泌尿器科手術手技図譜

出版社：	永井書店
著者：	阿曽佳郎(監修) 高井計弘(著) 亀山周二(著)
発行日：	2000-10-23
分野：	臨床医学：外科 > 泌尿器科学
ISBN：	9784815915926
電子書籍版：	2000-10-23 （初版）

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9,350 円(税込)

表紙
監修の言葉
目次
本書の目的と対象
手術を学んでいく一般的な過程
総論I 術者として手術に向かう心構え
総論II 助手として手術に向かう心構え
梶谷環先生の手術べからず集
各論I 手術一般の基本について
1. 手術一般での実際の注意
1) 体位の取り方
2) 消毒
3) 布のかけ方
4) 手術を始める前に確認すること
5) 術者の姿勢
6) 皮切の置き方
7) 基本的手術器貝の使い方
8) 基本的手術操作
9) 器貝の選択
10) 麻酔医との術中の確認事項
11) 終了時の確認
12) 一般外科医との同一点, 相違点
2. 一般的な基本的手術の流れ
a) 開創
(1) 皮膚切開から筋膜までの切開
(2) 筋層の切断
(3) 腹腔の展開, 手術野を碓保するための癒着剥離
(4) 腹膜外操作での展開
b) 閉創
(5) 腹腔内洗浄, 腸管の並べ方
(6) ドレーン, スプリント類の留置
(7) 創の縫合
3. 特に消化管の吻合について
4. 血管縫合について
各論II 泌尿器科手術の代表的切開法とリンパ節郭清術
1. 泌尿器科手術代表的切開法
[ 解剖 ]
1) 上腹部経腹膜的切開
(1) 剣状突起から臍部付近まての正中切開
(2) 季肋下横切開 ( シェブロン Chevron 切開 )
(3) L型または逆L型切開
2) 腰部腹膜外斜切開
3) 各種の下腹部切開
(1) 恥骨上から臍までの腹膜外下腹部正中切開
(2) 経腹膜的腹部正中切開 + 下腹部腹膜外切開
(3) Pfannenstiel切開
(4) 傍腹直筋切開
2. 泌尿器科の代表的リンパ節郭清術
1) 上腹部のリンパ節郭清の基本 - 対象 ; 腎細胞癌, 腎盂尿管癌, 精巣腫瘍後腹膜リンパ節転移
2) 下腹部のリンパ節郭清の基本 - 対象 ; 膀胱癌, 前立腺癌
(1) 腹膜外骨盤内リンパ節郭清 limited lymphadenectomy
(2) 経腹膜的骨盤内リンパ節郭清
(3) 女性の場合
各論III 幾つかの術式で共通する重要な操作
1. 尿管の剥離, 保護および切断操作
2. 膜様部尿道切断の逆行性術式 ( 膀胱癌, 前立腺癌の逆行性共通術式 )
(1) 前立腺前面の展開
(2) 内骨盤筋膜切開
(3) バンチング結紮
[ 神経血管束を残す場合 ]
(4) 深陰茎背静脈の切断
(5) 尿道の切断
(6) 血管束, 外側靭帯の逆行性切断
[ 血管束を残さない場合 ]
各論IV 手術項目
1. 陰茎
[ 解剖 ]
包茎の環状切除術
2. 精巣
[ 解剖 ]
1) 陰嚢水腫根治術
2) 精巣上体炎 ( 瘻孔形成例 ) の精巣摘除術
3) 陰茎根部横の小切開による精巣摘除術
3. 女性尿道
1) 尿道脱の環状切除術
2) 尿道カルンケル根治術
4. 鼠径部
[ 解剖 ]
1) 精巣腫瘍の高位精巣摘除術
追加例 : [ 鼠径部切開だけでは創外に出ないほど大きな腫瘍の場合および外傷例 ]
2) 外鼠径ヘルニア根治術
5. 後腹膜腔
[ 解剖 ]
1) 左精索静脈瘤の高位結紮術
6. 前立腺 : 肥大症の手術
[ 解剖 ]
1) 恥骨上式前立腺摘除術
2) 恥骨後式前立腺摘除術
7. 前立腺 : 癌の手術
[ 解剖 ]
1) 逆行性恥骨後式前立腺全摘術
(1) 皮切からbunching結紮まで
(2) 尿道切断および逆行性操作 : 神経血管束を温存しない場合
(3) 尿道切断および逆行性操作 : 神経を温存する場合
(4) Posterior peel法
(5) 尿道吻合の運針に問題がない場合
(6) 筆者の膀胱尿道吻合の運針の工夫
(7) 最悪の場合のVest法
2) 全摘工夫編
閉塞性動脈硬化症で, 右大腿動脈 - 左大腿動脈バイパス手術を受け, 人工血管か腹直筋の下を左右に走っている症例
3) 順行性前立腺摘除術について
4) まとめ : 前立腺全摘術の術前イメージトレーニング
8. 膀胱 : 良性疾患の手術およひ膀胱部分切除術
[ 解剖 ]
1) 膀胱高位切開 - 膀胱結石摘出術
2) 卵巣腫瘍膀胱浸潤例の膀胱部分切除
3) 膀胱尿管新吻合
9. 膀胱 : 癌の全摘除術
1) 経腹膜外的逆行性摘除術
2) 経腹膜的逆行性摘除術
3) 経腹膜的順行性摘除術
4) 尿道の操作
(1) 尿道を摘除しない場合
(2) 尿道を摘除する場合
[ 解剖 ]
5) 膀胱全摘女性例
(1) 根冶手術で膀胱尿道, 子宮ともに摘除する場合
(2) 尿路変向が新膀胱のため, 尿道を残す場合
6) まとめ : 膀胱全摘除術の術前イメージトレーニング
10. 尿管
[ 解剖 ]
1) 膀胱尿管移行部狭窄による巨大水尿管例 : 巨大尿管のプリケーション法
2) 下大静脈後尿管例 : 尿管尿管端端吻合
11. 腎盂・尿管
1) 癌の経腰的腎盂尿管全摘除術
(1) 左の症例 : 左腎盂腫瘍
(2) 右の症例 : 下部尿管腫瘍
(3) 尿管摘除 + 膀胱部分切除術
2) 経腹膜的腎盂尿管全摘除術 ( 正中切開 )
馬蹄腎に発生した腎盂腫瘍
3) まとめ : 腎盂尿管全摘除術の術前イメージトレーニング
12. 腎臓
[ 解剖 ]
1) 経腰的腹膜外腎摘除術
(1) 第12肋骨切除法. 左腎細胞癌の症例.
2) 経腹膜的腎摘除術
[ 右腎細胞癌の症例 ]
[ 左腎細胞癌の症例 ]
3) 経腰式腎部分切除術
腎血管筋脂肪腫例
4) まとめ : 腎摘除術のイメージトレーニング
13. 副腎
[ 解剖 ]
1) 経背面式摘除術
(1) 左の症例
(2) 右の症例
2) まとめ : 副腎摘除術の術前イメージトレーニング
14. 腸管
[ 解剖 ]
1) 基本的な回盲部での回腸離断, 再建 ( 手縫い )
(1) 回腸回腸吻合 ( Albert - Lembert縫合 )
(2) 後壁垂直マットレス縫合 + Gambee縫合
2) 基本的な回盲部での回腸離断, 再建 ( 器械吻合 )
3) 回腸と結腸などの離断, 再建
15. 回腸導管
1) 口側端の閉鎖法
2) 回腸 - 尿管吻合
3) ストーマの作成
16. 腸管利用の新膀胱
1) 筆者らの新膀胱
(1) 虫垂の処理
(2) 遊離腸管の切断ラインの決定
(3) 回腸の切断, 回腸回腸端端吻合
(4) 遊離腸管の処理
(5) 新膀胱の後壁の縫合
(6) 底部前壁の横10cmずつの縫合
(7) 前壁5cmの正中縫合
(8) 尿道と新膀胱の吻合
(9) 新膀胱と尿管の吻合
(10) 追加の前壁5cmの正中縫合
(11) 頂部前壁の横10cmずつの縫合
(12) 閉腹
2) Hautmann法
(1) 応用例
(2) 遊離腸管の決定, 回腸の切断・吻合
(3) 腸管の脱管腔化, 後壁のW型の縫合
(4) 底部の形成および尿道吻合
(5) 尿管吻合, 続いて新膀胱の完成
3) 回腸以外の腸管利用
(1) 回盲部と上行結腸を利用する方法 : Indiana pouch ( Ileal patch ) 法
(i) 上行結腸と回盲部の遊離
(ii) 上行結腸および回腸の切断・吻合
(iii) 腸管のテザインの決定, 後壁の縫合
(iv) 底部の作製および尿道吻合
(v) 前壁縫合および尿管縫合
(vi) 新膀胱の完成
(2) S状結腸を利用する方法
4) 女性の新膀胱
5) パウチの一般的な縫合
6) まとめ : 新膀胱作製の術前イメージトレーニング
17. その他
謝辞
さいごに
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索引
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文献

P.337 掲載の参考文献

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