症例から学ぶ 内視鏡医・内視鏡技師のための大腸腫瘍診断・治療 手技選択の境目50

出版社: 金芳堂
著者:
発行日: 2021-03-31
分野: 臨床医学:内科  >  消化器一般
ISBN: 9784765318556
電子書籍版: 2021-03-31 (第1版第1刷)
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商品紹介

大腸内視鏡で腫瘍などを取り扱う際に、どのような症状であればESDなのか、EMRなのか、コールドポリペクトミーなのか、開腹なのかetcという手技の選択は常に悩ましい問題である。
腫瘍、ポリープなどに対し、大腸内視鏡を用いる際、手技の選択に悩むような症例であるときに、どういったポイントに着目して手技を選択したら良いのかを、大腸のエキスパートたちがクイズ形式でわかりやすく説明。
そのほか、内視鏡医、内視鏡技師との知識の懸け橋となるコラム「内視鏡技師のノート」やTipsなども数多く収録。大腸内視鏡全般の知識をこの1冊に!

目次

  • PartI 大腸内視鏡の基礎知識
     1 大腸腫瘍の内視鏡診断
     2 治療(EMR、cold polypectomy)総論
     3 大腸ESDの進歩と標準化に向けた試み
     4 大腸内視鏡手術における技師の工夫
     5 内視鏡所見と病理組織所見の究極の対比方法
     6 大腸腺腫の摘除で大腸癌は予防できるのか?

    PartII 大腸内視鏡症例クイズ case1~50
     case1
     case2
     ・
     ・
     case50

    内視鏡技師のノート
     1.介助者から見る内視鏡治療への心構え
     2.ESD時に介助者が気を付けること
     3.病理
     4.大腸癌検診の現状を知ろう
     5.過形成性ポリープとSSLとの違いを知ろう
     6.どうしてSSLは治療しなければならないの?
     7.介助者も知っておきたいprecutting EMR の手技
     8.CSPではどのようなスネアを使うのが良いの?
     9.高齢者へ内視鏡治療を行うときに気をつけることってなに?
     10.病理学的断端陽性時に経過観察となる場合のお話
     11.EMRの再発リスクファクター
     12.小さくても悪性度が高い陥凹性病変
     13.ESD病変における生検の意義
     14.鋸歯病変のカテゴリー
     15.あらためてSSA/P って何?
     16.頻用略語20選 これで医師との会話がスムーズに!
     17.ピオクタニンとインジゴカルミンの違い
     18.粘膜下層(SM)癌におけるSM浸潤距離ってなに?
     19.EUSの見方! これでDrと会話がスムーズに!
     20.腫瘍表面の模様と粘液の関係
     21.操作困難の理由と対処について
     22.局注液はなぜ使うの? その理由と特徴
     23.PCMとS-Oクリップの紹介
     24.EMRにおけるスネアの選び方
     25.肉眼型と内視鏡治療について
     26.JNET分類とは
     27.超音波内視鏡(EUS: Endoscopic ultrasonography)の準備
     28.局注の理由と気を付けること
     29.追加手術の適応は?
     30.当院の洗浄への取り組み
     31.LST定義分類とは
     32.分割EMR ってなに?
     33.高度線維化ってなに?
     34.下部直腸癌と人工肛門の関係とは?
     35.ESD時の体位
     36.虫垂開口部症例の注意
     37.NBIとBLI ってなに?
     38.ESDの粘膜切断は病変からどれくらい離せばいいの?
     39.UEMR ってなに?
     40.Ⅰp型の癌の転移リスク
     41.上行結腸は見落とし率が高い!
     42.若年性ポリープとは
     43.高齢者に追加手術をするとき,しないとき
     44.Rbの病変に対するESDではこれに注意せよ!
     45.T1b癌治療後の経過観察はどうするべき?
     46.T1a,T1bの違い
     47.人工肛門を回避するための方法
     48.適切なスコープの選択法
     49.介助者も知っておきたい! ESDの保険適応について
     50.潰瘍瘢痕部の隆起
     51.介助者も知っておきたい! CSPの適応
     52.カルチノイドの適応と治療
     53.高周波モードの違い Endocut IおよびEndocut Qの特徴

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

Part I 大腸内視鏡の基礎知識

P.9 掲載の参考文献
1) 前山泰彦, 鶴田修. pit pattern分類. 胃と腸. 2017 ; 52 : 736.
3) 田中信治, 住元旭, 林奈那, 他. 大腸通常型腺腫, 腺癌の拡大内視鏡診断. 胃と腸. 2016 ; 51 : 655-671.
5) 工藤進英, 大森靖弘, 樫田博史, 他. 大腸の新しいpit pattern分類-箱根合意に基づいた VI, VN型pit pattern. 早期大腸癌. 2005 ; 9 : 135-140.
7) 藤井隆広, 松田尚久, 神津隆弘, 他. V型pit patternの診断とその臨床的意義 (4) 拡大内視鏡による臨床的分類-invasive patternの診断基準. 早期大腸癌 2001 ; 5 ; 541-548.
9) 工藤進英, 笹島圭太, 小林泰俊, 他. V型pit patternは箱根合意後に何が変わったか-VI 高度不整の定義について. 早期大腸癌. 2006 ; 10 : 185-193.
10) 日本消化器内視鏡学会. 消化器内視鏡ハンドブック, 第1版, pp333-335, 日本メディカルセンター, 2012.
11) 田尻久雄, 加藤元嗣, 田中信治, 他. NBI/BLIアトラス, 初版, pp12-21, 日本メディカルセンター, 2013.
12) 吉田直久, 小木曽聖, 村上貴彬, 他. BLI (Blue laser imaging) とNBI (Narrow band imaging) の相違と類似. 大腸がんperspective. 2016 ; 3 : 128-133.
21) 二上敏樹, 斎藤彰一, 田尻久雄, 他. Narrow Band Imaging (NBI) 拡大観察を用いた大腸腫瘍性病変の異型度・深達度診断能の検討. Gastroenterol Endosc. 2009 ; 51 : 10-19.
27) 寺本彰, 岩館峰雄, 栃尾智正, 他. NICE分類からJNET分類へ. 胃と腸. 2019 ; 54 : pp28-37.
P.23 掲載の参考文献
1) 田中信治, 樫田博史, 斎藤豊, 他. 大腸ESD/EMRガイドライン (第2版). Gastroenterol Endosc 61, in press, 2019.
2) 樫田博史. 大腸EMR (cold polypectomyを含む) の偶発症の実態-文献のreview. Intestine. 2018 ; 22 : 131-138.
3) 樫田博史, 米田頼晃. Cold forceps polypectomyとhot forceps polypectomy (hot biopsy) のメリット・デメリット. 臨牀消化器内科. 2019 ; 34 : 1095-1101.
4) 樫田博史. 大腸ポリペクトミー・コールドポリペクトミー・EMRのコツ. Gastroenterol Endosc. 2017 ; 59 : 311-325.
5) 樫田博史, 山野泰穂, 田村智. ポリペクトミー, コールドポリペクトミー, EMR, 分割EMR. 日本消化器内視鏡学会監修 日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会責任編集 消化器内視鏡ハンドブック改訂第2版 pp394-405, 日本メディカルセンター, 東京, 2017.
6) 樫田博史. 内視鏡的粘膜切除術 (EMR). 日本消化器内視鏡学会/消化器内視鏡技師制度委員会監修 消化器内視鏡技師のためのハンドブック 改訂第7版 pp166-175, 医学図書出版, 東京, 2016.
7) 平尾雅紀, 高桑良平, 河島秀明, 他. 早期胃癌に対するHSE局注を併用した内視鏡的胃粘膜切除法. 胃と腸. 1988 ; 23 : 339.
10) 田中信治, 樫田博史, 斎藤豊, 他. 大腸ESD/EMRガイドライン. Gastroenterol Endosc, 2014 ; 56 : 1598-1617.
11) 田中信治, 樫田博史, 斎藤豊, 他. 大腸ESD/EMRガイドライン (第2版). Gastroenterol Endosc. 2019 ; 61 : 1321-1344.
12) 樫田博史, 米田頼晃. hybrid ESD とprecutting EMR, 大腸がんperspective. 2016 ; 3 : 50-54.
13) 野村美樹子, 藤田直孝, 松永厚生, 他. 大腸腫瘍の内視鏡的粘膜切除術におけるスネア先端刺入法の有用性. Gastroenterol Endosc. 2001 ; 43 : 1821-1827.
P.41 掲載の参考文献
P.60 掲載の参考文献
P.68 掲載の参考文献
1) 日本消化器病学会ガイドライン「大腸ポリープ」http://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/cpgf.html
2) 科学的根拠に基づくがん検診「がん検診ガイドライン 大腸癌」 http://canscreen.ncc.go.jp/guideline/daicyougan.html
3) 佐藤友美, 野崎良一, 鎌田智有, 他. 大腸腺腫発生のリスクの検討-高野病院総合健診センター人間ドックの15年間の検診成績から-. 人間ドック. 2009 ; 24 : 110-115.
7) 石井敏博, 松山まどか, 高橋雅子, 他. 大腸腫瘍の発生と発育に関する検討-大腸腺腫の内視鏡的摘除術の適応と, 摘除後の監視-. 日消集検誌. 1995 ; 33 : 462-468.

Part II 大腸内視鏡症例クイズ case 1~50

P.78 掲載の参考文献
P.83 掲載の参考文献
P.100 掲載の参考文献
P.108 掲載の参考文献
P.165 掲載の参考文献
P.205 掲載の参考文献
1) 住元旭, 田中信治, 林奈那, 他. II. 拡大・超拡大内視鏡における質的診断能向上の検討 (1) 拡大内視鏡診断 b. NBIを主体とした拡大内視鏡観察の立場から (JNET分類). Intestine. 2017 ; 21 : 442-448.
2) 工藤豊樹, 石垣智之, 中村大樹, 他. 拡大内視鏡画像の成り立ち-大腸の画像強調併用拡大内視鏡と色素併用拡大内視鏡. 胃と腸. 2017 ; 53 : 1288-1296.
P.219 掲載の参考文献
P.224 掲載の参考文献
P.225 掲載の参考文献
P.230 掲載の参考文献
P.237 掲載の参考文献
P.245 掲載の参考文献
P.251 掲載の参考文献
P.253 掲載の参考文献
3) 大腸癌研究会 (編). 大腸癌取扱い規約, 第9版. p61. 金原出版, 2018.
4) WHO Classification of Tumours Editorial Board (eds.). WHO Classification of Tumours, Digestion System Tumours. 5th ed. pp163-169. IARC Press, 2019.
6) 藤井隆広, 九嶋亮治. 大腸鋸歯状病変の癌化を考える. 消化器内視鏡. 2012 ; 24 : 1199-1201.
P.263 掲載の参考文献
1) 吉井新二, 石垣沙織, 塚越洋元, 他. 大腸SM癌の内視鏡的摘除後経過観察例の予後. Gastroenterol Endosc 2012 ; 54 : 244-252.
2) 依田雄介, 池松弘朗, 松田尚久, 他. 大腸癌治療ガイドライン 2005/2009の妥当性. 胃と腸 2011 ; 46 : 1442-1448.
P.279 掲載の参考文献
P.297 掲載の参考文献
P.316 掲載の参考文献

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