標準言語聴覚障害学 聴覚障害学 第3版

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2021-03-01
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784260043502
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商品紹介

言語聴覚士養成校で学ぶ「聴覚障害学」のテキストとして最適な1冊。日本言語聴覚士協会が2018年に発表した「言語聴覚士養成教育ガイドライン」を踏まえた目次建てとし、前版の内容をベースにしながら全面的に改訂している。今版より成人、小児ごとに評価から指導・訓練に至る流れを明確にし、また事例の記載を増やすことで学生の理解がより進む構成とする。加えて各章の冒頭で「学修の到達目標」を設け、学びの指針とする。

目次

  • 第1章 聴覚と聴覚障害
     1 聴覚の機能
      A 感覚のもつ意味
      B 聴覚のはたらき
      C 聞こえとことば
      D 聴覚の発達
     2 聴覚障害とは何か
      A 用語の定義
      B 難聴の発症率と分類
      C 「聞こえる世界」と「聞こえにくい世界」
      D 聴覚障害とライフステージ
     3 聴覚障害のリハビリテーションの歴史と現状
      A 歴史
      B 聴覚障害のリハビリテーションの現状と課題
     4 聴覚障害のリハビリテーションの概要
      A 聴覚障害のリハビリテーションの流れと言語聴覚士の役割
      B 聴覚障害のリハビリテーション/ハビリテーションの内容と構成

    第2章 音と聴覚
     1 音の物理的特性
      A 音波の性質
      B 音の波形
      C 音圧とデシベル尺度
      D 音の周波数とスペクトル
     2 聴覚の心理的特性
      A 聴覚閾値と聴野
      B 音の大きさ(ラウドネス)
      C 音の高さ
      D 音の弁別
      E マスキング
      F 音色
      G 騒音
      H 両耳聴
      I ことばの知覚・認知

    第3章 聴覚と平衡機能の医学
     1 聴覚の発生
      A 聴覚器官の発生
      B 聴覚野の形成
     2 聴覚器官の解剖と生理
      A 解剖
      B 聴覚生理と語音聴取
      C 両耳聴
     3 聴覚の病理
      A 末梢感覚器官の疾患
      B 中枢聴覚伝導路の疾患
      C 遺伝性難聴
      D 聴力の変動
      E 耳鳴
     4 平衡器
      A 発生と解剖
      B 平衡の生理と機能
      C 平衡障害(めまい)疾患

    第4章 聴覚・平衡機能検査
     1 聴覚・平衡機能検査の概要
      A 聴覚・平衡機能検査と言語聴覚士
      B 聴覚機能検査の種類
      C 検査の心得
     2 自覚的聴覚検査
      A 純音による聴覚機能検査
      B 語音による聴覚検査
     3 他覚的聴覚検査
      A インピーダンスオージオメトリー
      B 耳管機能検査
      C 耳音響放射(OAE)
      D 電気生理学的検査
     4 平衡機能検査
      A 平衡機能検査とは
      B 平衡機能検査の種類
      C 体平衡機能検査(前庭-脊髄反射)
      D 眼振検査(前庭-眼反射)
      E 迷路刺激検査
     5 乳幼児聴力検査
      A 検査の意義
      B 検査の特殊性と留意点
      C 乳幼児聴力検査の実際

    第5章 聴覚補償機器
     1 補聴器
      A 構造と機能
      B 適合の理論と実際
     2 人工聴覚機器
      A 種類
      B 構造と機能,適合の理論と実際
      C 幼児期の人工内耳マッピング
     3 補聴援助システム
      A 音響環境と音響知覚
      B 補聴援助システムとは何か
      C 聴覚を活用した補聴援助システム
      D 感覚代行機器として便利な日常生活用具

    第6章 成人難聴のリハビリテーション
     1 成人難聴のリハビリテーションの概要
      A 成人期の聴覚障害の特徴
      B 言語聴覚士の専門性と成人難聴のリハビリテーション
     2 成人難聴の評価
      A 評価の方法と内容
      B 聴覚機能にかかわる評価
      C 障害認識にかかわる評価
      D コミュニケーションにかかわる評価
      E 評価のまとめ
      [事例1]成人難聴 評価サマリー
     3 成人難聴の指導・支援
      A 指導・支援の観点
      B 中途難聴における補聴の課題
      C 補聴器適合の進展と障害認識の変容
      D 語音聴取改善のための聴取訓練
      E 語音聴取における視覚情報の活用
      F コミュニケーションにかかわる支援
      G 中途難聴の聴覚リハビリテーションが目指すもの
      H 難聴発症時期別の対応
      [事例2]成人難聴 指導サマリー

    第7章 小児難聴のハビリテーション
     1 小児難聴のハビリテーションの概要
      A 難聴児のハビリテーションの目的と考え方
      B 小児難聴のハビリテーションの流れと構成
      C 小児期の発達と難聴の影響
     2 小児難聴の評価
      A 聴覚評価
      B コミュニケーション発達評価
      C 言語評価
      D 発声発語評価
      E 認知発達検査
      F 情緒・社会・精神衛生の評価
      G 書記言語力評価
      H まとめと展望
      [事例3]小児難聴 評価サマリー
     3 小児難聴の指導・支援
      A 指導・支援の観点
      B 聴覚活用と聴覚学習
      C 小児期における選択の内容と条件
      D 難聴児の音声言語習得上の課題
      E ハビリテーションプログラムの立案
      F 小児の発達段階と学習方法
      G 言語指導段階
      H 障害認識へのアプローチ
      I 軽度・中等度難聴児の課題
      J 人工内耳装用児の課題
     4 学校教育における指導と課題
      A 聴覚障害児教育の歴史
      B 指導体制
      C 学校教育における聴覚障害児指導の課題
      D 学校教育における言語聴覚士の役割と課題
      [事例4]小児難聴(乳児期) 指導サマリー
      [事例5]小児難聴(幼児期) 指導サマリー
      [事例6]小児難聴(学童期) 指導サマリー

    第8章 特異的な聴覚障害
     1 一側性難聴
      A 概要
      B 原因
      C 対策
     2 中枢性難聴
      A 概要
      B 原因と病態
      C 原因疾患
      D 検査と対応
     3 オーディトリー・ニューロパチー(ANSD)
      A 概要
      B 原因と病態
      C 診断
      D 対策
     4 聴覚情報処理障害(APD)
      A 概要
      B 症状
      C 対策
     5 機能性難聴
      A 概要
      B 検査
      C 診断
      D 対策
     6 視覚聴覚二重障害
      A 概要
      B 支援の留意点
     7 難聴を伴う重複障害
      A 概要
      B 検査・評価
      C 補聴器装用指導とコミュニケーション発達の援助
      [事例7]重複障害(難聴・発達障害) 指導サマリー
      [事例8]重複障害(難聴・脳性麻痺) 指導サマリー

    第9章 情報保障と社会資源
     1 情報保障
      A 情報保障とは何か
      B 情報保障の実際
     2 聴覚障害と社会資源
      A 障害者施策の背景
      B 聴覚障害にかかわる社会福祉制度
      C 聴覚障害にかかわる健診制度

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