神経麻酔

本書は「神経麻酔学」と題し、麻酔管理を行う際の脳脊髄保護のあり方について、解剖学、神経生理学、神経薬理学などの観点からの知識を基盤とする内容を提供し、術前評価、モニタリング、周術期管理の在り方をまず提案した。そして、各脳神経外科手術の麻酔管理に加えて小児脳神経外科手術、心臓血管外科手術、インターベンショナルラジオロジー、妊婦の脳血管疾患の麻酔管理と術後鎮痛のあり方や合併症についても検討を加え、新しい方向性を打ち出してみた。また、昨今話題となっている脳蘇生の展望や脳死と臓器移植を取り上げてみた。