老年医学ケースディスカッション 総合診療編

出版社: 丸善出版
著者:
発行日: 2026-01-30
分野: 臨床医学:内科  >  老人医学
ISBN: 9784621312308
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4,400 円(税込)

商品紹介

Geriatrics(老年医学)の概念普及から実践の時代へ
『あめいろぐ高齢者医療』から5年。老年医学の考え方は広まり、マルモ・多剤併用・フレイルなど高齢者診療の特異性と重要性は認知された。しかし多くの医療者にとって実際の高齢患者を前にした時の具体的対応、つまり「実臨床のノウハウ」は未だわからない部分が多い。
では、Geriatrician(老年科医)は高齢者の臨床をどう考えているのか?
そこで、老年科医は高齢患者の疾患を前にした時、具体的にどのように考え、どのようにアプローチするのか。誤嚥・背部痛・認知症・せん妄など、高齢者診療で超コモンなテーマを厳選し、対話形式のケースディスカッション(症例検討)で徹底分解! 老年医学の5つのMで高齢者診療を俯瞰、「次の一手」が見える実践書。
この本を読めば、老年医学の臨床現場を疑似体験できる(QRコード連動の動画付き)。

目次

  • 第1部 老年医学:総 論
     1 物 忘 れ 
      1.認知症は「物忘れ」ではない
      2.認知症はいずれ死に至る病である
      3.認知症のステージに合わせた非薬物的介入をする
     2 誤嚥性肺炎
      1.誤嚥性肺炎は5つのMで考える
      2.多職種による専門職連携で包括的介入を試みる
        症例検討:考えてみよう 83歳女性,独居(娘が隣町に在住)
     3 背 部 痛
      1.問診・診察を同時に進めるハイブリッド式情報収集を行う
      2.老年医学の5つのMで方針を決める(包括的アプローチ)
      3.疼痛コントロールのポイントは痛みの評価にあることを認識する
        症例検討:考えてみよう 85歳男性,要介護1(妻と二人暮らし)

    第2部 老年医学:各 論
     4 せ ん 妄 
      1.せん妄は高齢者に超コモン,なのに見逃しが多い
      2.せん妄発症後の予後は悪いと認識しておく
      3.せん妄は予防が重要である
     5 転 倒
      1.転倒の評価は聞くことから始まる
      2.高齢者の転倒に「つまずいただけ」はない
      3.転倒後のマネジメントと再発予防は多職種による専門職連携が重要
        症例検討:考えてみよう 78歳女性,独居
     6 薬がほしいです
      1.ポリファーマシーの定義と高齢者への影響を知る
      2.知識不足だけでなく,医師の善意からも起こる処方カスケードに気づく
      3.服薬リストを患者中心にレビューする(VIONEを活用した減薬を検討)
     7 老 衰
      1.予後予測は5軸で考える
      2.患者・家族の価値観を生活の面も含め多面的に捉える
      3.患者中心の意思決定は3ステージ・プロトコルを活用する
      4.ポジティブな面とネガティブな面を聞き出し,価値観の解像度を上げる
     8 多疾患併存
      1.マルモを知り,包括的な視野で患者ケアを考える
      2.多疾患併存高齢者の治療方針は5つの要因で決定する
      3.ケアバードンとケアキャパシティを考慮する

    コラム一覧
    ・誤嚥性肺炎で求められるスピード感
    ・AADLと高齢者の生活の質
    ・鎮痛薬の具体的な考え方(脊椎圧迫骨折)
    ・終末期せん妄を理解する:複雑な病態への包括的アプローチ
    ・転倒後の心理・社会面への配慮

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