慢性疾患薬物療法のツボ 糖尿病

出版社: 日本医事新報社
著者:
発行日: 2002-05-15
分野: 臨床医学:内科  >  糖尿病
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
品切れ

5,500 円(税込)

商品紹介

現時点で、糖尿病患者は少なくとも800万人と計算されるが、定期的に検査や治療を受けている患者数は高だか400万人であろう。なぜ、症状が全くない患者を治療しなければならないのか。所期の目的は血管障害を発症させない、進行させないことにあろう。患者一例一例で異なる病態を詳細に把握し、現状分析と予後予測を行い、説明し、必要であれば生活習慣の是正や的確な薬物療法を実践しなければならない。最も重要なことは、食事療法が、運動療法が、薬物のひとつひとつが、いかなる作用機序により体重の適正化、血糖応答反応の改善、脂質代謝の改善、血圧の是正、ひいては血管障害の発症阻止をもたらすのかを、患者さんが理解できる言葉で繰り返し正確に伝えることであろう。(「序にかえて」より)

目次

  • 慢性疾患薬物療法のツボ 糖尿病

    ― 目次 ―

    ●経口薬療法
    総 論
    1 2型糖尿病の特徴と経口薬開始のタイミング
    2 段階的な経口薬治療の考え方
    3 多剤併用の基本的なパターン

    α-グルコシダーゼ阻害剤
    4 薬理作用と適応
    5 基本的な使い方と注意点

    速効型インスリン分泌促進剤
    6 薬理作用と適応
    7 基本的な使い方と注意点

    インスリン抵抗性改善剤
    8 薬理作用と適応
    9 基本的な使い方と注意点

    ビグアナイド剤
    10 薬理作用と適応
    11 基本的な使い方と注意点

    SU剤
    12 薬理作用と適応
    13 基本的な使い方と注意点
    14 新しいSU剤グリメピリドの特徴と使い方
    15 SU剤無効例の判定とインスリンへの変更

    高齢者
    16 経口薬治療の考え方と注意点

    小 児
    17 経口薬治療の考え方と注意点

    ●インスリン療法
    2型糖尿病
    18 インスリン療法開始の適応
    19 開始時インスリン製剤の選択
    20 外来でインスリン療法を導入する際の注意点
    21 インスリンの用法,用量調節の実際
    22 経口薬との併用が必要な場合とは
    23 高齢者へのインスリン療法の方法と注意点
    24 インスリンからの離脱―可能性の判定と離脱後の治療

    1型糖尿病
    25 強化インスリン療法の方法と注意点
    26 持続皮下注入療法(CSII)の適応と方法
    27 強化インスリン療法を必要としない場合
    28 超速効型インスリン製剤の特徴と使い方
    29 経口薬との併用は不要か

    その他のインスリン療法
    30 妊娠糖尿病,糖尿病合併妊娠における血糖管理目標とインスリンの
       使い方
    31 不安定な血糖変動を呈する例への対処法
    32 無自覚性低血糖の頻発例への対処法
    33 インスリン注射部位の異常と対処法
    34 血糖値に応じたインスリン量の調節が必要になる場合
       ―スライディングスケールによる調節方法

    ●薬物治療に共通する問題点
    低血糖
    35 対処法と注意すべき点

    sick day rule
    36 病気,外傷,生理などの際の対処法

    ステロイド剤
    37 ステロイド剤治療を行う場合の血糖コントロール
       ―インスリンが必要な場合とその使い方

    海外旅行時
    38 薬物の使い方

    運動・スポーツ
    39 運動・スポーツ時の対処法

    検査・小手術時
    40 絶食や変則的な食事になる場合の対処法

    ●急性糖尿病合併症
    総 論
    41 糖尿病性昏睡の鑑別診断

    糖尿病性ケトアシドーシス
    42 治療法と注意すべき点

    非ケトン性高浸透圧性昏睡
    43 治療法と注意すべき点

    低血糖性昏睡
    44 治療法と注意すべき点

    乳酸アシドーシス
    45 治療法と注意すべき点

    急性感染症
    46 糖尿病にみられる急性感染症と治療法

    ●糖尿病性血管合併症
    糖尿病性腎症
    47 腎症の病期分類と病期別の治療方針
    48 浮腫とネフローゼに対するアプローチ
    49 血圧管理目標と降圧剤の使い方
    50 腎性貧血に対する治療法
    51 透析療法開始後の各種薬物療法の実際

    糖尿病性網膜症
    52 重症網膜症合併例に対する血糖コントロール
    53 網膜症にとって好ましくない薬剤とは

    糖尿病性神経障害
    54 アルドース還元酵素阻害剤の特徴と適応
    55 しびれとこむら返りに対する治療法
    56 疼痛に対する治療法
    ほか

最近チェックした商品履歴

Loading...