“理由を探る”認知症ケア

出版社: メディカル・パブリケーションズ
著者:
発行日: 2014-08-06
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784902007657
書籍・雑誌
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商品紹介

「“理由を探る”認知症ケア」は、そのとき、その場面で、認知症がある人に適した方法を編み出すために「理由を探る」ことを優先課題とする、まったく新しい認知症ケアのアプローチ方法です。「“理由を探る”認知症ケア」の実践と普及に長年注力し、高い実績を示してきた著者が著した本書は、“いつでも、誰にでも同じ結果につながる「答え(方法)」を求めること”に終始してきた従来の認知症ケアの常識を180度変える力を持っています。計69項目のわかりやすい解説や実践的レッスン、「“理由を探る”認知症ケア」の実際を視覚化した豊富なイラスト、各章に配した「まとめ」やコラムにより、新しい認知症ケアの世界に触れ、その魅力と可能性を実感することができます。

目次

  • “理由を探る”認知症ケア

    ―目次―

    第1章 認知症ケアの「いま」と「これから」
     1.認知症ケアの「いま」(1)認知症がある人は理解できない?!
     2.認知症ケアの「これから」(1)
        認知症がある人は困っていない?!
     3.認知症ケアの「いま」(2)対処方法を探し求めるケア
     4.認知症ケアの「これから」(2)理由を探るケア
     5.認知症ケアの「いま」(3)認知症にはなりたくない
     6.認知症ケアの「これから」(3)認知症になっても安心とは?
     7.認知症ケアの「いま」(4)認知症予防、そのマイナスの影響
     8.認知症ケアの「これから」(4)
       「予防する」のではなく「備える」
     9.認知症ケアの「いま」(5)困難な介護を防ぐことが重要?!
     10.認知症ケアの「これから」(5)「快の時間を増やす」ケア

    第2章 理由を探れないワケ(1) 〜ご本人との関わりの中で〜
     11.認知症の原因疾患がはっきりしない
     12.コミュニケーションがとりにくい
     13.本人の意向がわかりにくい
     14.わかる力・できる力の見極めが難しい
     15.「良いとき」と「ダメなとき」の違いがわからない
     16.本人の言動のきっかけがわからない
     17.これまでの生活を知る術がない
     18.本人の習慣(こだわり)や好みがわからない
     19.介護者の知識や経験が少ない

    第3章 理由を探れないワケ(2) 〜介護者の内側にある「枠組み」〜
     20.「枠組み」が認知症ケアを難しくする
     21.枠組み・例(1)「答えは一つ」
     22.枠組み・例(2)「問題に対処する」
     23.枠組み・例(3)「言葉はあてにできない」
     24.枠組み・例(4)「わかれば△△できる」
     25.枠組み・例(5)「いつも○○している」
     26.枠組み・例(6)「不穏になると……」
     27.枠組み・例(7)「人と交流するべきだ」
     28.枠組み・例(8)「認知症だから」
     29.枠組み・例(9)「認知症が進んだ」

    第4章 理由を探るための12のレッスン
     30.レッスン(1)「認知症」とひとくくりにしない
     31.レッスン(2)「理解しよう」としない
     32.レッスン(3)“事実”と“解釈”を分ける
     33.レッスン(4)本人に影響を与える要因を知る(1)
        〜身体的要因〜
     34.レッスン(5)本人に影響を与える要因を知る(2)
        〜心理的要因〜
     35.レッスン(6)本人に影響を与える要因を知る(3)
        〜環境的要因〜
     36.レッスン(7)本人に影響を与える要因を知る(4)
        〜個人的要因〜
     37.レッスン(8)本人に影響を与える要因を知る(5)
        〜介護者の影響〜
     38.レッスン(9)場面ごとの「できる力」を知る
     39.レッスン(10)場面ごとの「わかる力」を知る
     40.レッスン(11)「あり得る理由」を三○個以上あげる
     41.レッスン(12)「わからなくてもよし!」とする

    第5章 ケアの可能性を広げる最強チームの条件
     42.立ち返るべき「ケアの軸(=何のための介護か?)」がある
     43.“概況”ではなく“場面”に注目する
     44.“あと”ではなく“まえ”を振り返る
     45.“仮説”にとらわれない
     46.言葉の背景にある「枠組み」に気づく
     47.BPSDで表現しない
     48.本人の言葉に耳を傾ける
     49.本人らしさを細部に見いだす
     50.人のつながりを活かせる
     51.成功体験を手放せる

    第6章 ケアが変わるコミュニケーションのコツ
     52.そもそもコミュニケーションとは何か?
     53.「やり方」の前に大切な「あり方」を整える
     54.「否定しない」ではなく「有を与える」
     55.心が通い合う土台=「一緒にいる」状態をつくる
     56.感覚に働きかけて“覚醒”をうながす
     57.「間」がもたらす価値を知る
     58.本人の体験に目を向ける
     59.言葉(セリフ)・表情・行動からサインを読み取る
     60.自分の“表現”に気づく

    第7章 家族を支えるプロであるために
     61.本人を支え、家族を支える
     62.家族は「介護者」ではない
     63.家族の関係に正解はない
     64.初体験の連続である
     65.「介護負担」を勝手に決めない
     66.「期待」は愛情の表れである
     67.詰まりがちな心をクリアにする
     68.「承認」は連鎖する
     69.人の存在が人を勇気づける

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