発達障害の精神病理 III

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商品紹介

この『発達障害の精神病理』シリーズは、精神病理学を中心とする関連領域の専門家が集い、議論を深めたワークショップの記録である。シリーズ完結を迎える本書においても、発達障害をめぐって鋭い考察が繰り広げられる。だが、精神病理学によって発達障害を探究することはむしろ、「普通」とは何か、社会性とは何か、言葉による相互理解とは何なのかといった、人間の精神の営み、その不思議さへの根本的な問いかけでもある。歴史が浅いながらも急速に広がった「発達障害」の概念に対し、各論考が多彩な光を当て、臨床の場にも新たな視野と多くの示唆を与えてくれる。

目次

  • 第I部 
     第1章 自閉スペクトラム症のある人の「動機」の構造―社会的動機づけと選好形成―
     第2章 自閉スペクトラム症の精神分析―感覚過敏と過剰記憶に注目して―
     第3章 「その他」の発達障害からみた知覚過程
     第4章 初期統合失調症論からみた自閉スペクトラム症の病態心理
          ―試論:「自己保存本能の欠如」仮説―
     第5章 自殺と殺人の違いについて

    第II部 
     第6章 慢性期の統合失調症と中年期のASD―語りの比較を通して―
     第7章 自閉スペクトラム症における言語の可能性/不可能性,あるいは主体の場について
     第8章 発達障害にみる「病の真理開示性」
     第9章 無人島と自閉症―ミシェル・トゥルニエ=ジル・ドゥルーズにおける他者なき世界―

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