もう少し知りたい統合失調症の薬と脳

出版社: 日本評論社
著者:
発行日: 2008-11-30
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784535804173
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商品紹介

どうして薬が効くのか、治療はいつ終わるのか。薬と脳のしくみを中心に、知りたい人のための統合失調症がもう少しくわしくわかる本。

目次

  • もう少し知りたい統合失調症の薬と脳

    ―目次―

    第1章 薬が効くってどういうこと?
    1 妄想が薬で治るのか?
    2 本人の体験
    3 妄想の改善のされ方
    4 妄想に効く薬
    5 同じ薬で健康な人は
    6 妄想への効果の仕組み
    7 薬の効果の解明の順序
    8 あらためて妄想とは
    9 ドーパミンと妄想
    10 統合失調症の妄想
    11 薬が効かない妄想
    12 妄想が生じない仕組み

    第2章 薬を止めたいのだけれど…
    1 治療の中断は困ったことである
    2 中断ではなく終了である
    3 治療を続けるほうが不自然なのかもしれない
    4 治療の見通しと生涯治療計画を提供する
    5 治療継続のための意志と意欲
    6 治療目標を患者と共有する
    7 精神症状と生活機能
    8 患者にとってのリハビリテーション
    9 薬を自分で調節する
    10 治療の対象は病気である
    11 臨床検査で病状を判断する
    12 病気についての患者の気持ち
    13 日常語での診察

    第3章 いつまで飲まなければいけないの?
    1 「薬はいつまで?」
    2 「なぜやめてはいけないのですか?」
    3 「再発しても治ればよいのでは?」
    4 ガイドラインの回答
    5 「ときどき飲むのはどうですか?」
    6 「そもそも治るのですか?」
    7 病状回復の時間経過
    8 「検査でわからないのですか?」
    9 薬物療法終結の心理的意義
    10 おわりに

    第4章 薬が効く仕組み
    1 はじめに
    2 「なぜ薬が効くのか?」が完全に明らかなわけではない
    3 抗精神病薬の効果
    4 薬の効果から精神症状を考え直す
    5 抗精神病薬の作用は対症療法か?
    6 抗精神病薬のドーパミン受容体遮断仮説
    7 ドーパミン仮説の修正
    8 ドーパミン神経系とは?
    9 行動薬理学からみた脳内ドーパミン系と抗精神病薬
    10 認知機能障害と抗精神病薬
    11 生体の治癒力と抗精神病薬の作用
    12 抗精神病薬療法と心理社会的治療は相乗的に作用する
    13 統合失調症になぜ薬が効くのか?

    第5章 生活がうまくいかないわけ
    1 精神疾患と認知機能障害
    2 捉えにくい日常生活の障害
    3 日常生活の障害を捉える視点
    4 日常生活障害の評価は難しい
    5 事物を対象とした障害―認知機能障害
    6 他人についての障害
    7 自分についての障害
    8 非特異的な日常生活の障害
    9 認知機能障害としての統合失調症
    10 生活障害と生活療法の脳科学

    第6章 統合失調症の脳のしくみ
    1 統合失調症の脳の仕組みを知るために
    2 幻聴はどうして聞こえてくるのか?
    3 脳の構造と幻聴
    4 自我障害
    5 人と物
    6 脳構造と神経細胞
    7 統合失調症の原因
    8 治療と予防

    第7章 統合失調症とは―診断と治療の基礎知識
    1 病気の特徴
    2 統合失調症とは
    3 発症しやすい年代
    4 症状
    5 診断
    6 病型
    7 原因
    8 治療
    9 経過
    10 家族や周囲の人の対処法
    11 予後と生活のアドバイス
    12 間違いやすい病気

    付録(1) 脳の働きとこころ―脳科学の発展
    付録(2) 光でこころを見る―脳検査の実用化と当事者中心の医療

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