JRC蘇生ガイドライン 2020

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2021-06-15
分野: 臨床医学:一般  >  救命/救急
ISBN: 9784260046374
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商品紹介

日本蘇生協議会による救急蘇生のガイドラインが5年ぶりに改訂された。編集委員会、作業部会による徹底した議論によって検討され、まとめられたガイドラインは、蘇生現場のコンセンサスとしてまさに必携の書である。すべてGRADEによる評価を採用した国際基準のガイドラインである。新たに「妊産婦の蘇生」「海外での課題」の章を追加し、補遺にはCOVID-19への対応をまとめた。救急蘇生の現場で奮闘するすべての人へ。

目次

  • 序文
     1 JRC(日本版)ガイドライン2020までの作成経過
     2 わが国の心停止の状況
     3 JRC蘇生ガイドライン2020の特徴:救命の連鎖と各作業部会の概要
     4 今後の課題
     5 利益相反(COI)管理委員会の設置とCOI管理について
     JRC蘇生ガイドライン2020作成の方法論
     略語一覧

    第1章 一次救命処置(BLS)
      1 はじめに
      2 BLSのアルゴリズム
      3 アルゴリズムの科学的背景
      4 異物による気道閉塞の解除

    第2章 成人の二次救命処置(ALS)
     1 はじめに
     2 心停止アルゴリズム
      1 はじめに
      2 一次救命処置(BLS)
      3 二次救命処置(ALS)
      4 ROSC後のモニタリングと管理
     3 気道と換気
      1 基本的な気道確保と換気
      2 心停止中の高度な気道確保
      3 気管チューブの気管内留置確認
      4 気道確保下の換気
     4 循環
      1 胸骨圧迫
      2 薬物
      3 体外循環補助を用いたCPR(ECPR)
     5 電気的治療
      1 CPRと電気ショック
      2 VFと無脈性VTへの除細動戦略
      3 波形とエネルギー量
     6 特殊な状況下の心停止
      1 溺水による心停止
      2 肺血栓塞栓症による心停止
      3 オピオイド中毒
     7 心拍再開後の集中治療
      1 呼吸管理
      2 循環管理
      3 ROSC後のPCI
      4 体温管理療法(TTM)
      5 ROSC後のてんかん発作の予防と治療
      6 その他の治療法
     8 予後評価
      1 心停止中の生理学的予後評価
      2 ROSC後の神経学的予後評価
     9 2020年未評価のトピック

    第3章 小児の蘇生(PLS)
      1 はじめに
      2 院外心停止の防止
      3 院内心停止の防止
      4 小児の一次救命処置(pediatric basic life support:PBLS)
      5 小児の二次救命処置(pediatric advanced life support:PALS)
      6 徐脈・頻拍への緊急対応
      7 特殊な状況
      8 ショック
      9 体外循環補助を用いたCPR(ECPR)
      10 ROSC後の集中治療
      11 予後判定と原因検索
      12 2020年に見直されなかった項目

    第4章 新生児の蘇生(NCPR)
      1 はじめに
      2 2020年版NCPRアルゴリズム
      3 新生児蘇生の流れ
      4 検討された22のトピック
      5 今回の改訂で検討できなかった重要なトピック

    第5章 妊産婦の蘇生(Maternal)
      1 はじめに
      2 2020年版妊産婦蘇生アルゴリズム
      3 レビューが行われた妊産婦蘇生のトピックス

    第6章 急性冠症候群(ACS)
      1 はじめに
      2 ACSの初期診療アルゴリズム
      3 ACS診療システムへの病院前からの介入
      4 ACSへの病院前の処置
      5 ACS診断のための心筋バイオマーカー
      6 再灌流療法に関するSTEMIの治療戦略

    第7章 脳神経蘇生(NR)
      1 はじめに
      2 脳神経蘇生への病院前からの介入

    第8章 ファーストエイド(FA)
      1 はじめに
      2 急な病気に対するファーストエイド
      3 急なけがに対するファーストエイド
      4 JRC蘇生ガイドライン2020で見直さなかったCQ

    第9章 普及・教育のための方策(EIT)
      1 はじめに
      2 教育効果を高めるための工夫
      3 普及と実践,チーム
      4 救命処置に関する倫理と法

    第10章 海外での課題
      1 はじめに
      2 CoSTR2020で検討されたCQ

    補遺 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策
      1 COVID-19感染リスク
      2 COVID-19流行期の心停止対応

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