臨床栄養　102/2　2月号

栄養指導には、食事療法を進めていくのに必要な栄養学上の知識を伝達したり技術を指導したりするだけでなく、栄養指導を行なうなかで顕在化してきた患者の感情面の問題にも対応し、患者が病気や食事に適応できるように援助していく必要がある。このような援助を進めていくためには、患者との間に援助的な人間関係を育てていくためのカウンセリング技術を身につけることが求められるのである。本特集では、栄養教育や栄養指導へのカウンセリングの応用について、その基礎的な考え方と、具体的実践を考察した。