危ない精神分析 マインドハッカーたちの詐術

出版社: 亜紀書房
著者:
発行日: 2003-08-08
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 4750503045
書籍・雑誌
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1,980 円(税込)

商品紹介

アダルトチルドレン?幼児期のトラウマ?外傷後ストレス障害(PTSD)?いいえ、それは虚構です。心の問題をすべて「過去」や「親」のせいにする精神療法がある。時としてそれは個人に深刻なダメージを与えることがある。本書は精神分析的手法の誤謬性を明らかにする。

目次

  • 危ない精神分析 マインドハッカーたちの詐術

    ―目次―

    はじめに 記憶回復療法の犯罪性

    序章 聖書、または偽書
     本当に「トラウマ」で記憶が消えるのか?

    第1章 社会的事件となった「記憶回復療法」
     1 先進国を席巻した記憶回復療法
     2 隠された記憶を回復させるプロセス
     3 吹き荒れた”父親狩り”の嵐

    第2章 記憶戦争
     1 批判者たちの登場
     2 記憶戦争の争点を検証する
     3 偽りの記憶を植え付けるのはたやすい
     4 リトラクター(撤回者)たちの告白

    第3章 裁かれるセラピストたち
     1 記憶回復療法を断罪する学会・司法
     2 ハーマンとロフタス女史の最後の戦い
     3 告訴される大家たち
     4 記憶戦争終結宣言

    第4章 記憶回復療法とは何だったのか
     1 「犯人探し」の誘惑
     2 その実証性の有を検証する
     3 グループセラピーの問題点

    第5章 精神分析批判
     1 フロイト理論3度目の崩壊
     2 精神分析もマインド・ハッキングなのか
     3 原因探しをしない心の解決法

    第6章 危ないPTSD概念の拡大
     1 「神経症」概念の復活
     2 PTSD誤診の恐怖
     3 「心の問題」に注目しすぎる現代人

    第7章 心理学書を片手に親にたかる子供たち
     1 日本で精神分析が受容された理由
     2 なぜ日本では父親狩りが起こらなかったか
     3 母親狩り

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