新世紀の精神科治療[新装版] 10 慢性化防止の治療的働きかけ

出版社: 中山書店
著者:
発行日: 2009-02-25
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784521730899
シリーズ: 新世紀の精神科治療
書籍・雑誌
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9,900 円(税込)

商品紹介

一般に、内科系、外科系疾患の症状が日単位で変化するのに対し、精神科の場合はその症状変化は週単位で推移するといわれ、慢性化が重要な課題となっている。本書では、この「精神疾患と時間軸」というべきテーマを、生物学的、心理学的、社会学的に解明し、慢性化を防ぐ治療的手段をさまざまな角度から提示している。

目次

  • 新世紀の精神科治療[新装版] 10 慢性化防止の治療的働きかけ

    ―目次―

    ■精神疾患の慢性化は必然か
    1.精神疾患と身体疾患の時間軸
    2.薬物療法の効果が現れるまでに必要な時間と条件
    3.統合失調症の慢性化防止のための予備的治療論
       −精神病理学の見地から
    4.生活療法の効果発現に要する時間と条件

    ■精神疾患を慢性化させる要因はなにか
    1.精神疾患の慢性化をもたらす診断の遅れ・治療開始時期
    2.不適切な薬物選択および副作用
    3.不適切な心理社会療法
    4.人格要因
    5.慢性化をもたらす家族要因は何か
    6.学校・職場・地域の無理解

    ■慢性化させない治療的働きかけとは
    1.精神疾患発症のリスクを軽減するコミュニティ形成
    2.精神疾患発症のリスクを軽減する家族とは
    3.精神疾患患者の早期受診を促進する精神保健システム
    4.精神疾患発症の前駆症状と働きかけ
    5.精神病未治療期間(DUP)の短縮と転帰の改善
    6.精神疾患の慢性化防止のための薬物療法ガイドライン
    7.統合失調症の再発予測と再発防止
    8.精神疾患再発防止のための向精神薬による治療
    9.精神疾患再発防止のための家族への働きかけ
    10.外来治療と入院治療を含む標準的な治療のための基本条件
    11.精神疾患慢性化防止のための社会復帰施設

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