在宅医療の技とこころ 在宅医療臨床入門 改訂2版

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2018-04-15
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784525208820
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2,420 円(税込)

商品紹介

現代型在宅医療の開拓者の一人である著者が在宅医療の導入から24時間対応,連携などまでを実用的な形で解説.具体的かつ実践的な内容にもかかわらず,在宅医療の理念や姿勢がおのずと身につく入門書.これから在宅医療に取り組む医師はもちろん,すでに関わっている医師も,悩んだ時には立ちかえりたい一冊です.

目次

  • 序 論 現代の在宅医療 
    旧来の「往診」による在宅医療と「現代の在宅医療」

    第1章 在宅医療の導入
    1 初診の患者さんに往診を行うべきか
    2 往診導入面接
    3 医療に関してネガティブな印象を持っている患者さんに対して
    4 訪問時の一般的な留意点
    5 初回訪問時の対応
    6 導入初期の臨時往診や臨時訪問看護

    第2章 在宅医療を行うにあたっての留意点
    1 医療材料や薬を自宅で取り扱うにあたって
    2 アナフィラキシーショックへの対応
    3 針刺し事故(血液体液暴露事故)
    4 交通事故への対応
    5 在宅医療現場で働く看護師の危険性への対応

    第3章 診 察
    1 必要な診療機器
    2 問診と家族からの病状聴取
    3 身体所見
    4 その他の身体所見
    5 複数医師による診察

    第4章 検 査
    1 在宅医療でどのような検査をするか
    2 導入時の情報取得と定期的な検査
    3 急性疾患への対応と自宅で可能な検査
    4 在宅医療における設備や病診連携の考え方

    第5章 家族のエンパワメント
    1 在宅医療を取り巻く環境と家族の境遇について
    2 家族の方法論を学ぶこと
    3 家族の構造変化を知る
    4 家族には歴史がある

    第6章 緩和ケア
    1 「バーチャルな告知」の現実
    2 せめぎあいとの対面
    3 人間関係の中で死のあり方を選択していくこと
    4 自己決定はしばしば社会的なものである
    5 家族への対応
    6 独居者の在宅医療
    7 在宅医療ではがんがあまり痛くないかもしれない話
    8 非がん患者の緩和ケア
    9 在宅緩和ケアにあたっての私たちの価値観について

    第7章 24時間対応
    1 24時間対応は日中の診療内容と不可分である
    2 あおぞら診療所の医師の夜間呼び出しの実態について
    3 電話を受ける手法
    4 病院連携

    第8章 訪問看護師との連携
    1 訪問看護ステーション制度
    2 訪問看護の適用
    3 「医療機関から行う訪問看護」と「訪問看護ステーションから行う訪問看護」
    4 医療サポートとケア全体の構築を訪問看護師に期待する 
    5 本人と家族の支援
    6 24時間対応
    7 訪問看護ステーションとの情報交換
    8 医療処置などについて
    9 訪問看護ステーションの選定
    10 在宅療養現場での看護師労働の危険性についての配慮

    第9章 薬局連携と処方
    1 面分業
    2 在宅医療における薬物療法の技術特性
    3 訪問薬剤指導
    4 在宅医療における投薬知識
    5 デッドストックへの配慮
    6 ホームヘルパーによる服薬介助
    7 訪問看護との業務分担と連携
    8 サービス担当者会議等への出席

    第10章 歯科連携
    1 在宅生活の基本的条件としての「食べること」
    2 歯科適用について
    3 歯科医師にどのような情報を提供するか

    第11章 社会資源活用
    1 介護支援専門員(ケアマネジャー)との連携
    2 地域包括支援センター
    3 障害福祉制度の活用
    4 生活保護制度
    5 成年後見制度
    6 生活福祉資金(長期生活支援資金)貸付制度
    7 生命保険と住宅ローンについて

    第12章 虐待への対応
    1 虐待の定義を知る
    2 居宅での虐待のパターン認識と対応
    3 多職種連携とカンファレンスの重要性
    4 具体的な支援について

    第13章 後継者を育成する
    1 学生実習
    2 臨床研修

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