別冊「医学のあゆみ」細胞免疫療法の現状

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2003-09-24
分野: 医学一般  >  雑誌
雑誌名:
特集: 細胞免疫療法の現状
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
品切れ

3,300 円(税込)

商品紹介

樹状細胞と腫瘍細胞のクロストークなどの新しい観点を盛り込み,従来の免疫療法の問題点を考え,免疫療法の新たな評価法の確立を含めた細胞治療の動向について記述.造血幹細胞移植や免疫療法などの細胞療法についての新しい評価基準と製品基準に基づいて行われる科学的手法の現況・展望を記述.

目次

  • 別冊「医学のあゆみ」細胞免疫療法の現状

    ―目次―

    ■樹状細胞を用いた細胞免疫療法
     1.DC/DC2によるTh/Th2バランスの制御と癌治療への応用 
      ●樹状細胞サブセットのTh/Th2バランス制御における機能的差異
      ●樹状細胞サブセットのCTL誘導における機能的差異
      ●DCを用いた癌免疫療法の今後の展望

     2.樹状細胞療法―樹状細胞と腫瘍細胞のクロストーク 
      ●担癌生体内での樹状細胞の役割―腫瘍局所での樹状細胞存在の意義
      ●樹状細胞と腫瘍細胞のクロストーク
      ●腫瘍細胞による樹状細胞機能の抑制を打破する方法

     3.樹状細胞療法――前立腺癌への臨床応用  
      ●前立腺癌に対する免疫療法の考え方
      ●前立腺癌に対する免疫療法の臨床試験

     4.大腸癌に対する癌ワクチン療法は可能か
      ●腫瘍抗原HER/neu
      ●腫瘍抗原としてのwild type p
      ●樹状細胞を用いたCEA特異的癌ワクチン療法

     5.造血器悪性腫瘍に対する免疫細胞療法―慢性骨髄性白血病に対する樹状細胞を用いた免疫療法の検討 
      ●慢性骨髄性白血病
      ●樹状細胞を用いた免疫療法の臨床応用
      ●考察

     6.樹状細胞療法―乳癌への臨床応用 
      ●HER2は乳癌免疫的治療での標的となりうる
      ●HER2抗原のMHC結合ペプチド同定
      ●HER2由来ペプチドはCTLを誘導し腫瘍拒絶をきたす
      ●HER2由来ペプチドはin vitroでヒトCTLを誘導する
      ●HER2由来ペプチドを用いた癌ワクチンの臨床展開
      ●抗原エピトープが明らかにされていない場合の癌ワクチン療法
      ●樹状細胞をはじめとするペプチドを用いた免疫的治療の臨床試験

    ■腫瘍細胞ワクチン療法
     7.腫瘍細胞・樹状細胞融合法による抗腫瘍免疫の誘導 
      ●樹状細胞と腫瘍細胞の融合細胞の抗原提示メカニズム
      ●樹状細胞と腫瘍細胞の融合細胞による抗腫瘍免疫の誘導
      ●融合細胞を用いた腫瘍免疫療法

     8.サイトカイン・ケモカインを用いた癌の免疫遺伝子治療
      ●癌の免疫遺伝子治療
      ●サイトカイン遺伝子治療とその改良
      ●ケモカイン遺伝子治療

     9.白血病に対する免疫遺伝子療法
      ●悪性リンパ腫・白血病に対する免疫遺伝子療法
      ●慢性リンパ球性白血病
      ●B-CLLの特徴
      ●遺伝子治療の基礎検討
      ●B-CLL患者に対するCD40リガンド遺伝子療法の臨床試験

     10.遺伝子導入を用いた癌免疫療法の現状
      ●癌に対する免疫遺伝子治療の背景
      ●免疫遺伝子療法のベクター開発
      ●治療戦略からみた免疫遺伝子治療

    ■リンパ球療法
     11.インターフェロン-α活性化自己リンパ球還元療法―イフナンク療法
      ●生体防御能と免疫力
      ●“イフナンク療法”のターゲット
      ●生体(とくに脊椎動物)から非特異免疫を消す2つの方法
      ●イフナンク療法の実際の方法と効果
      ●考察

     12.進行癌に対する自己活性化リンパ球の癌局所移入療法
      ●進行癌への自己活性化リンパ球移入療法
      ●対象症例の選択と自己活性化リンパ球局注の治療効果

     13.腫瘍抗原ペプチドを用いたCTLの誘導 
      ●腫瘍抗原の種類と特徴
      ●In vitroでのCTL誘導
      ●転座を利用した抗原エピトープの決定
      ●抗原ペプチドを利用した免疫療法

     14.腫瘍免疫調節機構―初期γδT細胞応答を中心とした抗腫瘍免疫の抑制反応
      ●γδT細胞の免疫調節機構
      ●γδT細胞による抗腫瘍innate immunityの抑制
      ●γδT細胞による抗腫瘍acquired immunityの抑制作用

     15.NK細胞による腫瘍監視機構 
      ●NK細胞
      ●NKT細胞
      ●NK細胞による癌細胞の増殖,転移の制御
      ●NK細胞による転移の制御のメカニズム
      ●NK細胞のIFN-γ産生による抗腫瘍作用

     16.ヒトNK様T細胞の活性化と細胞免疫療法への応用 
      ●マウスNK様T細胞
      ●マウスNK様T細胞の機能
      ●U5A2-13抗体
      ●ヒトNK様T細胞
      ●ヒトNK様T細胞の活性化と細胞免疫療法への応用
      ●ヒトNK様T細胞の細胞免疫療法への応用

     17.白血病に対する免疫療法としての幹細胞移植 
      ●骨髄非破壊的移植の背景
      ●最初の骨髄非破壊的移植の試み
      ●国立がんセンター中央病院での骨髄非破壊的移植
      ●骨髄非破壊的移植の難治性白血病への適用
      ●DLIの新しい方法
      ●免疫療法が有効でない白血病に対する幹細胞移植
      ●固型腫瘍の骨髄非破壊的移植――GVTの例


    ■抗体を用いた免疫療法
     18.ヒト型抗ガングリオシド抗体を用いた悪性黒色腫と肺癌の治療 
      ●抗体による抗腫瘍活性のメカニズムと標的癌抗原
      ●ガングリオシド抗原
      ●抗GD3キメラ抗体による悪性黒色腫治療
      ●抗GM2キメラ抗体,ヒト化抗体による肺癌治療

     19.胃癌に対するモノクローナル抗体治療 
      ●モノクローナル抗体治療の問題点とその克服
      ●癌に対するモノクローナル抗体治療の現状
      ●癌遺伝子産物erbB-2
      ●抗erbB-2マウス・ヒトキメラMoAbCH401による抗癌作用
      ●In vitroにおける抗腫瘍効果
      ●CH401によるアポトーシスの誘導
      ●In vivoにおける抗腫瘍効果

     20.SEREX法による癌抗原単離と免疫療法への応用
      ●癌抗原単離法としてのSEREX法

最近チェックした商品履歴

Loading...