子どもの精神療法

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2015-02-28
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753310883
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商品紹介

子どもの心理治療では予期せぬことがよく起こる。子どもたちは,大人の「こうなるだろう」といった想定をはるかに飛び越えて,治療者は毎日その波乱に巻き込まれる。そんな子どもの臨床において,著者がもっとも重要視しているのが「自由さ」である。既成の理論や知識をいくら学んでも追いつかないところは,結局,治療者自身の個性がもつ「自由さ」からくる変法である「その人なりの治療技法」を身につけ,治療するしかない。精神療法を志す者にとって,究極の目標は「自由になる」ことと言っても差し支えないのである。本書では,著者の臨床的工夫の一つである「家族−遊戯療法」の症例などをもとに,治療における「自由さ」とは何なのか,それを求める意義,そして「自由さ」を目指す道のりについてを示す。

目次

  • 子どもの精神療法

    ―目次―

    序 章

    第I部 治療者の抱く不安と不自由さ
     第1章 子どもの心理臨床
     第2章 子どもの精神療法
     第3章 子どもの見立て
     第4章 精神療法における共感について

    第II部 臨床における工夫と自由さ
     第5章 クリニックでの親子臨床
     第6章 家族−遊戯療法
     第7章 子どもと家族への臨床的対応

    第III部 自由さを求めて
     第8章 臨床における自由さとは
     第9章 治療者の感性と自由さ

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