現在、理学療法士養成校の教育は、各校独自のカリキュラムによりおこなわれており、それぞれに特徴がある。そのため、養成校の違いによって、理学療法評価や実際の理学療法の方法もいくらか異なっており、その違いが理学療法士の特徴にもなっている。本書では、「脳血管障害片麻痺に対する理学療法評価」について、関西医療学園専門学校での授業内容を主体として、その他必要な内容を網羅してまとめたものである。脳血管障害片麻痺患者さんに対する理学療法評価が詳細に記述されている書籍は少なく、本書は大変貴重な物になると考えている。