PEN 2026年1月号
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目次
- ◆第27回日本褥瘡学会学術集会 開催
◎シンポジウム6(日本病態栄養学会合同企画)
「専門管理栄養士による褥瘡患者への栄養介入と効果」
「がん患者の褥瘡予防・治療における栄養治療について」
・入院、外来に部門を分け、がん患者の栄養管理を実施
・がん患者の多くで食事摂取量が減少し、筋肉量も減少
・がん患者では低栄養や化学療法による副作用で褥瘡のリスクも増加
・患者の状態や嗜好に合わせたきめ細かな食事提供で食事摂取量増加を目指す
・医療機器関連褥瘡を併発した卵巣腫瘍患者にもNSTによる栄養介入を実施
・嗜好調査の上で食事を調整し、食事摂取量が安定、褥瘡も改善
・褥瘡発生リスクが高いがん患者では管理栄養士の継続した介入が重要
「糖尿病を持つ患者の褥瘡治療」
・糖尿病病態栄養専門管理栄養士を中心に、糖尿病患者の栄養管理を実施
・様々なエネルギー量、食形態の糖尿病食を患者に合わせて提供
・糖尿病患者の栄養管理では低栄養や糖尿病性腎症の考慮も必要
・十分なたんぱく質摂取量、エネルギー摂取量の確保が重要
・多職種連携による適正な栄養管理、転院先や在宅医療との連携も必要
・糖尿病患者の褥瘡管理ではチーム医療での栄養管理が不可欠
「腎疾患患者の褥瘡栄養~保存期・透析患者の褥瘡栄養管理について考える~」
・CKD治療におけるたんぱく質制限ではたんぱく質の質も重要
・たんぱく質制限を優先する患者とたんぱく質制限緩和を優先する患者が存在
・褥瘡合併のCKD患者でたんぱく質制限のない食事療法を実施し、褥瘡が改善
・透析患者のたんぱく質摂取量は目標量を満たしていない
・透析患者に対する亜鉛とアルギニンの補充は褥瘡改善につながる可能性がある
・低栄養の透析患者に対するIDPNでエネルギー摂取量が増加
・褥瘡合併のCKD患者では褥瘡、栄養状態、腎機能をモニタリングし、個別の栄養管理が必要
「肝疾患を有する褥瘡患者への栄養介入の意義」
・肝硬変患者では疾患そのものが低栄養をもたらす
・栄養評価が困難な肝硬変患者では低栄養とみなした介入が妥当
・肝硬変患者ではREE増加により低栄養や筋肉量低下が多発
・肝硬変患者ではサルコペニアが合併しやすく、創傷治癒遅延に影響
・肝性脳症におけるたんぱく質制限は異化を亢進
・たんぱく質の質も考慮したたんぱく質摂取が必要
・重症肝硬変患者の多くは亜鉛欠乏で、褥瘡リスクが上昇
・褥瘡を有する肝硬変患者では病態や栄養状態に応じた個別の介入が必要
<総合討論>
◆企業TOPインタビュー「ニュートリー株式会社」
ニュートリー株式会社
代表取締役社長 袴田義輝氏
・社長就任にあたり
・3つの事業と5つの強み
・弊社の5つの強み
・在宅・介護領域での課題
・解決の基本方針
・海外展開の狙いと進め方
◆REPORT 第12回日本時間栄養学会学術大会開催
シンポジウム1「睡眠を科学する:時間栄養学からの試み」
「睡眠と覚醒を操る脳の仕組みとオレキシンの役割」
・オレキシンは覚醒の安定化に関与
・オレキシン産生ニューロンはLHAに局在
・オレキシンニューロン欠損マウスでは覚醒が断片化
・オレキシン欠損症はナルコレプシーを惹起
・ナルコレプシー患者では適切な睡眠構築が不能
・オレキシンは持続的な興奮性作用を発揮
・オレキシンはすでに存在する覚醒を維持
・情動はオレキシン産生ニューロンを活性化して覚醒を安定化
・オレキシン受容体拮抗薬は不安によるオレキシン産生を抑制して入眠困難を解除
・ウルトラディアンリズムの制御にはドーパミンが関与
「多様な時間スケールから見る睡眠と健康のダイナミクス」
・ACCEL法の開発で中途覚醒の正確な検知が実現
・イギリスのビッグデータにACCEL法を適用し睡眠をパターン化
・昼寝習慣は長期の認知機能低下に関与、睡眠の質は時間経過に関わらず認知機能と関連
・睡眠の質は海馬を介し、昼寝習慣は白質病変を介して認知機能を低下
・昼寝習慣や睡眠の質悪化は認知症やアルツハイマー病の発症リスク上昇を惹起
・ウェアラブルデバイスで心身の状況を記録し、必要な時に受け入れ可能な介入を実施
・個人間でランダム化し、デジタルヘルス介入の睡眠習慣安定性効果を検討
・睡眠の安定化に脆弱性がみられたグループで睡眠時間が延長
・脳刺激技術を活用した睡眠の質改善の技術開発を実施
・低周波前庭電流刺激で睡眠時間が延長、睡眠潜時は短縮
・睡眠が脆弱な集団を抽出し、受け入れ可能な介入の実施が重要
「夕食のタイミングの違いによる夜間睡眠構築の変化」
・夕食と就寝時刻のインターバルは個人差が大きい
・遅いタイミングの夕食が睡眠に与える影響は一致した見解がない
・個人の習慣的な就寝時刻を基準にした遅いタイミングの夕食の睡眠への影響を検討
・就寝時刻1時間前の夕食は睡眠時間が短縮、睡眠効率が低下、中途覚醒が増加
・遅いタイミングの夕食は血糖変動を介して、睡眠の質低下に関与する可能性が示唆される
・就寝時刻2時間前の夕食と就寝時刻4時間前の夕食では有意差を認めず
・夕食と就寝時刻のインターバルは約3時間が妥当
◆大会長インタビュー
「第29回日本病態栄養学会年次学術集会 開催」
菅野 義彦 先生
(第29回日本病態栄養学会年次学術集会 会長/東京医科大学 腎臓内科学分野)
・開催概要
・「アカデミックすぎない学会」を目指して
・プログラム委員会がつくる「現場目線」のプログラム
・加算と病院経営をめぐる実務的プログラム
・特別講演・神野正博先生が示す「病院食と経営」の未来
・患者視点を伝える特別講演──秋野暢子さんを迎えて
・若手幹事会によるフリートーク企画「大会長と話そう」―Meet the chairperson
・腎臓領域のセッションと食事療法基準の改訂
・肥満関連セッション──加算と実臨床をつなぐ議論
・レシピコンテスト──「食塩」をテーマにした現場発の工夫
・多学会との合同セッションが示す「横断領域」としての病態栄養
・約60年ぶりに動き出した「治療食」の見直し
・参加者像を可視化する「バードウォッチ」の試み
・参加者へのメッセージ──「ああ、面白かった」と言いながら帰ってほしい
◆長谷部正晴 先生 逝去
・外科代謝栄養との出会いと歩み
・帝京大学医学部附属病院救命救急センターでの活動
・医療と教育への尽力
・多くの学会の名誉会員、特別会員となられる
・温かな人柄と後進への思い
◆学会情報
「第29回 日本病態栄養学会年次学術集会」