臨床心理学 20/1 2020年
目次
- 特集 人はみな傷ついている―トラウマケア
1 総論
人はみな傷ついている―“悲しみ”と“哀しみ”の交錯
日本におけるトラウマケアの歴史と系譜
2 トラウマセオリー―概論と理論
［インタビュー］トラウマとリカバリー
2つのトラウマ
複雑性トラウマ（Complex PTSD）―慢性反復性の外傷
心的外傷後成長（Post-traumatic Growth : PTG）―逆境とレジリエンシー
3 トラウマケア―技法と症例
トラウマ・インフォームド・ケア―傷を理解して接する
トラウマフォーカスト・アプローチ―傷に相対する
ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー―傷を語る
マインドフルネス―傷と生きる
トラウマケアと支援者の傷つき―傷に憑かれる
4 語られる傷・語りえぬ傷
虐待・DV
「気づかない男たち」―ハラスメント・スタディーズ
自死遺族
戦争・トラウマ
傷とアジール―ハンセン病療養所生活者の戦後史から
カルト・脱カルト
受刑者の痛みと応答―映画「プリズン・サークル」を通して
投 稿
原著論文
心理師（士）養成大学院における心理実習の教育効果
―地域援助実習に焦点をあてて
理論・研究法論文
心理療法における概念の用い方についての一考察
―Gendlinの理論の観点から
リレー連載
臨床心理学・最新研究レポート シーズン3（20）
「子どもと大人の相互作用―その分析方法と研究課題」
主題と変奏―臨床便り（41）
「人の生に寄り添う」：藤井真樹
書 評
ヤーコ・セイックラほか 著『開かれた対話と未来―今この瞬間に他者を思いやる』
松本俊彦 編『「助けて」が言えない―SOSを出さない人に支援者は何ができるか
松本卓也 著『心の病気ってなんだろう？』
門本 泉 著『加害者臨床を学ぶ―司法・犯罪心理学現場の実践ノート』
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