世界の人びとに健康を行き渡らせるために

出版社: 日本評論社
著者:
発行日: 2014-08-31
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784535984042
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商品紹介

国や組織を越え世界の健康問題に取り組んできた著者による選りすぐりの医療・医学エッセイ。問題解決の難しさに呻吟しつつ、希望を見出す。

目次

  • 世界の人びとに健康を行き渡らせるために

    ―目次―

    序 文   ベネデット・サラチェ―ノ

    1 健康と社会

    (1) 発展と健康、どちらが先か
    (2) 成功を一つの尺度で計るのは危険
    ――社会救済の千里の旅も最初の一歩から
    (3) これほど多くの情報を享有できるのに、
    世界がもっと住みやすい場所にならないのは
    なぜか?
    (4) ほぼパーフェクトであるというために
    ――政治家が使う四つの手法と決まり文句
    (5) 自分たちは恵まれている
    ――ツナミの体験から
    (6) 4月1日の学会発表へ――この世界を少しだけでも
    良くするベストな選択をしよう
    (7) 健康とは――WHO憲章の批判的検討を通して
    (8) アフリカには百万長者が何人いるか?
    ――高額な薬価と増える自由診療
    (9) スティグマと差別に対してなにもしない
    ――もはや許される選択肢ではない
    (10) 病気の種類によって差が付けられるのはなぜか
    ――すべての人に均しく治療の機会を

    2 変わりつづける世界の中での医学

    (11) 科学技術の発展によって人びとは
    より良いヘルスケアを受けられるようになる
    ――○か、×か?
    (12) 世界銀行からのグッドニュース
    ――社会資本の概念導入
    (13) エイズのパズル――酷な経験と有益な教訓
    (14) 34.8℃と熱波――人命を守るフランスでの試み
    (15) 病気の三つの側面を知る
    ――それが私たちの生きている世界そのものだから
    (16) 黒い雲の裏面は銀色に輝いている
    ――市民社会において相互依存は権利である
    (17) なにごともほどほどに
    ――ヒキコモリ症候群と運動依存症へ
    (18) ヘルスケア・システムは多種多様
    ――一枚の絵ではなくモザイク画のように

    3 医者として生きること、そしてそこにあるジレンマ

    (19) ある流行病が世界中のヘルスケアの脅威と
    なっている――制度全体の改革とともに
    個人でもできる改革から始めよう
    (20) モノの言い方――新薬販売の担当者に学ぼう
    (21) プラセボ、その栄光を讃えよう
    ――治療は人間と人間の出会い
    (22) 頭脳流出
    (23) ドクターはなにをすべきか?
    (24) ジレンマの渦中で生きるベストな方法とは
    ――まずジレンマに気づくこと

    私が歩んできた途 ある旅人の回顧

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