コラージュ療法実践の手引き

出版社: 金剛出版
著者:
発行日: 2012-03-30
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784772412445
書籍・雑誌
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商品紹介

コラージュ療法は「持ち運べる箱庭」のコンセプトのもとに1987年に開発された。簡単で適用範囲が広く,奥深い方法で,病院,教育,産業,福祉などさまざまな分野に適用されている。本書では,開発者である著者によって,発想のエピソードと発展の歴史,理論的背景,実践活用の方法が述べられ,美術におけるコラージュとの異同についても考察されている。

目次

  • コラージュ療法実践の手引き

    ―目次―

    第?部 コラージュ療法の成り立ち
     第1章 コラージュ療法の開発の経過
      はじめに
      1-1 研究開発の動機づけ―必要は発明の母
      1-2 着想,仮説―ブレイクスルー
      1-3 心理臨床実践へ―いろいろな技術的困難さ
      1-4 効果の確認―心理臨床実践能力の必要性
      1-5 理論化
      1-6 最初の公式発表
     第2章 コラージュ療法の発想とその理論的背景
          ―砂遊び・箱庭・コラージュ―
      はじめに
      2-1 カルフの『カルフ箱庭療法(原題,『砂遊び』)』
      2-2 河合隼雄編『箱庭療法入門』における「箱庭療法」
      2-3 『トポスの知』による「箱庭療法」
      2-4 森谷の「発想」
          ―「レディ・メイドの組み合わせ」の意味
      2-5 芸術から芸術療法(心理療法)へ
      2-6 「療法」とは
      2-7 患者から生まれた「コラージュ」
      2-8 まとめ―コラージュの複素数分析
     第3章 コラージュ療法の発展の歩み
          ―先行研究と歴史的位置づけ―
      はじめに
      3-1 箱庭療法とコラージュ療法にまつわる歴史年表
      3-2 先行研究について―コラージュ療法以前
      3-3 日本におけるコラージュ療法初期文献
      3-4 海外における初期文献
      3-5 『マガジン・フォト・コラージュ』について
      3-6 解題―MPC法とコラージュ療法
      3-7 コラージュ療法研究の発展
      3-8 普及に伴う困難

    第II部 コラージュ療法の実践活用
     第4章 コラージュ療法の実際
      はじめに
      4-1 制作手続き
      4-2 制作における準備
      4-3 切り抜き素材の準備方法
      4-4 切り抜素材の集め方
      4-5 素材として何を集めるか
      4-6 コラージュ制作中の態度
      4-7 コラージュ制作後
      4-8 グループでの制作実習
      4-9 さまざまなアプローチ
     第5章 コラージュ療法のアセスメント
      はじめに
      5-1 箱庭療法のアセスメントの考え方
      5-2 アセスメントの基本的な考え方
      5-3 作品のアセスメント―さまざまな判断軸
      5-4 判断軸の意味について
      5-5 主題によるアセスメント
      5-6 症状のアセスメント
     第6章 コラージュ作品と心理発達課題のテーマ
          ―エリクソンの心理発達図表を軸として―
      はじめに
      6-1 エリクソンの発達理論概要
      6-2 コラージュ作品の発達変化―集計調査のデータから
      6-3 小学生のコラージュ作品
      6-4 思春期―中学生のコラージュ作品
      6-5 ヤングアダルト―20歳代のコラージュ作品
      6-6 働き盛り―成人期のコラージュ作品
      6-7 高齢者のコラージュ作品
      6-8 まとめ―コラージュ作品を貫く「旅」のテーマ
     第7章 コラージュ療法の実践―臨床への適用―
      はじめに
      7-1 不登校のコラージュ療法事例
      7-2 抑うつ神経症のコラージュ療法事例
      まとめ

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