今回の特集では、このC.Pneumoniae感染と動脈硬化症の話題について、これまでの研究成果を振り返り、問題点を確認することで、今後の展望を考える1つの節目になればと思っている。また、執筆者には精力的にクラミジア感染症の研究に関わってこられた、基礎と臨床の諸先生方に加えて、循環器や脳血管の専門の先生方にもお願いし、専門領域からのご意見を反映していただくことができた。今後この領域の研究が、さらに様々な分野とともに手を取りあって、横断的にかつ積極的に進められていくことを期待したい。(「序文」より)