食卓の危機

出版社: 三和書籍
著者:
発行日: 2020-10-19
分野: 衛生・公衆衛生  >  食品衛生
ISBN: 9784862514127
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1,870 円(税込)

商品紹介

日本は食糧自給率が年々減少し、それをカバーするため輸入食糧に依存する傾向が高まっている。輸入食糧は安全なのか? 遺伝子組み換えの弊害、農薬汚染…。日本国民の健康を脅かす食の危機に警鐘を鳴らす。

目次

  • 第1章 世界が声を上げ始めた
    1.ドキュメンタリー「遺伝子組み換え戦争」
    2.ラウンドアップと遺伝子組み換え作物
    3.グリホサートの健康障害を示す論文
    4.世界は声を上げ始めた
    5.ラウンドアップは、グリホサートのみならず補助剤も強い毒性を持つ
    6.ラウンドアップ耐性雑草出現と複数の除草剤使用
        [コラム]アトラジン(除草剤)/2・4D(除草剤)
    7.ラウンドアップ耐性雑草とジカンバ耐性GM大豆
    8.GM大豆の終わりの始まり?
    9.日本はジカンバ耐性大豆に合わせて残留農薬基準を大幅緩和
    10.TPP協定に遺伝子組み換えの輸入促進条項
    11.米国の裁判で立て続けにモンサント社に賠償判決
        [コラム]バイエル
        [コラム]ドウェイン・ジョンソンvsモンサント

    第2章 この食品が危ない
    1.遺伝子組み換え(GM)作物のターゲットは日本
    2.GMは除草剤耐性か殺虫毒素生成
    3.世界の流れに逆行する日本:グリホサートの残留基準緩和
    4.日本におけるグリホサートの食品汚染事例
      北米産輸入小麦にグリホサートが残留
    5.輸入小麦使用の食パンすべてからグリホサート検出
    6.世界の動きと日本
    7.カナダ、豆のグリホサート使用を排除するも、小豆は例外
    8.テレビCM 日本では野放し
    9.グリホサートは神経毒性のある有機リン系農薬
    10.空中散布は広く地域を農薬汚染する
    11.日本人の神経難病が増加
    12.GM食品の安全性
    13.GM作物の影響
    14.GM規制の国々

    第3章 ミツバチが消えた
    1.ネオニコチノイド系農薬
    2.ネオニコチノイド系農薬の特徴は浸透性、残効性、神経毒性
      ミツバチが巣に戻らず、大量失踪
    3.神経毒性のある他の農薬
    4.禁止や規制に取り組む国際社会
    5.日本だけは基準を緩和
    6.クロチアニジンも基準値を緩和
    7.国産茶からネオニコ農薬の検出
    8.ネオニコが漁業にも影響 宍道湖でウナギが激減
    9.日本でネオニコ使用増加とともに発達障害が増加
      発達障害と農薬~農薬が胎児に高率で移動
    10.コメでの使用
    11.農薬販売中止を求める市民運動
      日本での「脱ネオニコ」の動き
      要望書に対する企業からの回答
      「デトックス・プロジェクト・ジャパン」の毛髪検査の取り組み
    12.急がれる脱農薬社会への転換
      農薬禁止に踏み切るフランス
      EUの市民発議
      欧州委員会 二〇三〇年までの生物多様性・農業戦略を策定 
      有機農業を二五パーセントに
    13.有機の食事が農薬を体外排出
    14.有機農業への転換を急げ
      使用農薬表示で有機転換促進を
    15.有機の学校給食を全国に
        [コラム]「モンサント社の履歴」

    第4章 ゲノム食品は安全か?
    1.ゲノム編集食品
    2.オフターゲットの問題
    3.オンターゲットの問題
    4.ゲノム編集は遺伝子組み換え(GM)
      植物のゲノム編集の場合
      動物のゲノム編集の場合
    5.ゲノム編集の角のない牛に抗生物質耐性遺伝子が存在
    6.安全を確認できない限りゲノム編集は認められない
    7.検出困難だから表示不要の論
    8.ゲノム編集は大企業向けの特許カルテル
    9.トランプ大統領がGM市場拡大のための戦略策定を命令
    10.日本の「統合イノベーション戦略」
    11.ゲノム編集農作物をオーガニックに?
    12.遺伝子ドライブ技術〜生物兵器になるおそれ
       [コラム]アシロマ会議 
       [コラム]<遺伝子ドライブとは> 
       [コラム]ビル&メリンダ・ゲイツ財団

    第5章 種は誰のもの? 
      UPOV条約とモンサント法 
    1.生命体に「特許」?
    2.農民シュマイザーとモンサント社の特許侵害裁判
    3.モンサント社の損害賠償ビジネス
    4.自殺する種子・ターミネーター技術
    5.ターミネーター技術とはどんな技術?
    6.ターミネーター技術をあきらめないアグロバイオ企業
        [コラム]途上国で何が起きているか?
    7.種の独占はハイブリッド品種から始まった
    8.種子業界の権利を拡張する植物新品種保護(PVP)
    9.PVP(植物新品種保護)は途上国の農業を破壊する
    10.自家増殖を禁止させようとする「モンサント法」
    11.種子銀行は何のため?
    12.「緑の革命」がもたらしたもの
    13.モンサント法案を巡る各国の動き

    第6章 売国法はいかにして成立したか
      種子法廃止・農業競争力強化支援法・種苗法改正
    1.種子法とは何か
      この種子法廃止、何が問題なのでしょうか
    2.公的知見を民間に提供せよと迫る農業競争力強化支援法
    3.山田正彦氏の企業米使用の生産者インタビュー・レポート
    4.「売国法」がいともたやすく成立した経緯
    5.種子法廃止で起きる近未来は野菜を見れば分かる
    6.種苗法改正
    7.「品種の海外流出を防ぐ」は後付け
      「種苗法の一部を改正する法律案」の概要から
      農家の自家増殖禁止で何が起きるでしょう?
       [コラム]主要穀物はどこの国でも公的管理があたりまえ
    8.在来種を守れ!

    第7章 私たちの農と食を殺させない
      今こそ「農本主義」と有機農業を
    1.先進国の中でも最低ラインの日本の食糧自給率
    2.今こそ“農本主義”を
      漢書の「機農」が由来。有機農業という言葉
    3.化学肥料は土を壊す
      化学肥料は環境を破壊する
    4.近代化農業は効率が良いのか?
    5.健康な土作りが有機農業の基本
    6.有機学校給食は日本を有機農業国に転換させる原動力になる!

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