電気けいれん療法の実践的倫理

出版社: 星和書店
著者:
発行日: 2006-05-11
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 4791106024
書籍・雑誌
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商品紹介

良いことを行う、無害であること、治療を受け入れるか拒否するかの選択権を持つこと、すべての患者に対して公平に治療を行うこと、の4つの倫理原則がECTの治療において重要である。この治療は、多くの重篤な精神疾患に対して効果的であり、安全であるが、さまざまの理由により偏見が強く残っている。本書は、この2人がいなければECTは現在消滅していたであろうというほどの功績を残している著者らが表したものであり、豊富な経験と知識に基づいて、多数の症例をあげて論理的な倫理の考察を行っている。

目次

  • 電気けいれん療法の実践的倫理

    ―目次―

    第1章 ECTに押された烙印
     ECTの不適切な使用
     抑制目的のECT
     他の治療法との混同
     治療の特性
     イデオロギーの要因
     経済要因
     専門的見地からの反論
     国による評価
     要約
     
    第2章 医の倫理原則
     主要な倫理原則
     研究の倫理
     要約
     
    第3章 ECTに対する 従来の倫理的アプローチ
     インフォームド・コンセント
     要約
     
    第4章 善行
     うつ病性気分障害
     精神病性うつ病
     費用対効果
     自殺の危険
     産後精神病
     躁病
     統合失調症
     悪性緊張病
     パーキンソン障害
     ECTの実践を最適化するには
     要約

    第5章 無害性
    恐怖と不安
    骨折
    自発的な発作

    認知への影響
    脳への損傷
    要約

    第6章 自律性
     同意能力と合理性
     要約
     
    第7章 正義
     公平な機会の規範
     各国におけるECTの利用状況
     ECTを行わないという医療過誤
     高齢者におけるECT使用に対する偏見
     若年者におけるECTに対する偏見
     知的障害の患者におけるECTに対する偏見
     慢性精神疾患患者におけるECTに対する偏見
     精神疾患に罹患した犯罪者という特別な状況
     要約

    第8章 倫理原則のバランス
     善行対無害性
     善行対自律性の尊重-治療への非合理的拒否
     善行対自律性の尊重-同意も拒否もないとき
     ECTへの非合理的同意
     善行対家族の拒否
     善行対正義-医療の不平等
     善行対正義-法的制限
     善行対正義-法的障害
     医療専門家に対する教育の倫理原則
     要約
     
    第9章 結論
     善行
     無害性
     自律性の尊重
     正義
     どのような立場をとるか

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