心臓 34/8 8月号

出版社: 丸善
発行日: 2002-08-15
分野: 臨床医学:内科  >  雑誌
雑誌名:
特集: 総説:活性ペプチド類の心臓作用―イヌ心臓局所灌流実験からの考察
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商品紹介

心臓は自律神経支配が濃密な臓器であり、主としてアドレナリン作動性β1受容体(一部β2受容体)、およびコリン作動性ムスカリンM2受容体を介する、著明な陽性および陰性心臓反応が知られている。自律神経系の交感ならびに副交感(迷走)神経における古典的な化学伝達物質としては、各々ノルアドレナリン(NA)とアドレナリンもしくはアセチルコリン(ACh)で代表され、これまで神経伝達物質の主役として認知されている。しかし、現在では他にも数多くの生体内活性物質が神経伝達物質あるいは調整物質として認知されるようになった。いわゆる非アドレナリン非コリン作動性伝達物質と称されるものである。生体内神経物質としては、生体アミン類、プリン類、ペプチド類、NO等多数多くのものが認知されている。なかでも新たな神経伝達物質として注目されているペプチド類の研究はここ10年来最も精力的に行われている。そこで、今回はペプチド類の心臓機能(調律と収縮)に及ぼす作用に焦点を絞り、我々の行ったイヌ心臓を用いての実験成績を基にして、薬理学的に考察してみることにした。

目次

  • 心臓 34/8 8月号

    ―目 次―

    巻頭言 学部における循環器病学教育

    ミニ・コース
    ・チアノーゼ発作の診断と緊急処置

    総説 活性ペプチド類の心臓作用―イヌ心臓局所灌流実験からの考察

    臨床
    ・ペースメーカー感染の予防―自験例と多施設紹介例からの考察
    ・感染性心内膜炎の臨床像と治療成績―10年間における61例の検討

    症例
    ・Late reperfusionが房室ブロックの解除に有効であった急性下壁心筋梗塞の2例
    ・123I-BMIPP心筋シンチグラフィー無集積を契機に発見されたI型CD36欠損症の1小児例
    ・立位にて心電図所見が顕在化したBrugada症候群の1症例
    ・経静脈的に下大静脈内で発育した副腎皮質腺腫の1治験例
    ・著明な心拡大と心機能低下を呈した6ヵ月女児の大動脈縮窄に対する経皮的バルーン拡大術

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