熱傷はこうやって治す

出版社: 医学と看護社
著者:
発行日: 2015-04-30
分野: 臨床医学:内科  >  皮膚科
ISBN: 9784906829514
電子書籍版: 2015-04-30 (第1版第1刷)
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商品紹介

ヤケドは日常でしばしば扱う創傷です。本書で扱うのは一般臨床でしばしば遭遇する軽症の熱傷で、熱傷センターで輸液ICU管理が必要となるような広範囲熱傷ではありません。いわゆる“普通のヤケド”をきちんと治すことは医療スタッフにとってきわめて大切です。 本書は、熱傷の具体的な治療法を写真をもとに経過を追ってわかりやすく解説し、治療過程における様々なノウハウやポイントを心得として示します。

目次

  • 熱傷はこうやって治す

    ―目次―

    1.熱傷の湿潤療法とはどのような方法ですか?
    2.どのような熱傷に適応になりますか?
    3.必要な創傷被覆材は?
    4.外用薬は何を使いますか?
    5.熱傷の湿潤療法は実際にどのようにしますか?
    6.急性期以降の処置はどうしますか?
    7.熱傷のラップ療法はどのようにすればよいですか?
    8.熱傷のラップ療法をする際の注意点と対処法を教えてください
    9.患者への説明、指導はどうしますか?
    10.水疱はどのように処置したらいいですか?
    11.低温熱傷はどうしますか?
    12.クリティカル・コロナイゼーション創はどう対処しますか?
    13.外用薬の間違った使い方について教えてください
    14.被覆材の使い分けはどうしたらよいですか?
    15.熱傷の処置は痛いといわれていますが、
      痛み対策はどうしたらいいですか?
    16.問題症例があったら教えてください
    17.ところで、熱傷にゲーベン(R)クリームを使わないのですか?
    18.小児のヤケドはどう対処したらいいですか?
    19.深い熱傷はすべて植皮ですか?
    20.日本熱傷学会の見解では熱傷のラップ療法は
       すべきでないとされていますが?

    【コラム】
    1.「創傷治療の3 原則」について
    2.食品用ラップおよび穴あきポリエチレンについて
    3.穴あきフィルム法について
    4.なぜラップ療法か?
    5.クリティカル・コロナイゼーションについて
    6.外用薬の基剤とその作用について

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

1 熱傷の湿潤療法とはどのような方法ですか ?

P.9 掲載の参考文献
1) 水原章浩 : 創傷治癒理論に基づいた創傷の治療. 手術 59 (8) : 1203-1208, 2005

7 熱傷のラップ療法はどのようにすればよいですか ?

P.27 掲載の参考文献
2) 水原章浩 : ラップ療法の基本手技. WOCナーシング 2 (1) : 28-35, 2014
3) 水原章浩 : 水道水洗浄, 食品用ラップ使用による浅達性 II度熱傷の治療. 熱傷 32 (2) : 145-151, 2006
4) 水原章浩 : ラップ療法の合併症からその対策~熱傷のラップ療法まで. WOCナーシング 2 (1) : 45-52, 2014

8 熱傷のラップ療法をする際の注意点と対処法を教えてください

P.31 掲載の参考文献
5) 水原章浩 : 食品用ラップや穴あきポリエチレンを用いる熱傷に対するラップ療法の合併症とその対策. 熱傷 39 (2) : 99-105, 2013

12 クリティカル・コロナイゼーション創はどう対処しますか ?

P.46 掲載の参考文献
6) 水原章浩 : クリティカル・コロナイゼーションを呈する創傷の3例. 外科 73 (13) : 1536-1540, 2011
7) 水原章浩, 武内謙輔, 松原恵み, 武田淳子 : クリティカル・コロナイゼーションを呈する褥瘡とその治療. 褥瘡会誌 13 (4) : 606-612, 2011

20 日本熱傷学会の見解では熱傷のラップ療法はすべきでないとされていますが ?

P.85 掲載の参考文献
8) 水原章浩, 尾藤誠司, 大西山大, 武内謙輔, 小林和世, 秋山和宏 : ラップ療法の治療効果~ガイドラインによる標準法との比較検討. 褥瘡会誌 13 (2) : 134-141, 2011
9) 盛山吉弘 : 不適切な湿潤療法による被害・いわゆる "ラップ療法" の功罪. 日本皮膚科学会雑誌 120 (11) : 2187-2194, 2010

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