医学研究のための統計学入門 研究デザイン・解析・結果の解釈

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2026-09-20
分野: 医学一般  >  医療統計学
ISBN: 9784263206928
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商品紹介

統計学を,「論文を読むための言葉」として学ぶ.
●論文を読む,研究を評価する,臨床にいかす.そのために必要なのは,統計学を「計算」ではなく,「研究を理解し,解釈するための道具」として身につけることである.
●本書は,医学生,薬学生,医療系大学院生,臨床研究を始める医療者を対象として,「統計学的有意差があるか」だけでなく,「どれくらいの差があるのか」「患者さんにとって意味のある差なのか」「研究の限界は何か」を考える力を養うことを目指した.
●研究デザイン,データの読み方,統計解析の基本から発展まで,読者のレベルや目的に応じて学べる3部構成.医学研究と統計学のつながりを,やさしく学べる一冊.

目次

  • 基本編1 臨床研究
     第1章 医学研究データの特徴とまとめ方
      データの種類(量的データ,質的データ)
      データのまとめ方
      代表値表現法(位置の指標,ばらつきの指標,代表値表現の学術論文での報告)
      図示表現法
     第2章 観察研究のデザイン
      観察研究のデザイン(測定のタイミング:横断研究と縦断研究,観察の方向性:前向き研究と後ろ向き研究,コホート研究とケースコントロール研究)
      観察研究のリスク評価指標(比・割合・率,リスク比・リスク差,オッズ比)
     第3章 交絡とその制御方法
      交絡とは
      交絡の調整(研究計画時の調整法,解析時の調整法)
     第4章 ランダム化
      ランダム化の方法(単純ランダム化,ブロックランダム化,層別ランダム化,適応的ランダム化,反応適応的ランダム化,クラスターランダム化)
     第5章 臨床試験のデザイン
      比較可能性を上げる方法(対照群の設定,ランダム化,盲検化)
      一般化可能性を上げる方法(適格基準の設定,解析対象集団の設定,交互作用の評価)
      精度を上げる方法(サンプルサイズ設定)
     第6章 臨床研究の成果報告
      臨床研究の報告ガイドライン
      CONSORT(CONSORTチェックリスト,CONSORTフローダイアグラム)
      STROBE(STROBEチェックリスト,STROBEにおけるフローダイアグラム,STROBEの活用と意義)

    基本編2 基本的な統計手法
     第7章 推定:信頼区間とは
      推定の方法(点推定,区間推定)
      事例:降圧薬ランダム化比較試験における推定の適用(平均の差の点推定と区間推定,割合の点推定と区間推定,割合の差の点推定と区間推定)
      ベイズ法による信用区間
     第8章 検定:P値とは
      検定の手順(仮説の設定,検定統計量の計算,P値の計算,棄却の判定,検定における2種類の過誤)
      計算例(平均値の比較,奏効率の比較)
      検定と推定
      検定の活用と正しい解釈に向けて
     第9章 分散分析
      分散分析の基本原理
      分散分析の具体例と結果の解釈
      多元配置分散分析
      分散分析と他のモデルの関係
     第10章 多重比較
      多重比較法(Familywise Error Rate:研究全体の第一種の過誤の確率,False Discovery Rate:誤検出の確率)
      臨床研究における多重性の問題(複数の水準間の比較,多数の変数に対する検定,複数の時点での検定,サブグループ解析,中間解析)
     第11章 相関と回帰
      相関と因果
      回帰分析
      重回帰分析
     第12章 ロジスティック回帰分析
      二値アウトカムの群間比較の解析(分割表を用いた未調整の解析,層別解析による交絡調整の解析,ロジスティック回帰分析による交絡調整の解析)
      変数選択に関する話題(変数選択における注意点,交絡調整のための変数選択,予後因子や予測モデルのための変数選択)
     第13章 診断精度指標の評価
      性能評価指標
      複数の検査の組み合わせ
      ROC曲線とAUC
      AUCを用いる手法に関する発展的な議論
     第14章 生存時間解析
      生存時間データとその特徴(打ち切り,生存関数とハザード関数)
      生存時間解析で用いられる主な統計手法(生存曲線の推定方法:Kaplan-Meier法,生存関数の群間比較の検定:logrank検定,
                          ハザード関数に対する回帰モデル:Cox回帰モデル)
      発展的な話題:比例ハザード性が成立しない場合(制限付き平均生存時間(RMST),重み付きlogrank検定とMaxCombo検定)

    発展編 発展的な統計手法
     第15章 経時測定データの解析手法
      経時測定データ(経時データにおける比較の考え方,時点間相関,欠測)
      経時測定データに対する統計手法(反復測定混合効果モデル(MMRM),一般化推定方程式(GEE))
      適用事例(MMRMの適用,GEEの事例)
     第16章 欠測データの解析手法
      欠測データ(欠測による問題点,欠測の種類)
      共変量に欠測を伴うデータに対する解析方法
      欠測を伴う経時測定データに対する解析方法(LOCF,反復測定混合効果モデル(MMRM),一般化推定方程式(GEE))
      欠測メカニズムに関する注意点
     第17章 メタアナリシス
      系統的レビューとメタアナリシス(系統的レビューとメタアナリシスの実施の流れ)
      メタアナリシスの統計手法(固定効果モデルと変量効果モデル,異質性の評価と対応,出版バイアスの評価と対応)
     第18章 多変量メタアナリシス
      多変量メタアナリシス
      診断法のメタアナリシス
      ネットワークメタアナリシス
      ベイズ流の多変量メタアナリシス
     第19章 因果推論
      因果効果の定義(個人の因果効果,平均処置効果)
      因果効果が推定可能となる条件(割り当てメカニズムの定義,処置の割り当てメカニズム,ランダム化比較試験と3条件)
      傾向スコアによる交絡の調整(傾向スコア,傾向スコアによる逆確率重み付け推定量,傾向スコアによる層別解析,
                     傾向スコアによるマッチング推定量,傾向スコア解析における注意点)
      実際の研究での傾向スコア解析の利用例
     第20章 医学研究におけるベイズ統計学
      ベイズ統計学の手法とその特徴(尤度,事前分布,事後分布,予測分布,ベイズ流の回帰モデル)
      臨床研究で用いられるベイズ統計学の手法(アダプティブデザインにおけるベイズ統計学の手法,複雑なモデルに基づく解析)

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