出版社: | クインテッセンス出版 |
---|---|
発行日: | 2002-09-10 |
分野: | 歯科学 > 歯科学一般 |
雑誌名: | |
特集: | 非歯原性歯痛の診断と治療 |
2,420 円(税込)
現在、歯痛が疾患の関連痛として生じることや、歯通に似た症状を示す疾患が明らかとなるなか、従来の歯科的理解の範囲を超えた「非歯原性歯痛」の存在が大きくクローズアップされつつある。しかし、実際の概念の広い普及には至っておらず、非歯原性し痛が理解されないまま、抜髄、抜歯などの無用な治療が行われているのがまだまだ現実のようである。本特集「非歯原性歯痛の診断と治療」は、その種類、診査・診断、そして治療についての正しい理解を促すために企画された。まず、「日常臨床における非歯原性歯痛の概念の重要性」として、非歯源性歯痛の種類、診断手順、治療について論が展開され、つづいて日歯原性歯痛のそれぞれのメカニズムについて治療症例とともに、診査・診断・治療法を解説していただいた。なお、本企画は2001年11月18日に慶應義塾大学病院で開催された「口腔顔面痛懇談会 第2回研究会」の内容を元に新たに歯科臨床家向けに執筆されたものである。