絵でわかる失語症の症状と訓練―言語障害メカニズムから考えよう!!―

出版社: 医学と看護社
著者:
発行日: 2015-09-20
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784906829606
電子書籍版: 2015-09-20 (第1版第2刷)
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商品紹介

本書は、養成課程のどのような世代の方が読まれても失語症学に興味を持てる、失語症学の「入口」のような書籍を意識しました。内容のほとんどは絵で表現されており、非常にわかりやすく書かれています。

目次

  • 絵でわかる失語症の症状と訓練

    ―目次―

    第1章 失語症を考えるにあたって
     1. 失語症を学ぶにあたっての必須用語
      コラム:input課題とoutput課題
     2. 失語症の様々な症状を考える前に 
     3. 言語情報処理モデルとは?(認知神経心理学的手法) 
      コラム:↓の意味?
     4. 言語情報処理モデルから考える音声言語
      1)聞いて理解する
      2)名称を発話する(呼称)

    第2章 失語症の言語症状と想定される障害の段階
     1. 表出でみられる症状
      1)語性錯語
      2)音韻性錯語
      3)新造語
      4)再帰性発話
      5)喚語困難
      6)発語失行
      7)迂言
      8)形態性錯書
      9)意味性錯書
      10)音韻性錯書
     2. 理解でみられる症状
      1)純粋語聾
      2)語形聾
      3)語義聾
      4)純粋失読
     3. その他
      1)エコラリア
      2)音韻性錯読
      3)意味性錯読
      コラム:補完現象
      コラム:錯読と失読
      コラム:錯書と失書
      コラム:ジャルゴン

    第3章 失語症の訓練例
     1. 訓練の考え方
     2. 失語症訓練
      1)理解面の訓練
      2)表出面の訓練

    第4章 付録:訓練教材
     付録1.音韻合成 
     付録2.単語音韻の分解 
     付録3.音韻抽出(1) 
     付録4.音韻抽出(2)
     付録5.音韻統合
     付録6.訓練課題の考え方例

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

参考文献

P.90 掲載の参考文献
1) 小嶋知幸, 大塚裕一, 宮本恵美 : なるほど! 失語症の評価と治療, 金原出版, 2010
2) 種村純ほか : 失語症 Q&A, 新興医学出版, 2013
3) 小嶋知幸 : 失語症の源流を訪ねて, 金原出版, 2014
4) 加藤正弘, 小嶋知幸 : 失語症のすべてがわかる本, 講談社, 2006
5) 佐野洋子 : 失語症のリハビリテーション, 全日本病院出版会, 1999
6) RA McCarthy, EK Warrington : 認知神経心理学, 医学書院, 1996
7) 佐藤ひとみ : 臨床失語症学-言語聴覚士のための理論と実践, 医学書院, 2001
8) 鹿島晴雄, 種村純 : よくわかる失語症と高次脳機能障害, 永井書店, 2003
9) Anna Basso : 失語症-治療へのアプローチ, 中外医学社, 2006
10) 相澤悟, 児山律子, 草野義尊 : 失語症の言語療法〔語彙訓練〕, 草野嘉直 (編), 有限会社エスコワール, 1993
11) 紺野加奈江 : 失語症言語治療の基礎, 診断と治療社, 2001
12) 星野晴彦, 高木誠, 宇野彰ほか : 高次神経機能障害の臨床実践入門, 新興医学出版社, 2002
13) 竹内愛子, 河内十郎 (編) : 脳卒中後のコミュニケーション障害, 協同医書出版社, 1995
14) 山鳥重 : 神経心理学入門, 医学出版, 1985
15) 今井邦彦, 河内十郎, 辰巳格ほか : 言語障害と言語理論, 今井邦彦, 笹沼澄子 (編), 大修館書店, 1979
16) Henri Hecaen, Martin Albert : 神経心理学 (上), 青士社, 1990
17) Henri Hecaen, Martin Albert : 神経心理学 (下), 青士社, 1990
18) 山鳥重 : 神経心理学入門, 医学書院, 1985
19) 波多野和夫, 中村光, 道関京子ほか : 言語聴覚士のための失語症学, 医歯薬出版, 2002
20) 竹内愛子, 石坂郁代, 金子誠ほか : 失語症臨床ガイド, 協同医書出版社, 2003
21) 笹沼澄子, 綿森淑子, 福迫陽子 : 失語症の言語治療, 医学書院, 1978
22) 田中敬貴, 池田学, 中川賀嗣ほか : 語義失語と意味記憶障害. 失語症研究 12 (2) : 153-167, 1992
23) 松田実, 永田秀子, 原健二ほか : 語義理解障害を中核症状とする超皮質性感覚失語の3例. 失語症研究 13 (4) : 279-287, 1993
24) 餅田亜希子, 宇野彰, 小島和幸ほか : 意味カテゴリーによって異なる呼称成績を示したウェルニッケ失語の1例-カテゴリー分類における階層の観点から-. 失語症研究 15 (3) : 270-277, 1995
25) 河村満, 溝渕淳 : 純粋失読の回復過程 : 発言機序からの考察. 失語症研究 16 (2) : 153-162, 1996
26) 前川眞紀, 金子真人, 新貝尚子ほか : Phonological dyslexiaと考えられた1例の仮名音読過程. 失語症研究 19 (2) : 114-121, 1999
27) 松田実, 鈴木則夫, 水田秀子 : 失語症患者の言語表出過程における錯語の意味. 失語症研究 19 (3) : 170-181, 1999
28) 吉野眞理子, 山鳥重, 高岡徹 : 純粋失読のリハビリテーション : 単語全体読み促進を目指したフラッシュカード訓練とMOR法による検討. 失語症研究 19 (2) : 136-145, 1999
29) 田中春美, 松田実, 水田秀子ほか : word-meaning deafnessの1例. 失語症研究 21 (4) : 272-279, 2001
30) 森加代子, 中村光 : 音韻性失読の1症例-読字過程と障害基盤の検討-. 高次脳機能研究 23 (2) : 149-159, 2003
31) 小野由紀子, 小嶋知幸, 加藤正弘 : 語新作ジャルゴンを呈した流暢型失語の1例. 高次脳機能研究 24 (4) : 377-383, 2004
32) 水田秀子 : 多彩な錯語を呈した「失名詞」失語 : 形式性錯語を中心に. 高次脳機能研究 26 (1) : 8-15, 2006
33) 小嶋知幸 : 復唱における生理心理学的検討-入力および把持の処理過程を中心に-. 高次脳機能研究 26 (2) : 156-168, 2006
34) 松田実, 鈴木則夫, 長濱康弘ほか : 読み書き障害の認知神経心理学-その貢献と弊害-. 高次脳機能研 26 (2) : 141-155, 2006
35) 橋本幸成, 大塚裕一, 宮本恵美 : 文字刺激による補完現象の検討-書字運動による音読促進効果に関する検討-. 言語聴覚研究 3 (1) : 77-85, 2008
36) 宮本恵美, 大塚裕一, 橋本幸成 : 復唱において意味性錯語と非語の語彙化現象を呈した症例-深層失語との比較-. 言語聴覚研究 4 (3) : 150-158, 2007
37) 佐藤幸子, 小嶋知幸 : 失語症における仮名1文字の音読訓練-書字運動による音読促進効果に関する検討-. 言語聴覚研究 3 (1) : 23-30, 2006
38) 田中須美子 : 仮名文字による語の構成を用いた呼称訓練の検討-仮名一文字の音読で語彙化する2症例から-. 言語聴覚研究 5 (2) : 57-65, 2006
39) 大東祥孝 : apraxia of speechにおけるいくつかの問題点. 失語症研究 2 : 112-122, 1981
40) 杉下守弘 : 発話失, aphemie及びanarthrie. 失語症研究 2 : 107-111, 1981
41) 竹田契一 : apraxia of speech について. 失語症研究 2 : 93-106, 1981
42) 志塚めぐみ : 伝導失語の病巣と利き手 : 失語症-音韻の選択・配列機能の局在について. 失語症研究 22 : 306-315, 2002
43) 宮崎泰広, 種村純他 : 失語症者における新造語の出現機序について. 失語症研究 33 : 20-27, 2013

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