ピアジェ・思考の誕生 ニューロサイエンスと哲学から読み直すリハビリテーションの新しい地平
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目次
- 【序章】ピアジェの「運動性知能」という現代性
1 この本を書くにあたって
2 ジャン・ピアジェの生涯(1896~1980)
3 発生的認識論とリハビリテーション
4 発生的認識論の基盤
(1)概念の構築
(2)スキーマの形成
(3)同化、調節、そして均衡化
5 発達における4つの段階
6 現代的視点から捉えるピアジェの理論とその補完
(1)神経可塑性と社会文化的アプローチ -ピアジェの理論の限界-
(2)ピアジェの理論と認識論の融合
(3)段階説の再検討 -連続性・個人差、そしてニューロサイエンスの知見-
参考文献
【第1章】「ピアジェの発達段階1 感覚運動期」を読み直す
1 感覚運動期とは
2 6つのサブステージの概略
(1)原始反射(0~1か月)
(2)第一次循環反応(1~4か月)
(3)第二次循環反応(4~8か月)
(4)手段と目的の結合(8~12か月)
(5)第三次循環反応(12~18か月)
(6)スキーマの内面化(18~24か月)
3 認知発達の起源としての原始反射
4 第一次循環反応 -能動的探索の始まり-
5 第二次循環反応 -物と身体の関係づけ-
6 手段と目的の結合 -知性の黎明-
7 第三次循環反応 -子どもは研究者-
8 スキーマの内面化 -表象的思考の芽生え-
参考文献
【第2章】「ピアジェの発達段階2 前操作期」を読み直す
1 前操作期とは
2 表象と思考
(1)行為的表象
(2)視覚的表象
(3)象徴的表象
3 言語能力の発達
(1)語彙の増加と文法的マーカーの萌芽
(2)過剰般化のプロセス
(3)概念の理解と語彙の精緻化
4 直感的思考の特徴
(1)実念論
(2)アニミズム
(3)人工論
5 中心化と自己中心性
(1)見かけに惑わされる思考
(2)自己中心性
参考文献
【第3章】「ピアジェの発達段階3 具体的操作期」を読み直す
1 具体的操作期とは
2 洗練された言語の獲得
(1)能記と所記
(2)刺激等価性
(3)因果関係への言語の利用
(4)外言から内言へ
3 可逆性の理解と物語の形成
4 保存や数の概念の理解
5 脱中心化に伴う道徳的発達の進化
(1)他者視点取得と心の理論
(2)感情的共感と論理的思考の接合
(3)道徳発達と規則の理解
参考文献
【第4章】「ピアジェの発達段階4 形式的操作期」を読み直す
1 形式的操作期とは
2 物事の抽象化システム
3 仮説演繹的思考の形成
4 命題的思考と論理的操作の洗練化
5 物語的自己同一性と反省的自己意識
6 意思決定と自己効力感
7 メタ認知と三元ニッチ構築
8 倫理的思考と宗教的思想
参考文献
【終章】人間復権としてのリハビリテーション -発達理論と現代科学と哲学の統合的視座から-
1 現代のリハビリテーションの課題と限界
2 ピアジェの発達理論とリハビリテーション -認知構造の再構築と適応-
3 ピアジェの理論と現代科学の融合から脳卒中リハビリテーションを考える
(1)脳卒中後の回復過程における理論的枠組み
(2)リハビリテーションにおける「自己制御」の再構築
(3)身体化された認知と生成のプロセス
(4)統合的解釈 -リハビリテーション・モデルの構築-
4 ピアジェの発達理論に基づく脳卒中リハビリテーションの体系的展開
(1)「感覚運動期」-新たな自己の創造に向けた感覚と運動の統合-
(2)「前操作期」-象徴的思考と社会的認知の再編成-
(3)「具体的操作期」-論理的思考と柔軟な戦略の再構築-
(4)「形式的操作期」-自己の再獲得と超越、リハビリテーションの究極形態-
5 身体的自己と物語的自己の統合と再構築 -哲学的見解との融合-
6 新しい自己生成のためのフレームワーク
(1)生きたプロセスとしての発達 -ピアジェの理論の再解釈-
(2)動的なサイバネティクス -フィードバックから予測と創発へ-
(3)リハビリテーションの進化 -動作から生き方へ-
(4)多層的支援システムの必要性
(5)主観と客観の統合による評価システムの設計
(6)包括的リハビリテーション・モデルと未来のフレームワーク
7 臨床評価 -リハビリテーションにおける観察と記述の重要性-
(1)従来の機能評価の再考
(2)現象学的アプローチの導入
(3)身体的自己と物語的自己の統合評価
(4)エナクティブ・アプローチの導入
(5)社会的役割の再獲得に対する評価
(6)倫理的配慮と対話的プロセス
(7)長期的・生態学的評価の重要性
(8)統合的評価におけるピアジェの観察連続性の応用
8 リハビリテーションにおける自由、理性、活動能力 -スピノザとピアジェの統合的視点-
(1)自由の実現と自己保存
(2)感情の隷属から自由へ
(3)認識と自由 -明瞭判断と部分的な認識-
(4)活動能力の増大と理性の役割
(5)自由へのリハビリテーション
9 倫理的リハビリテーションの地平
(1)機械論的還元主義の超克と「生きられた身体」の再構築
(2)機能回復を超えて -環世界再構築の視点-
(3)患者の尊厳と自己決定権
(4)純粋客観性を超えて -個別性と相互作用を考慮した科学-
(5)リハビリテーションにおける倫理的責任 -応答する顔-
(6)社会的再統合と構造化理論 -個と社会の相互生成-
(7)「間(あいだ)」に生まれる自己 -リハビリテーションにおける物語的再構築-
(8)神経現象学と暗黙知 -前反省的自己の回復-
(9)リハビリテーションにおける命題的思考の役割
(10)解釈学的循環と新たな自己理解
(11)倫理的なリハビリテーションの新たな地平
10 未来への展望と課題、そして提言
(1)技術革新とリハビリテーションの融合
(2)ニューロサイエンスの進歩がもたらす新たな知見の統合
(3)中動態的自由と協働による多層的リハビリテーション
(4)改めて臨床知とは -生きた知識の生成-
(5)リハビリテーション教育・研究の新たな方向性
(6)東洋思想に基づく自己再構築の視点
(7)存在と変容の道筋
(8)人間復権としてのリハビリテーションの再定義
参考文献