ポリファーマシー解消に効く50のTips

出版社: メジカルビュー社
著者:
発行日: 2022-03-20
分野: 臨床医学:一般  >  薬物療法
ISBN: 9784758322348
電子書籍版: 2022-03-20 (第1版第1刷)
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商品紹介

ポリファーマシーが内包する問題は複雑である。ただ「薬を減らしましょう」と提案するだけではうまくいかないことが多い。薬に対する患者さんの思いをどう読み解くか。患者さんの習慣に対してどう工夫するか。臨床でよく出会う場面を挙げて,具体的なコミュニケーションのコツを解説。
また,薬剤処方時のコツや,よくある症状から薬剤性を疑うためのコツも解説。
「CASE」では症例を挙げて,薬剤師とともに実際の減薬手順を解説。

目次

  • I コミュニケーションからポリファーマシーを解決する!
     1「ポリファーマシー」の何が問題か?
     2「薬が多いので、減らしましょう」という言葉が引き起こす問題
     3「へらそう薬」が合言葉  患者さん自身にモニタリングしてもらおう
     4 減薬には「マナー」がある
     5 マルチモビディティを診るために、ガイドラインを活用する
     6 生活リズムを聞き出す
     7「習慣化」が患者さんのモチベーションを上げる
     8 ポリファーマシーになりやすい患者さんは、 多疾患型? それとも不定愁訴型?
     9 患者さんのヘルスリテラシーを確かめよう
     10「高齢者」と一括りにしてはならない
     11 治療方針を決定するのは誰?  シェアード・デシジョン・メイキングを考える
     12 副作用が出ていませんか? 聞き出す工夫
     13 いつの間にかいろいろな科を受診している患者さん
       ~上手く減薬できていると思ったら、他院で薬を貰っていた~
     
    II くすりからポリファーマシーを解決する!
     1 ポリファーマシー解決の手順
     2 薬はどこで減らす? 誰が減らす?
     3 ポリファーマシーに関する診療報酬:令和2年(2020年)度からの変更点
     4 抗コリン薬が重複していませんか?
     5「抗菌薬(抗生物質)ください」にどう対応するか?
     6 合剤にしてみますか?
     7 もはや糖尿病を無視できない
     8「年だから仕方がない」って本当?  薬剤による症状ではないかを確認する
     9 薬のやめ方、やめることを考えるとき:過活動膀胱治療薬から考える
     10「漢方薬には副作用がない」は嘘
     11 抗認知症薬をどう使うか
     12 ロキソニン®は痛みに効く万能薬?
     13 その症状、薬物有害事象かも?!
     14 薬で認知症になる!? 薬剤性認知機能障害
     15 高齢者では薬が効きすぎることもある  通常の半量からの開始を検討しよう
     16「セット指示」がもたらす弊害
     17 吸入薬・注射薬 ~高齢者とデバイス~
     
    III 症状からポリファーマシーを解決する!
     1 排便に関するトラブル(便秘)
     2 尿に関するトラブル
     3 患者さんの状態に合わせた、尿のトラブルへの処方
     4 せん妄と認知症、不穏はどう違う?
     5 治療により回復可能な認知機能障害を鑑別する
      (慢性硬膜下血腫、水頭症、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、老年性うつ病)
     6 睡眠薬の減らし方
     7 睡眠とポリファーマシー
     8 痛み~慢性疼痛とどう付き合うか~
     9 非薬物療法…言うは易し、行うは難し~理想と現実の間~
     
    IV チームでポリファーマシーを解決する!
     1 患者さんに本心を語ってもらうには  ~コミュニケーションの秘訣~
     2 ポリファーマシー解決のための重要な存在!  薬剤師を仲間にしよう
     3 お薬手帳を最大限に活かす方法
     
    V CASE FILE
     1 薬剤性意識障害
     2 入院で良くなる糖尿病
     3 マルチモビディティ
     4 薬をやめることを考える
     5 重複投与に注意
     6 ポリファーマシーはチームで解決する
     7 不定愁訴か本物か
     8 漢方薬の使い方
     9 処方カスケード(1)
     10 処方カスケード(2)

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

[I] コミュニケーションからポリファーマシーを解決する !

P.24 掲載の参考文献
1) 日本老年医学会, 編. 高齢者脂質異常症診療ガイドライン 2017. https://www.jpn-geriat-soc.or.jp
2) 日本老年医学会, 編. 高齢者高血圧診療ガイドライン 2017. https://www.jpn-geriat-soc.or.jp
3) 平成26年度厚生労働科学研究委託事業 (難治性疾患等実用化研究事業 (腎疾患実用化研究事業) 慢性腎不全診療最適化による新規透析導入減少実現のための診療システム構築に関する研究. CKDステージ G3b~5 患者のための腎障害進展予防とスムーズな腎代替療法への移行に向けた診療ガイドライン 2015. https://jsn.or.jp
P.30 掲載の参考文献
1) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会, 編. 高血圧治療ガイドライン 2019. 東京 : 日本高血圧学会 ; 2019.

[II] くすりからポリファーマシーを解決する !

P.86 掲載の参考文献
1) 奥村泰之. 高齢者への向精神薬処方に関する研究. 高齢者医薬品適正使用検討会 ; 2017.
P.93 掲載の参考文献

[V] CASE FILE

P.164 掲載の参考文献
1) 日本糖尿病学会, 編著. 糖尿病治療ガイド 2020-2021. 日本 ; 文光堂 ; 2020.

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