を取り残すべからず,食道ESD【動画付き】
●食道・胃静脈瘤治療にはEUSが不可欠
●EISとEVLの適応を考慮せよ!
III.胃・十二指腸
●過送気による嘔吐反射に気をつけろ!【動画付き】
●迷いのcardia
●自然出血は小胃癌の存在を疑うべし
●NBI非拡大による早期胃癌発見のヒント―唐茶色と利休色を理解せよ
●Brownish areaは胃癌を疑え
●胃炎と間違えるなGAVE
●増加・増大する胃ポリープは酸分泌抑制薬を中止または減量せよ
●逆萎縮をみたらAIG
●洗っても剝がれない粘液……自己免疫性胃炎か?ボノプラザンか?
●泥沼除菌は自己免疫性胃炎(A型胃炎)の可能性を考慮すべしほか
●止血後の胃潰瘍病変は生検を考慮せよ
●十二指腸副乳頭をポリープと間違えるな
●Brunner腺過形成,多彩な顔に注意せよ
●十二指腸・小腸は絨毛にも注意せよ
●十二指腸,安易に生検するなかれ
●十二指腸EMR/ESDは縫縮が命
IV.空腸・回腸
●過送気は百害あって一利なし
●水なら進むよ,どこまでも
●困難な形状を無理して越えるのではなく,形状を整えて容易な形にしてから進むのがよい
●先端フードの利用は小腸での内視鏡治療を容易にする
●挿入・短縮時にジグリングテクニックを活用しよう
●屈曲部を越えるコツとスコープ先端バルーンを活用した挿入法
●バルーンの活用がバルーン内視鏡を最大限活かすコツである
●処置具が出にくいときは少量のオリーブオイルを
V.大腸・肛門
●早期癌は盲腸挿入前に観察するべし
●Pushするべからず【動画付き】
●大腸内視鏡挿入時の強い痛みは危険信号
●大腸内視鏡挿入困難 使えるものはなんでも使う
●なぜ右側臥位にしないの?
●太っちょさんは腹臥位で
●内視鏡治療前の生検は控えよう
●木を見て,森を見る
●淡い発赤を見逃すな
●大腸内視鏡では肛門病変もチェックする
●縦走潰瘍の介在粘膜:赤は潰瘍性大腸炎,白はCrohn病
●赤黒い粘膜は腸管壊死のサイン
●黄色調の粘液付着はSSLを疑え
●直腸前壁優位の病変は直腸粘膜脱症候群を疑え
●盲腸だけの汚い白苔の潰瘍はアメーバを疑え
●EMRは局注が命
●EMRの局注は,多すぎてもダメ
●Cold snare polypectomyでも,検体は展開しよう
●良性なら,病変を刺しても構わない
●局注は,時には口側から
●直腸NETにESDは必要ない
VI.胆膵
●胆膵内視鏡診療でも画像記録は大切
●ERCPはカニューレやガイドワイヤーではなく,内視鏡を使ってカニュレーションすべし【動画付き】
●ERCP:十二指腸でのスコープのストレッチ操作は右手を添えて
●Do something different!
●十二指腸乳頭処置は優しく・丁寧に
●端っこでチマチマするな。真ん中でカッコよくキメてくれ【動画付き】
●乳頭は発見できれば99.9%で挿管可能
●胆管が透けて見えたら一人前
●胆膵内視鏡処置は引き出しの多さが成否を決める
●ERCP後膵炎は理不尽に発症する!
●たわませ切り,実は真横に切っている
●EUS観察:膵体部腹側表面は意外とピットフォール
●EUS観察:振動子をSDAに当てたら門脈が出せる
●EUS-FNAのすべらない話をしようか
●EUS-FNA:ROSEなんて要らない
●EUS-FNA/FNB:ストロークは3回で十分
●コンベックス型EUSは,シャフトを真っすぐにしてショルダーターン【動画付き】
●失敗したくないなら,画面から目を離すな【動画付き】
VII.病理
●病理はコントロールの学問
●病理診断に適・不適な検体を知ろう
●病理診断依頼書・報告書は臨床医と病理医との重要な交流の場
●肉眼所見は病理診断の基本―伸展固定の重要性を認識しよう
●パラフィン包埋標本は形態観察のみならずさまざまな分子病理学的解析手法を受け入れる
●EUS-FNA検体提出の心得:見る,思いやる