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2,640 円(税込)
ある事象について議論を始める時、まずその事象の定義付けを行わねばならない。「自殺」は日常的に用いられる言葉であるが、その定義は曖昧である。「自殺を議論する場合の最初の難問は、その定義に関する問題である」という高橋の指摘の通り、専門家の間でも意見の分かれるところである。例えば、Durkheimに代表されるように自殺を「自己によってなされた一切の死」と幅広く定義する考え方がある一方、自殺念慮と死の結果の予測性を定義に加える限定的な考え方もある。(「はじめに」より)
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