出版社: | メディカルレビュー社 |
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発行日: | 2001-07-25 |
分野: | 臨床医学:一般 > 雑誌 |
雑誌名: | |
特集: | 癌治療の個別化―personalized-chemotherapyをめぐって |
1,991 円(税込)
癌治療の個別化は、癌患者個々の多様性を考慮した場合には誠に妥当な考え方であると思われる。患者の人権を重んじ最適の治療が施せれば誰しも医療としてはひとつの優れた方法であると思うであろう。これまで各種疾病の治療において議論され、今や中堅の医師を中心とした医療現場ではEBMの考え方が実践に移されているところもある。このEBMの目的は患者一人一人に最適名診療を提供することにあるが、この考え方に対してはいまだ批判的な立場をとる意見も少なくない。疾病の治療にEBMが適切であるのかに、医師間では溝が生じていることも否定