目次
- ◆第40回 日本栄養治療学会学術集会(JSPEN2025) 開催
◎ワークショップ6「多職種で考える心不全患者のmalnutritionと栄養治療
~急性期から在宅までの実践と課題」
「心不全の低栄養と悪液質:総論」
・心不全患者に多い低栄養で予後が悪化
・心不全に対する治療で悪液質が改善し、体重も増加
・心不全患者では筋肉減少や腸管浮腫が心臓悪液質をもたらす
・Evansの基準による心臓悪液質は予後不良
・より簡便に悪液質を評価するためAWGO基準を提唱
・食欲不振の心不全患者に対するONS付加は死亡率を改善
・心不全患者への鉄補充は再入院を抑制
・厳格な塩分制限に愛する根拠は不明
・心臓悪液質を予防するため低栄養への介入が必要
「心不全患者における栄養治療のサイエンス」
・心不全患者の低栄養はADL低下を惹起
・心臓悪液質患者の代謝経路は解糖系が亢進
・心臓悪液質患者には糖とアミノ酸の併用が有用
・シンバイオティクスによる腸内環境是正も有用
・食欲増進作用を持つジンゲロール含有栄養材も有用
・エネルギー代謝が変化している心臓悪液質では早期の介入が必要
「急性期病院における心不全患者に対する食事介入と栄養指導」
・心不全患者の食欲不振に対し、きめ細かな介入を実施
・長期の食欲不振に対応するため、外来栄養サポートも実施
・問診で食事内容を聴取し、データ化してフィードバック
・高齢になるほどエネルギー充足率が低下
・生活環境もエネルギー充足率に影響
・食事摂取を増やす工夫と運動療法を組み合わせて介入
・入院から外来まで継続した栄養サポートが必要
「運動療法による心不全患者の機能改善と栄養サポート:急性期から慢性期まで」
・心不全患者ではステージごとに栄養療法と運動療法の内容を考慮
・急性期では早期離床を中心に介入
・回復期、維持期では長期的な低栄養リスク管理が必要
・50代心不全患者への介入例
・低付加の運動療法と栄養状態改善から開始
・食事摂取量増加に伴い運動療法の負荷もアップ
・自宅退院後は仕事にも復帰
・理学療法士は運動療法を通じた栄養管理のサポートを実施
【総合討論】
◆Report 第14回日本リハビリテーション栄養学会学術集会 開催
◎「心臓リハビリチームの栄養に関する取り組み~私たちに出来ることはどんなことかを考える~」
関西中部心不全栄養療法研究会・神奈川心不全栄養研究会合同セッション2
・多職種による心臓リハビリテーションを実施
・高齢心不全患者では心臓リハビリテーション時の低栄養やカヘキシアの把握が必要
・70代女性心不全患者への心臓リハビリテーション
・外来でも心臓リハビリテーションを行い、身体機能や栄養状態が改善
・多職種による情報共有と患者に合わせた目標設定が重要
・外来心臓リハビリテーションで栄養指導も実施
・70代女性心不全患者における栄養指導
・外来でも栄養指導を継続
・患者の栄養状態を評価し、食事から治療を支援
【総合討論】
◆Report 第29回日本フードファクター学会学術集会 開催
◎基調講演「食品の精密栄養学」
「精密栄養学が作り出す健康社会の近未来像」
・腸内細菌は免疫とも関連
・腸内細菌叢の個人差は大きい
・腸内細菌叢は多様性が重要
・腸内細菌は食物繊維を利用して短鎖脂肪酸を産生
・腸内細菌叢が有用な代謝物を産生できる環境づくりが必要
・オメガ3脂肪酸はアレルギー症状を抑制
・食材の健康効果は人によって異なる
・データベース会席をもとに食材の健康効果を予測
・日本人に多いブラウティア ウェクセレラエ種は体重抑制作用を発揮
・簡便に腸内細菌叢を評価できる「腸内細菌検査キット」を開発
・精密栄養学の社会実装を目指した研究を推進
<質疑応答>
「農研機構の食品機能性研究の取り組みと今後の展望」
・農林水産物の食品機能性研究を実施
・(1,3/1,4)-β-グルカンの上気道感染症改善効果を検証
・大麦摂取で体調やNK細胞活性が改善
・機能性農産物をきっかけにした食習慣の改善を目指す
<質疑応答>
◆学会情報