分子生物学講義中継 番外編 生物の多様性と進化の驚異

出版社: 羊土社
著者:
発行日: 2010-09-01
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 9784758120142
電子書籍版: 2010-09-01 (第1刷)
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5,280 円(税込)

商品紹介

分子から紐解く生物多様性への讃歌.地球誕生からヒトが生まれるまで,生物の試行錯誤が面白くってたまらない!豊富なイラストと親しみやすい解説で,生き物の歴史が楽しく身に付く!生物が大好きな人にお勧めです

目次

  • 表紙
  • この教科書を読む学生さんへ
  • 講義のはじめに
  • 目次
  • 1日目 生物とは何か―その特徴
  • I. 物質からみた地球型生物の特徴
  • II. 生物の特徴は高分子有機化合物の集合体
  • III. 水は生き物の主成分
  • IV. 生物はシステムである
  • V. 生物は自然法則に反する存在にみえる
  • VI. 生物は外界からの刺激に応答する
  • VII. 生物は子孫を作る
  • VIII. この本で扱うこと
  • 2日目 生き物の多様性と系統
  • I. 生物の分類と系統
  • II. 分類学の今
  • III. 生物の自然分類
  • IV. どうやって分類するか
  • V. ヒトに身近なところから分類していく
  • VI. 脊椎動物亜門という見通し
  • VII. 原索動物亜門
  • VIII. 脊椎動物門というひとまとめ
  • 3日目 もっと広く動物の世界をグループ分けする
  • I. 分類表と系統樹
  • II. 新口動物のグループ
  • III. 旧口動物のグループ
  • column ヒルガタワムシ
  • IV. 2つの幹の根元のグループ
  • column 個体と群体
  • column 個体が集まった群体
  • column 若返る動物
  • column 後生動物、中生動物、原生動物
  • V. 単細胞生物のグループ
  • column センモウヒラムシの遺伝子解析
  • column ミクソゾアという動物
  • column 進化は生存競争ではない
  • 4日目 植物界のグループ分け
  • I. 植物界の全体像
  • II. 狭義の植物界
  • III. 藻類
  • IV. 菌類
  • V. 全部でどのくらいの種類の生物がいるのか
  • 5日目 生物界全体のグループ分け
  • I. 生物界全体を分ける
  • II. 従来の分類法の限界
  • III. 生物界全体の関係を定量的に測る共通の尺度
  • IV. 分子時計を使って調べる
  • V. 3超界分類
  • VI. 遺伝子の変化しやすさ
  • VII. もう少し動物界の細部をいうと
  • 6日目 真核生物の6界分類と共生進化
  • I. 真核生物の再分類
  • II. 光合成する生き物
  • III. 共生による生物進化
  • column ヒトやウシは葉緑体をもてないのかもしれない
  • IV. 生物系統学の完成へ
  • 7日目 生物多様性は進化によって生まれた
  • I. 生物の歴史を探るために重要な地球の歴史
  • II. 遺伝子と化石で辿る生物の歴史
  • column 炭素の同位体の別の使い方
  • 8日目 地球の誕生から細胞の誕生
  • I. 地球の誕生
  • II. 有機化合物ができる
  • column 電子 (水素) という表現
  • III. 高分子の合成と小胞の生成
  • column 光学活性の問題
  • IV. 古細菌の誕生
  • V. 真正細菌の誕生
  • column 光合成する古細菌もいる
  • 9日目 真核生物の誕生
  • I. 真核生物は古細菌から生まれた
  • II. 真核生物はDNAを貯蔵する核をもった
  • column ゲノムというもの
  • III. 真核生物はクロマチン構造をもった
  • column 体細胞の有限分裂寿命
  • column テロメアと有性生殖
  • IV. 真核生物は複雑な細胞内構造をもった
  • V. 真核生物は細胞骨格をもった
  • VI. 真正細菌の共生とオルガネラ化
  • VII. ヒトの誕生までに必要だったこと
  • column バクテリアとの共生はほかにもいろいろある
  • column 進化を進めるもの
  • 10日目 有性生殖
  • I. 子孫を作るということ
  • II. 真核生物における有性生殖
  • column 不老不死はよいことか
  • III. 生殖細胞と有性生殖のさまざまなあり方
  • IV. 有性生殖の意味
  • column 体細胞クローンというもの
  • V. 動植物の無性生殖
  • column 幹細胞があるだけでは個体はできない
  • VI. 雌雄の決定
  • column 二次性徴は性ホルモンが決める
  • VII. ヒトの場合の生殖細胞形成
  • 11日目 多細胞への多様な遺伝子を準備する
  • I. ラクシャリー遺伝子の準備
  • II. 遺伝子セットの倍数化
  • column 倍数化とパンコムギのルーツ
  • III. 有性生殖による遺伝子の混ぜ合わせ
  • column 染色体数の変化はヒトでは稀である
  • column 隔世遺伝もあり得る
  • IV. DNA組換えによる遺伝子重複
  • column 失われた遺伝子が重複で復活する
  • V. シャフリングによる新しい遺伝子の構築
  • VI. 遺伝子の水平移動とトランスポゾン
  • column 1塩基の変化にも重要な意味がある
  • column Alu配列がヒトを作った?
  • VII. 形作りの遺伝子を用意する
  • VIII. 遺伝子の蓄積とやりくり
  • 12日目 遺伝子の働き方と表現型の変化
  • I. 多細胞動物における遺伝子の働き方の調節
  • II. 細胞分化と遺伝子の働き
  • column 同じ遺伝子をもたない体細胞の例
  • column 1つの遺伝子から異なるmRNAを作るプロセスはいろいろある
  • column mRNAの種類による個別の転写後調節もある
  • column 体細胞で遺伝子を失う例
  • column 女王蜂の発育もエピジェネティクス
  • column インスレーターという配列
  • column X染色体の不活性化
  • column 遺伝子の刷り込み…親から子へ伝わるエピジェネティクス
  • column 体細胞クローンの成功率が低いのは
  • III. シグナル伝達系と遺伝子発現調節
  • IV. 小型RNAというとんでもない調節系
  • column 小型RNAにはいろいろな種類がある
  • column 真核生物のDNAは大部分が遺伝子かもしれない
  • column 人工siRNAは応用価値が高い
  • column RNAiということ
  • 13日目 多細胞真核生物の誕生
  • I. 多細胞化の時代
  • II. 原生代…多細胞生物の夜明け
  • III. 古生代という夜明け
  • column 海産の硬骨魚の繁栄はずっと新しい
  • column 卵が先か親が先か
  • IV. 中生代という時代
  • V. 新生代は哺乳類の時代
  • 14日目 生物大絶滅
  • I. 地球規模の大変動による大絶滅
  • II. プルームテクトニクスと生物の栄枯盛衰
  • III. 超大陸の形成と分裂の歴史
  • IV. 氷河期の襲来
  • V. 大絶滅はどのくらいあったか
  • VI. 大絶滅は進化の源である
  • VII. 生物の繁栄と酸素濃度
  • column 魚類でも胎生がみられる!?
  • 15日目 ヒトの誕生
  • I. 化石からみた霊長類の展開
  • II. ヒトの先祖としてのヒト族
  • column 1つの遺伝子の小さな変化が脳を大きくしたのかもしれない
  • III. 新たな人類の誕生はあるのか
  • column ミトコンドリアを辿って母系先祖へ
  • 講義のおわりに
  • 参考文献
  • 索引
  • 奥付

この書籍の参考文献

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参考文献

P.325 掲載の参考文献
1) 『発生と進化 (シリーズ進化学4)』 (佐藤矩行, 他/著), 岩波書店, 2004
2) 『無脊椎動物の多様性と系統 (バイオディバーシティ・シリーズ 5) 』 (馬渡峻輔, 岩槻邦男/監, 白山義久/編), 裳華房, 2000
3) 『クラゲのふしぎ (知りたい! サイエンス) 』 (久保田信, 上野俊士郎/監, jfish/著), 技術評論社, 2006
4) 『新生物IB・II (チャート式シリーズ)』 (小林弘/著), 数研出版, 1995
5) 『藻類の多様性と系統 (バイオディバーシティ・シリーズ 3) 』 (馬渡峻輔, 岩槻邦男/監, 千原光雄/編), 裳華房, 1999
6) 『宮田隆の進化の話』 (http://www.brh.co.jp/katari/shinka/)
7) 『理系総合のための生命科学 第2版』 (東京大学生命化学教科書編集委員会/編) 羊土社, 2007
8) 『生命 最初の30億年』 (Andrew H. Knoll/著, 斉藤隆央/訳), 紀伊國屋書店, 2005
9) 『山賀進のWeb site』 (http://www.s-yamaga.jp/)
10) 『図解入門 最新地球史がよくわかる本』 (川上紳一, 東條文治/著), 秀和システム, 2006
11) 『化学進化・細胞進化 (シリーズ進化学3) 』 (石川 統, 他/著), 岩波書店, 2004
12) 『高等学校 改訂 生物I』 (田中隆荘, 他/著), 第一学習社, 2007
13) 『ヒトの生物学』 (Daniel D. Chiras/著, 永田恭介/訳), 丸善, 2007
14) 『ラーセン最新人体発生学 第2版 学生版』 (William J. Larsen/著, 相川英三, 他/訳), 西村書店, 2003
15) 『実験医学 VOL.27 No.19 ゲノム機能の進化』 (石野史敏/企画), 羊土社, 2009
16) 『MicroRNAs and the advent of vertebrate morphological complexity』 (Alysha M. Heimberg, et al.), Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 105:2946-2950, 2008
17) 『Large colonial organisms with coordinated growth in oxygenated environments 2.1 Gyr ago』 (Abderrazak El Albani, et al.), Nature, 466:100-104, 2010
18) 『カンブリア爆発の謎 (知りたい! サイエンス) 』 (宇佐見義之/著), 技術評論社, 200819)
19) 『マクロ進化と全生物の系統分類 (シリーズ進化学1) 』 (佐藤矩行, 他/著), 岩波書店, 2004
20) 『Two-phase increase in the maximum size of life over 3.5 billion years reflects biological innovation and environmental opportunity』 (Jonathan L. Payne, et al.), Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 106:24-27, 2009
21) 『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』 (Peter D. Ward/著, 垂水雄二/訳), 文藝春秋, 2008
22) 『人類進化の700万年』 (三井 誠/著), 講談社, 2005
23) 『地球と生命の進化学 新・自然史科学1』 (沢田 健/編著), 北海道大学出版会, 2008
24) 『爬虫類の進化』 (疋田 努/著), 東京大学出版会, 2002
25) 『哺乳類の進化』 (遠藤秀紀/著), 東京大学出版会, 2002
26) 『眼の誕生』 (Andrew Parker/著, 渡辺政隆, 今西康子/訳), 草思社, 2006
27) 『脊椎動物の歴史』 (Alfred S. Romer/著, 川島誠一郎/訳), どうぶつ社, 1981
28) 『ヒトのなかの魚, 魚のなかのヒト』 (Neil Shubin/著, 垂水雄二/訳), 早川書房, 2008
29) 『最初のヒト』 (Ann Gibbons/著, 河合信和/訳), 新書館, 2007
30) 『高等学校 改訂 生物II』 (田中隆荘, 他/著), 第一学習社, 2008
31) 『ワンダフル・ライフ』 (Stephen J. Gould/著, 渡辺政隆/訳), 早川書房, 2000
32) 『図解入門 よくわかる分子生物学の基本としくみ』 (井出利憲/著), 秀和システム, 2007
33) 『図解入門 よくわかる細胞生物学の基本としくみ』 (井出利憲/著), 秀和システム, 2008
34) 『分子生物学講義中継 Part 0~3』 (井出利憲/著), 羊土社, 2002~2006
35) 『動物系統分類学 全10巻 (24冊)』 (内田亨, 山田真弓/監), 中山書店, 1962~1999

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