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危機の時代の市民と政党―アイスランドのラディカル・デモクラシー

出版社: 明石書店
著者:
発行日: 2023-02-28
分野: その他  >  哲学・社会
ISBN: 9784750354996
電子書籍版: 2023-02-28 (初版第1刷)
電子書籍
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3,168 円(税込)

商品紹介

近代的な議会政治が最初に誕生したといわれる北欧の島国、アイスランド。2008年の金融危機は、代表制民主主義の正統性をも揺るがせた。政党はもう時代遅れなのか。いかにして市民は政治を変えることができるのか。憲法改正運動と新たな市民政党の結成を取り上げ、今日の民主主義の動態を解き明かす。

目次

  • 表紙
  • 目次
  • 序章 危機の時代とアイスランドの民主主義
  • 第1節 危機の時代
  • 第2節 「危機」、いかなる危機か
  • (1) 代表制民主主義の危機と世界金融危機
  • (2) 政党の危機
  • (3) 「危機の運動」
  • 第3節 アイスランドへの視座
  • 第4節 研究の位置づけ
  • 第5節 本書の構成
  • 第1章 先行研究と分析枠組み
  • 第1節 凋落する政党、動き出す市民
  • (1) 政党の市民社会からの離脱
  • (2) 政党と市民のあいだへの視座
  • 第2節 市民の政治参加を捉える
  • (1) 脱政党的な政治参加 - 熟議という方途
  • (2) 社会運動と政党 - 運動政党への着目
  • 第3節 分析視角と手法
  • 第2章 小さな島の、大きな変容 - アイスランド金融危機の歴史的文脈
  • 第1節 クライエンテリズムから新自由主義へ - アイスランド政治の特質
  • (1) クライエンテリズム政治
  • (2) 新自由主義政治
  • 第2節 アイスランドの金融化 / 負債化
  • (1) 漁業の金融化
  • (2) 日常生活の負債化と格差の拡大
  • 第3節 鍋とフライパンで蜂起せよ !
  • まとめと小括
  • 第3章 アイスランド市民憲法の「失敗」と可能性
  • 第1節 金融危機から新憲法へ
  • 第2節 憲法改正の包摂性と敵対性
  • (1) 包摂性
  • a. 国民会議
  • b. 憲法議会 / 評議会
  • c. 国民投票
  • (2) 敵対性
  • a. 政治的文脈に見る敵対性
  • b. 新憲法草案に見る敵対性
  • 第3節 議会の「迷走」と憲法改正の「失敗」
  • (1) 左派連立政権の誕生と憲法改正過程の制度化
  • (2) 憲法改正をめぐる攻防
  • (3) アイスセーブ問題、二〇一三年政権交代、社会民主同盟の変容
  • (4) 二階の正統性問題
  • 第4節 「失敗」の後で
  • (1) 社会民主同盟内の活動家たち
  • (2) 社会運動団体「立憲社会」の役割
  • まとめと小括
  • 第4章 市民熟議とアイスランド海賊党の組織化
  • 第1節 アイスランド海賊党と二つの運動潮流
  • (1) 国際的な海賊党運動
  • (2) ポスト金融危機のアイスランドにおける諸運動
  • (3) 「海賊党」ではない海賊党 - アイスランド海賊党の特殊性
  • 第2節 アイスランド海賊党の組織化と憲法改正のための市民熟議
  • (1) 宙吊りにされた新憲法 - アイスランド海賊党形成の環境的条件
  • (2) 集合的アイデンティティの連続性
  • 第3節 市民熟議と政党はいかに交わるか
  • (1) 熟議と政党
  • (2) 「開かれた民主主義」の実相
  • まとめと小括
  • 第5章 路上から議会へ - 運動政党、アイスランド海賊党の台頭
  • 第1節 運動政党とは何か
  • 第2節 運動政党としてのアイスランド海賊党
  • (1) 水平的組織構造とデジタル技術の活用
  • (2) 行動レパートリー
  • (3) 党内対立
  • 第3節 アイスランド海賊党の台頭
  • (1) 運動政党の台頭メカニズム
  • (2) ポスト金融危機の政党システム再編
  • (3) 四党制の衰退
  • 第4節 反腐敗と民主的改革
  • (1) ポスト金融危機の諸運動が示した社会課題
  • (2) アイスランド海賊党の言説戦略
  • a. 診断的フレーミング - 反腐敗と反エリート
  • b. 予示的フレーミング - 憲法改正
  • c. 動員的フレーミング - 市民の政治参加の強調
  • まとめと小括
  • 第6章 政党政治を動かす市民たち
  • 第1節 「政党なき民主主義」、孤独な社会、台頭するポピュリズム
  • 第2節 ポピュリズムとは何か - エルネスト・ラクラウを手掛かりに
  • 第3節 「下から」のポピュリズム - 統治の論理を読み解く活動家たちのまなざし
  • (1) 新自由主義的統治とポスト金融危機のフロンティア
  • (2) 民主主義というレンズ
  • 第4節 「市民的有権者」という新たな主体
  • (1) 合理主義モデルからの脱却に向けて
  • (2) 制度政治に介入する「市民的有権者」
  • まとめと小括
  • 終章 政党民主主義の根源化 - ポスト金融危機のラディカル・デモクラシー
  • 第1節 ラディカル・デモクラシー
  • 第2節 アイスランド事例分析のまとめ
  • 第3節 政党民主主義を根源化すること
  • (1) 政党を再考する
  • (2) 政党民主主義の根源化に向けて
  • あとがき
  • 参考文献一覧
  • 索引
  • 奥付

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