認知コミュニケーション障害の理解と評価・訓練

出版社: 協同医書出版社
著者:
発行日: 2025-07-10
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784763930620
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商品紹介

本邦初!患者の理解や訓練に困っている臨床家のための、認知コミュニケーション障害の実践書。
認知コミュニケーション障害とは、「後天性脳損傷に伴う、認知機能障害が背景にあると考えられる、非失語性のコミュニケーション障害の総称」(本文より)です。脳血管疾患や脳腫瘍などの局所性の脳損傷、外傷性脳損傷や低酸素脳症、脳炎などのびまん性の脳損傷のどちらでも出現します。
本書は、病態や原因疾患、評価と訓練の方法について包括的に解説する初めての書籍です。

目次

  • 【第I部】コミュニケーションとその障害
     第1章 認知コミュニケーション障害の概要
      1 はじめに:認知コミュニケーション障害とは
      2 定義
      3 区別すべき障害
       1)先天性・発達性の障害
       2)機能性の疾患
       3)失語症
       4)認知症
       5)コミュニケーションスタイルにおける個人差
      4 症状と原因疾患など
       1)主な症状
       2)病識またはメタ認知の障害
       3)原因疾患と類型
       4)有症率
      5 障害のメカニズム
       1)認知機能とコミュニケーション:総論
       2)認知機能とコミュニケーション:各論
      6 日常生活への影響
      7 まとめ
     第2章 コミュニケーションと脳損傷
      1 はじめに
      2 コミュニケーションとは
       1)意味の共有
       2)コミュニケーションのチャネル
      3 コミュニケーションのプロセスモデル
       1)概要
       2)コンテキスト
      4 語用論とGrice の理論
       1)語用論
       2)Grice の理論
      5 まとめ

    [コラム]対人コミュニケーション

    【第II部】認知コミュニケーション障害と疾患
     第3章 認知コミュニケーション障害を伴う症候群
      1 はじめに
      2 語用論的な要因と高次脳機能障害の関係
       1)語用論的な理解
       2)語用論的な発話(語の運用能力)
       3)プロソディ
       4)注意機能・ワーキングメモリ・情報処理速度
       5)記憶機能
      3 症候群別の認知コミュニケーション障害の特徴
       1)右半球損傷
       2)前頭葉損傷
       3)外傷性脳損傷・びまん性軸索損傷
       4)小脳性認知情動症候群
       5)脳炎
       6)低酸素脳症
       7)認知症
      4 最後に
     第4章 認知コミュニケーション障害の原因疾患
      1 認知コミュニケーション障害の原因疾患
       1)概要
       2)後天性脳損傷の疾患の特徴
       3)損傷や回復の程度を修飾する因子
      2 個別の疾患
       1)脳血管障害(脳卒中)
       2)外傷性脳損傷
       3)脳腫瘍
       4)脳炎
       5)低酸素脳症
      3 脳損傷部位と認知機能障害の関係
      4 神経変性疾患
       1)概要
       2)神経変性疾患の症状
      5 まとめ

    [コラム]言語の語用論

    【第III部】認知コミュニケーション障害の評価
     第5章 検査式評価法
      1 はじめに
      2 欧米の検査式評価法
       1)感情表現
       2)比喩・ことわざ・慣用句
       3)皮肉
       4)間違い・嘘
       5)ユーモア
       6)推論
      3 日本における検査方法の提案
       1)感情表現
       2)比喩と皮肉
       3)ユーモア
       4)推論
      4 評価の実例
      5 まとめ
     第6章 観察式評価法
      1 はじめに
       1)評価を行う際の基本的な注意(1)
       2)評価を行う際の基本的な注意(2)
       3)結束性と一貫性
      2 欧米における評価尺度
       1)ラ・トローブコミュニケーション質問票(LCQ)
       2)セントアンドリュース・スウォンジー神経行動評価尺度(SASNOS)
       3)語用論的プロトコール
       4)その他の評価尺度
      3 日本語版がある評価尺度
       1)Pragmatic Rating Scale(日本語版PRS)
       2)後天性脳損傷のための認知コミュニケーションチェックリスト(CCCABI日本語版)
      4 評価の実例
      5 病識またはメタ認知の評価
       1)評価の方法論
       2)評価における注意点
       3)主な評価尺度
      6 まとめ
     第7章 会話分析
      1 会話分析とは
       1)会話分析の問題意識
       2)修復
      2 会話分析の観点に基づく評価法
       1)会話分析の応用
       2)臨床場面における会話分析の意義
       3)CAPPCI
      3 分析例
       1)職員による質問
       2)認知症がある人の反応
       3)職員の反応
      4 まとめ

    【第IV部】認知コミュニケーション障害の訓練
     第8章 治療的介入1:認知機能障害の訓練
      1 はじめに-コミュニケーションと認知機能との関係-
      2 認知コミュニケーション障害の背景にある認知機能障害と訓練法、コミュニケーション活動に与える効果
      3 注意障害
       1)注意障害とコミュニケーション障害
       2)注意障害の訓練
       3)注意障害に対する訓練がコミュニケーション活動に与える効果
      4 記憶障害
       1)記憶障害とコミュニケーション障害
       2)記憶障害の訓練
       3)記憶障害に対する訓練がコミュニケーション活動に与える効果
      5 遂行機能障害
       1)遂行機能障害とコミュニケーション障害
       2)遂行機能障害の訓練
       3)遂行機能障害に対する訓練がコミュニケーション活動に与える効果
      6 注意障害、記憶障害、遂行機能障害による言語様式ごとのコミュニケーション障害特性
      7 まとめ-認知コミュニケーション障害における注意、記憶、遂行機能へのアプローチと
         有効なコミュニケーション活動に向けて-
     第9章 治療的介入2:コミュニケーション障害の訓練
      1 訓練法総論
       1)メタ認知
       2)訓練における共通技法
      2 訓練法各論
       1)言語表出の訓練
       2)言語理解の訓練
       3)プロソディの訓練
       4)社会的コミュニケーションの訓練
      3 メタ認知(病識)の訓練
      4 まとめ
     第10章 環境的介入:活動制限・参加制約へのアプローチ
      1 認知コミュニケーション障害による活動制限・参加制約とは
       1)ICF による活動制限・参加制約
       2)認知コミュニケーション障害による活動制限・参加制約
       3)認知コミュニケーション障害が就労に及ぼす影響
      2 環境的介入とは
       1)環境的介入の種類
       2)認知コミュニケーション障害に対する環境的介入
      3 人的環境への介入の実際
       1)リハビリテーションに関わるスタッフに望まれる言動・態度
       2)周囲の人々への介入例
       3)家族などの身近な人たちへの介入
      4 就労支援における環境的介入
       1)就労支援における環境的介入の実際
       2)メタ認知を促す環境-より効果のある環境的介入のために-
      5 まとめ
     第11章 事例
      事例1:右半球損傷の事例
      事例2:前頭葉損傷の事例
      事例3:びまん性脳損傷(外傷性脳損傷)の事例
      事例4:小脳性認知情動症候群の事例

    【第V部】認知症のコミュニケーション障害
     第12章 認知症のコミュニケーション障害の評価と支援
      1 認知症の定義と分類
      2 コミュニケーション症状
       1)アルツハイマー型認知症(AD)
       2)前頭側頭型認知症(FTD)
       3)原発性進行性失語
      3 評価
       1)考え方の基本
       2)具体的な評価方法
      4 支援
       1)考え方の基本
       2)本人に対する支援
       3)環境調整
       4)家族への支援
      5 まとめ

    資料編 訓練に利用できる教材と使用法
    索引
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